会計スキル・USCPA

会計はビジネスの共通語。一緒に勉強しましょ。

『人身売買大国日本』  アメリカ様にチクッたのは誰だ

2010-10-20 00:03:35 | 政治
以前、米国の国務省のホームページをなんとなくながめてて、人身売買レポートなるものを見つけて、読んでいると、日本がなんとTier 2に分類されていて、びっくらこいたことがあるんですな。

Trafficking in Persons Report 2009
JAPAN (Tier 2)

Japan is one of several destinations and transit countries to which men, women, and children are trafficked for the purposes of forced labor and commercial sexual exploitation. Women and children from East Asia, Southeast Asia, Eastern Europe, Russia, South America, and Latin America are trafficked to Japan for commercial sexual exploitation and male and female migrant workers from China, Indonesia, the Philippines, Vietnam, and other Asian countries are sometimes subject to conditions of forced labor. Most officially identified trafficking victims are foreign women who migrate willingly to Japan seeking work, but are later subjected to debts of up to $50,000 that make them vulnerable to trafficking for sexual exploitation or labor exploitation. A significant number of Japanese women and girls have also been reported as sex trafficking victims.

女子供が、日本に連れてこられて強制労働や、性的搾取の対象になっている、公式に特定されている被害者は外国人女性で、初めは自発的に仕事を求めてやってきて、後に借金を背負わされて労働搾取、性的搾取されやすくされてしまう。日本人女性についても人身売買被害の多くの報告がある。


で、もっとびっくりしたのは、韓国がKOREA, REPUBLIC OF (Tier 1)に分類されていることでして、韓国は売春王国とかいうイメージもあって、日本の方が程度が悪いというのは、ホンマかなって感じで。


本書を読んでいると、東欧ブルガリアの犯罪組織が、少女を監禁して無理やり売春させるようなやり口を紹介してまして、共産主義が破綻して、資本主義の背景もナニも無い空白地帯に、拝金主義や犯罪がのさばって・・・、みたいな文脈でそういうハナシが出てくるわけですが、

世界犯罪機構(W.C.O.)
ミーシャ・グレニー
光文社


日本も同じなのか、みたいな。

ちなみにブルガリアもBULGARIA (Tier 2)でございます。アフガンもそうだったりして、日本ってホンマに先進国なんかいな?

で、検索してみると、すでに日本のメインストリームなメディアでも報じていたりしてました。



まあ、ひげのおっさんは、いかにもウソッぽくてちょっと笑ってしまいますがね。テレビ報道のやらせは何度も発覚してるんで、こういうの観ても信じられなくなってるんですが、あやしさ一杯だとしても、少なくともそれなりにテレビでも報じられている。

で、なんで、アメリカ様が日本をTier 2に分類しているのか、そういう情報はどっからつかんでいるのかっていうのが今日のテーマなんですが、

たとえばこのブログでは、毎日新聞英語版が根も葉もないことを伝えたために、アメリカ様の目に止まってしまったのではないか、と推測しているんですな。

人身売買国家、日本!? (By 毎日変態新聞)

それはおそらく、アメリカの国務省の担当者の知るところになるくらいの早さと深度で拡散したのではなかろうか。

なるほど。

ただ、どうも事実はそうではないらしく、こないだからご紹介している、米国出身で読売の記者をしていたジャーナリストが書いた TOKYO VICEに、この辺の経緯が詳しく書いてありまして、

Tokyo Vice: An American Reporter on the Police Beat in Japan
クリエーター情報なし
Pantheon


ちょいと長くなったんで、その辺の中身については、明日にします。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿