会計スキル・USCPA

会計はビジネスの共通語。一緒に勉強しましょ。

次はイスラエル問題  ロンドンエコノミスト

2010-03-29 23:43:29 | ロンドンエコノミスト
真実の声、というんでしょうか。
ピーター・シフもそうですが、言っちゃいけなさそうなこともビシビシ言ってしまうところ。それがロン・ポールなんでした。

911テロは、米国にも責任がある、と言っちゃって、ドンぴきされたり、ですな。

で、もういっちょロン・ポールの動画なんですが、

Ron Paul on Gaza 1-3-09


パレスチナ・イスラエル問題では、米国は中立を保つべきだ、と言ってるうちはフツーなんですが、そのうち、ハナシが進んでくると、あれ、

イスラエルは米国に経済的にも軍事的にも完全に依存していて、そのイスラエルのガザ爆撃には米国にも責任が生じる、みたいなことを言ってるようですな。

で、ガザの通り道をふさいで、人々を飢えさせて、爆撃して殺して、これコンセントレーションキャンプ、強制収容所じゃないか、と突っ込んでます。さらっと。

つまり、ナチにやられたことをガザにしている、と言ってるんですな。

さらっと。

こういうことを、おっしゃる人が、米国に、しかも、変な過激派としてではなく、外科医で、下院議員で、大統領選にまで出ちゃった人がいる、ということでして。誰もがうすうす感じていても、それを言っちゃあ、みたいな感じですかね。


で、オバマさんなんですが、ヘルスケア問題が片付いたと思ったら、次は、

A wall of suspicion






イスラエルですな。こないだ、ネタニヤフさんが、米国で、エルサレムは首都だ、と言ってるの動画をはっときましたが、まあ、米政権を逆なでするようなことを言ってて、フツーな感じじゃなかったですな。

で、

When Binyamin Netanyahu and his aides met Barack Obama in the White House on March 23rd, the president forbade any media coverage—not even a quick photograph—in the Oval Office.

ネタニヤフとその連れがホワイトハウスでオバマと会談した際、オバマは、メディアにオーバルオフィスでの写真撮影を含め一切の取材を禁止した。

やるもんですな。そういや、先週のホワイトハウスのプレスブリーフィングを暇つぶしに観てたら、しきりに記者から、一緒には一切写真をとらせたくないのか、みたいな質問を受けてましたな。報道官は、いやいや、ホワイトハウスの中には一緒に写ってる写真がかざってあって、みたいなおとぼけ回答してたみたいですが。

It was even suggested that Mr Netanyahu’s speech may have been written before Mr Obama’s health-care triumph in the House of Representatives the night before. It was said that people in the White House had been brooding with resentment over Mr Netanyahu’s ill-disguised pleasure when Mr Obama’s political fortunes seemed earlier to be sliding.

例のスピーチは、オバマがヘルスケアで勝利する前に書かれたんじゃないか、とも指摘されている。この勝利より前、オバマの政治生命が危いと見て、ネタニヤフが喜んでいたのがバレバレで、ホワイトハウスのスタッフ達が怒っていたとも言われている。

ハハハ。

こうなったら、ホワイトハウスも簡単には引けない感じですね。
米政府、怒ったら怖そう。
まあ、米国、イスラエル関係が揺らぐ、と思っているひとはアンマシいないようで。しかし、日米の基地問題よりは、真っ向勝負している分だけイスラエルの方が大変そうです。

Mr Netanyahu has indeed had a tough time keeping his coalition together. Just before he left for Washington, he and his extreme nationalist foreign minister, Avigdor Lieberman, both secular Jews, persuaded a cabinet majority to accept ultra-Orthodox demands for a new hospital emergency-room to be moved, at high cost, because its previously planned site might contain ancient Jewish graves.

ネタニヤフは、極右と連立を組んでいるんで、結構苦労してるんですね。だから、簡単に政治的な妥協ができない。入植やめるなんていったら首相を辞めるだけですまなかったりして
。昔のユダヤのお墓があるとかで、高いコストをかけて、真新しい病院のエマージャンシールームを移動させられたんだそうですな。

さて、オバマさん。議会や、閣僚にやらせて、最後には自分が出ていって、政治リスクを最大限とって、最後にヘルスケアを通したわけですが、多分、正しいことは認められるという楽観論、自分が出て行けばなんとかなるという自信もおありなんでしょうな。

ABCのThis weekを観てたら、下院でヘルスケア法案が通ったすぐ後で調査したら、民主党の支持率がちょっと上がってたそうですな。法案が通ったんで、皆まじめに読み始める、実際にその中に書かれていることよんだら、そんなに悪くないんじゃないか、とゲストが言うように、思ったのかどうか知りませんがね。

クリントンや、特使にやらせて、バイデンも送り込んで、激怒して帰ってきて、最後は御大登場。写真も撮らせない。ネタニヤフはスピーチで挑発。

ヘルスケアと同じく、政治リスク目いっぱいしょって、何十年も未解決の大問題に取り組むわけで、ほんまだいじょぶかいな。

副島さんは、任期途中でオバマは退任と予言してるんですがね。

ブルーノにロン・ポールが出ている

2010-03-28 13:36:30 | 政治
先週の日曜日に、映画を観に行きまして、

一つはハートロック。
予告編で気になってたんですが、アカデミー賞もとってこれは観なければ、と行ってきました。まあ、良い感じの小品てとこですかね。品が良くて、外さない。

で、もうひとつが、ブルーノ。
一日二本も観るのはしんどいんですが、ハートロックがあまりに辛気臭いんで、もうひとつ観に行ったというわけですな。

ブルーノ。これが、また、期待を裏切らない。
前作のボラート。カザフスタンのニュースで、オモシロ映画があることを知って、ご紹介したことがあるんですが、

日の丸半導体は死なず

結局前橋でやってたんで、わざわざ観に行ってきたんですが、
前橋まで行ったかいがあった、という結構な映画なんですな、ってかメチャメチャやがな。

ブルーノは、ゲイのテレビ司会者という想定で、アメリカに行って、著名人からなにから、おちょくりまくるという映画です。相手はアホ映画の撮影だということを知らないんで。まあ、ひたすらそのリアクションを楽しむという映画です。ボラートも同じですがね。

そのおちょくられた著名人の中に、ロン・ポール下院議員が出てきまして、アーッというくらいびっくりです。映画を観ていただければいいんですが、ゲイのブルーノが言い寄っていって、最後はズボンまで脱いじゃう。ロン・ポールは怒って・・・。

まあ、この映画、最初から最後まで爆笑(あるいはドンぴき)です。

いや、すごい。

さて、ロン・ポールですが、
先日ご紹介したピーター・シフの本に序文を寄せてるんですね。

思想的には、ご自分ではチャンピョン・オブ・コンスティテューション、コンスティテューションナリストとかおっしゃってます。憲法主義者、て言い方があるのかどうか知りませんが、自由を信奉し、小さな政府。リバタリアンとは言われる立場と同じかどうかわかりませんが、多分同じでしょう(調べりゃいいんですが)。

政府の介入を極力減らして、IRSなんて無くしちゃえ、FRB不要論、ヘルスケア法案糞喰らえってとこでして、同じ自由主義だとしても、ネオリベラル的なものとは一線を画して、海外への積極的な介入は否定しています。台湾を守るかどうかも国民の声を聞いてからにしろって言ってますな。

イラク戦争も彼は愛国心まっただ中の米国の中で反対しています(反対に投票したみたいですね)。

経済的には、ヘルスケアなんて政府が介入するから年々コストがあがるんで、民間にまかしときゃそんなことにはならない。エレクトロニクス製品なんて、年々値段が下がってるじゃないか、民間に競争させてれば良いんだ。昔は、教会の非営利の病院があって、金がなくても患者を受け入れていた、政府が規制をして介入するから、そういうものがなくなって、非効率で、貧乏人の行くところがなくなったんだ、みたいな論調ですな。


08年の大統領選では出馬してますが、泡沫候補として終わってますが、このおっさん、同じ、超保守派だとしても、ペイリンみたいなシンプルキャラで勝負するんじゃなくて、かなり知的な、かといって学者的でもない、すぐに頭に血が上って、良い年なのに人にかぶせてがしがししゃべる、しかも、外科医です。

こういう映画でおちょくられるには、ペストなキャラなんですな。人選が良い(なんのこっちゃ)。

彼が、この映画に出ちゃったことが、いろいろと物議をかもしたようで、

Libertarians Gone Wild

As Paul is walking away, you can hear him say, several times, something like, "This guy is a queer!" "The word queer comes out of his mouth three or four times," says an attendee.

怒って部屋から出ていくときに、こいつはqueer だ、と叫んだことについて、いろいろあるようで。これ変態とかホモとか言う意味みたいですが、ポリティカリーコレクトかどうか微妙なようですな。

あら、記事の見出しにリバタリアンって出てますな。彼はリバタリアンってことで。


まあ、こういう人もいて、ちゃんと議員になって、まともなことを言う。
なかなかすごいですな。


この動画、ちょっと長いインタビューですが、良い感じで、どんなおっさんかよくわかります。

Candidates@Google: Ron Paul




米国でどう扱われているか、というのはここで。
(メディアに無視されている、というかキワモノ扱いってとこなんでしょうけど)

Ron Paul - The Censorship Continues - full version


マイケルムーア オバマに幻滅

2010-03-27 01:52:52 | 政治
ヘルスケア改革がうまくいって、左派はさぞかし喜んでいると思ったら、そうでもないんで。

デモクラシーナウに、またまたマイケルムーアがゲストで出てて、かなりガックリきている感じてす。これは意外だったんですな。


Michael Moore - Healthcare Bill P1 - 3-23-2010 Democracy NOW!



Michael Moore: Healthcare Bill “A Victory for Capitalism

The larger picture here is that the private insurance companies are still the ones in charge. They’re still going to call the shots. And if anything, they’ve just been given another big handout by the government by guaranteeing customers. I mean, this is really kind of crazy when you think about it.

大きく見ると依然として保険会社がやりたいようにやる。保険会社の支配が続くのだ。政府から新しいお客さんを保証されて、どでかいプレゼントをもらったってことだ。よく考えてみれば、狂ったハナシだ。

中絶には使えないとか、いろいろ制約があったわけで、

オバマについて。

I don’t think he really cared about a public option. I don’t think he really believes in true universal healthcare that’s managed by we the people. He was the number one recipient of health industry money in the Senate and when he was running for president, so I’m not surprised that he had very little interest in doing any of that.

オバマが真剣にパブリックオプションについて考えたとは思わない。オバマが人々によって運営される本当の意味でのユニバーサルヘルスケアを信奉しているとは思わない。オバマが上院にいたころ、そして大統領選の頃、保険産業から一番お金をもらっていたんで、ユニバーサルヘルスケアについて何もしなかったとしても驚かないね。

I feel so disillusioned. And I sit here on this camera here, and I’m thinking, you know, I’ll try and sound upbeat and positive and optimistic and all this, because people are filled with such despair right now. But I’m sorry, I, too, am filled with that despair.

本当に幻滅した。絶望で一杯だ。


And I think that he isn’t really going to take on the powers that be. He’s not really going to take on the banks and Wall Street. He cut a deal with the pharmaceutical industry so that they got completely left out. There weren’t even touched by this bill, so they get to go on their merry way of bilking the public out of billions of dollars every year.

オバマは奴らを取り締まろうとはしない。ウォールストりートや銀行を本気で従わせるつもりなんてないんだ。オバマは製薬会社と取引して全く手を触れなかった。法案のなかで全く触れられていない。 奴らはこれからも調子よく、毎年人々から何十億ドルも巻き上げ続けるのだ。

とまあ、こんな具合ですが、
ちょっとびっくりなんですな。

そこまで言うか。

ここまで来るのに一苦労で、通すのにいろんな妥協をしたわけですが、そんなボロカス言われることかねえ。

オバマがアフガン派兵を決めた時も結構怒ってましたが、あくまでオバマは良い人って感じで、支持する姿勢は変わらなかったんですが、

今回は、ちょっと違ってます。

今回の件で、当然ながら保守サイドからは石をなげられるほどの反発を受け、左派からはこれですわ。

きっついわー。

Michael Moore - Healthcare Bill P2 - 3-23-2010 Democracy NOW!


Michael Moore - Healthcare Bill P3 - 3-23-2010 Democracy NOW!



こんなんもありますけど・・・。

オバマの仮面を剥ぐ (光文社ペーパーバックス)
浜田 和幸
光文社

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泣く子も黙る イスラエルロビー

2010-03-24 01:40:13 | 政治
副島さんが訳した本で、イスラエルロビーに関する本があって、とっても良い本なんでした。結構ふみこんでまして、イスラエルを支持するのは良いが、やりすぎで、米国がテロの標的になっているのも、そのせいかも、とまで書いてます。

イスラエルを批判するのは大変で、カーターが、パレスチナについて本を出してイスラエルを批判したときもいろいろと物議をかもしたそうで。

イスラエルがまた

イスラエルロビーってのがあって、それがこわい。
政治家はにらまれると落選。イスラエル批判はタブーって感じです。

そのイスラエルロビーの代表選手AIPCでクリントンが話してます。
こんな感じなんですな。

Sec. Clinton Address AIPAC


そしてネタニヤフ首相。

Netanyahu firm on Jerusalem


バイデンが和平交渉のためにイスラエル訪問をしているその中で、新たな入植を許可してバイデンが激怒したニュースが出てたわけですが、

ネタニヤフは、訪米してて、ここでスピーチしてるんですが、

エルサレムに入植しているんじゃない、エルサレムは首都なんだ、と言っちゃってます。

こらあかん。

AIPACってどんな組織か。
ロシアTodayです。

AIPACs power and influence runs deep




イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策 1
ジョン・J・ミアシャイマー,スティーヴン・M・ウォルト
講談社

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カーター、パレスチナを語る―アパルトヘイトではなく平和を
ジミー カーター
晶文社

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ヘルスケア法案 下院を通過

2010-03-23 00:29:59 | 政治
ヘルスケア法案、果たしてどうなるかと思っていたら、無事可決されたようですな。この日曜日の出来事は歴史に残りますね。

で、このヘルスケア改革なんですが、どう見るか。
良くわからないときは、ロンドンエコノミストを読むんでした。






Hammering home reform

この法案は、このままオバマさんがサインして発効するのか、もう一回上院で審議することになるのか、解釈によってはどっちになるかわからない面もあるとかで、必ずしも上院でもう一回可決されなきゃならないというわけでもないようですな。

まあ、それは良いとして、この法案っていうか、改革自身をロンドンエコノミストがどう見ているかですな。

エコノミストは、もともと保守的、というか、自由主義的というか、米国でいうリベラルとは正反対の意味の自由主義、まあ、フリードマンや、サッチャーや、どっちかというと、政府の介入を嫌う立場から書かれることが多いみたいですが、

じゃあ、オバマの改革も反対か、
というとそうじゃない。

The heart of the new reform is a restructuring of America’s deeply flawed insurance market. Insurers would face tough new regulations forbidding such practices as dropping customers with “pre-existing conditions” (real or trumped up), lifetime coverage caps and other cruel practices. In return, though, they would enjoy a vast expansion of the country’s private insurance market.

この改革のキモは、米国のトンデモな保険市場をリストラすることにある。保険会社は厳しい規制に直面し、付保前の条件によって支払いを拒否したり(その条件も本当のこともありでっち上げのこともある)、死亡までの支払いに上限を設けたり、その他ひどい扱いはできなくなる。

とまあ、保険会社がメチャクチャやってるんで、見直しは必要、保険のない人達をカバーするのも良いこと、というところのようで。

ただし、コストが問題で、オバマさんは最終的にはこの改革でコストを下げることにつながると主張しているわけですが、それを批判する意見もあって・・・。

ABCのThis weekにカールロープが登場して、政府の試算はでたらめだみたいなことをペラペラペラしゃべってます。早すぎて何言ってるのかよくわからないんですがね。自分だけ喋りまくって・・・、ガキかよ。

ABC This week


実際にどうなのかについては、これからずっと、事あるごとに議論されることになるでしょうな。


オバマ ゲキをとばす  ヘルスケア法案 投票へ

2010-03-22 00:47:21 | 政治
ヘルスケアサミットで、オバマ自身が出張って行って、7時間も議論したんでした。

すべての問題はテーブルにのっかった。もう十分に議論した。
さあ、投票するときがきた。

てなわけで、そろそろ下院で投票が始まるわけですな。

で、オバマさんが、下院に来て、一発スピーチをしてます。

Obama "Confident" Health Insurance Reform Will Pass


我々は、まじめに努力しているにも関わらず弱っている普通のミドルクラスのために投票するのです。

私のためにではありません。、
スピーカー・ペロシのためでもありません。

かつてリンカーン大統領は言いました。
我々は勝つために投票するのではない。
我々は真実のために投票するのだ。

政治的なリスクのことなんか忘れて、
なんのために立候補したのか思い出せ

手紙を何万通ももらった。
今日、届いた手紙。

オバマ大統領殿。私の娘が病気になって・・・、保険が効かず困り果てています

オバマ大統領殿・・・。

政治が既得権者に乗っ取られている。既得権者の力はものすごく強い。

しかし、我々はこうした、普通のミドルクラスの困り果てている人達を助けるために投票するのだ。

ってな感じ(かなりテキトーな要約です)で、ゲキをとばしています。


報道では、可決されるかどうかは微妙なところで、
通ったとしても、上院で変更なしで可決されなければならないとかで。

まだ道は遠いんですが、オバマさん、大したもんですな。

(私が言うのもなんですが)




米パーム ヤバイことになりつつある

2010-03-21 05:16:04 | ハイテク
ソニーがちょっと前、パームを載せたCLIEとかいうPDAを売ってたけど撤退して云々かんぬんで、パームの名前は日本でも結構しられてるんじゃないかと思います。使い勝手の良いPDAってイメージなんですが、まあ、私としてはPDAはどうもだめですね。いちいち持ち運ぶにはごつすぎて、いろいろやってみたけど、取り出してメモするんなら紙の方がマシ派なんですな。

パームがベライゾンのモバイルホンとして売られてて、結構、ネットでは、アップルのIphone、グーグルのネクスワン、と並んで、スマートフォン3人組、のはずなんですが、19日、株価が急落してます。

Palm, Inc. (PALM) 5days


Palm (NASDAQ: PALM) Retains Market Perform Rating Despite Cash Concerns

Analysts are concerned that Palm’s cash balance may become an issue in the future if sell through does not improve. They explain, “Our GAAP revenues for fiscal 2010E/2011E go to $1.14 billion and $1.42 billion, respectively; our EBITDA estimates go to losses of ($219) million/($175) million. While we are encouraged by efforts to improve sales in the channel and remain impressed by the webOS platform, we believe the margin for error at Palm has grown increasingly thin.”

アナリスト達は、このままセールスが改善しないと、資金繰りが問題になりかねないと心配している。

ここんとこずっと赤字が続いてるんですな。

Income Statement

19日のアーニングコールで、CEOが

Palm, Inc. F3Q10 (Qtr End 02/26/10) Earnings Call Transcript

Our recent underperformance has been extremely disappointing to me personally and to the entire Palm team. But we are more committed than ever to delivering truly innovative mobile experiences to propel our company forward and build value for our stakeholders.

最近のわれわれのパフォーマンスは非常によろしくない・・・。

見通しもいまいちで、株価も急落。資金繰りがどうこういわれるまでになってしまった、ということで、スマートフォン市場は伸びていますが、競争も厳しくて、パームまでが苦境に、というハナシなんですな。



iPhone 3GS v Nexus One v Palm Pre Plus Part 1


金関連株 どうよ エルドラド

2010-03-20 08:22:05 | 資源・インフラ
ピーター・シフが、インフレだ、株安だ、王様は裸だ、と叫んでいて、

ついに王様が風邪をひいてしまって裸だったことがバレた、って感じですが

そのピーターが株として勧めていたのは資源関連株というか、金関連なんですな。

ちょうど4Qの、コンファレンスコールをやったばっかしなんですが、ここの5年チャートをご覧あれ、

ELDORADO GOLD CORP COM NPV (ELD.TO)

ヒャーっ。すごい。リーマンショックで08年の10月あたりに4ドルあたりまで落ちてますが、その後の反発はものすごいですな。結局元の上昇ピッチに戻ってます。

ダウと比較してみると、

ダウとの比較5Y

確かに、ダウは戻しているとは言え、まだまだ、かつての勢いは戻っていない、ってか、かつてとは違う軌道を描いていますね。

この会社のチャート、何と連動しているのか。
そう、金です。

エルドラド、ダウ、ゴールド5Y

いや、きれいに連動してますな。最近は金よりも上回っているんがこれはいくつか買収をしているからなんでしょう。

それと株なんで、金よりも上下のブレは大きいです。


さて、これだけ見ても、収益構造がある程度わかるんですな。

Eldorado Gold Corporation: 2009 Year End Financial Results


09年(左)と08年(右)の4Q比較です。


金の生産/オンス   128,593     81,845
生産コスト       486     404
売値/オンス      1,103     800


見ると、売値が随分上がってますな。金の価格が1000ドルを超えてます。コストも2割ほど上がっているんですが、それ以上に売値が上がってるんですな。
開発を進めて、生産コストも増えるけれど、
生産量も上がって、トータルでは儲けが大きくなっているってことですな。

この会社の場合は、これまで無かった借入までして買収やら、設備投資やらに動いている見たいで、強気の姿勢がうかがえるんですがね。

ピーター・シフは正しかった。

GOLD VS DOLLAR












REIT  資金調達はどうよ

2010-03-18 23:15:42 | 不動産
REITについての記事が出てたんで、ちょいと見てみますと、


Pennsylvania REIT shares surge on credit pact

PHILADELPHIA - Shares of Pennsylvania Real Estate Investment Trust surged to a 52-week high on Friday after the shopping mall REIT announced it has closed on a new $670 million credit agreement.

株価が先週の金曜日に上がったんだそうで。これペンシルベニアREITと言いまして、そのあたりのショッピングモールなんかを中心に投資しているREITのようですな。REITの中では老舗のようです。なんで上がったのかというと、6憶7千万ドルの資金調達について合意ができたとかで。

まあ、つまり、この金融危機で、資金調達に心配があって、調達できるというだけで株価が上がるって状況なわけですな。REITは借入が大きい、ってか、かなりの調達を借入で賄ってるんで、生きるも死ぬも銀行次第みたいなとこもあるんですね。


After markets closed Thursday, the Philadelphia-based REIT said it had closed on a secured credit agreement with $520 million of term loans and a $150 million revolving line of credit with its bank group, led by Wells Fargo Bank.

ウェルスファーゴが仕切っている銀行団と合意したんですな。5.2憶ドルがタームローンで、1.5憶ドルがリボルビングのクレジットライン。

Excluding impairment charges and a gain from extinguishing debt, Pennsylvania REIT's FFO for the latest quarter was a positive $37.3 million, or 81 cents per share.

このペンシルベニアREITって、よく見ると赤字なんですが、インペアメントチャージ、これ多分資産の劣化を控除した分ってことでしょう、と、借入償却による利益を除いた後ではFFOは3千7百万ドルのプラス。

FFOって何?

FFO, which adds items such as depreciation and amortization back to net income, is considered a key gauge of REIT strength.

ああ、この記事にも解説がでてますな。FFOというのは、純利益に減価償却とアモチゼーションなんかを足したものってことで、REITの収益力の指標だと考えられている。

たしかにREITなんかは償却資産が大きい分、減価償却も大きいんで、足して考えないとわけがわからなくなるかもですな。

それともう一点。
金融危機関連ですが、

調達金利も上がってるみたいに見えますな。

FINANCIALS

右が08年、左が09年なんですが

Interest Expense - Total    133,460      112,064
Total Debt          2,572,000      2,274,000

支払い金利が増えてます。
勿論、借入も増えてるんで当然なんですが、金利の増え方の方が大きいですな。

計算すると4.93%から5.19%に0.26%平均金利が上がっている。

こればかにならないですな。なんせ20憶ドル以上借入があるんですからね。年間に何憶円も違ってくる。計算すると7百万ドル近くですな。

これ、平均で0.26%なんですが、この一年で全部の借入の契約が切り替わったわけじゃないんでしょう。当然一部が切り替わった、ないしは追加で調達して平均金利が上がったわけで、それを考えると、09年度に新規契約した借入というのは、かなり金利が高かった、という見方もできるわけですな。

期の途中で切り替わっているわけで、通期で効いてくる今期はもっとインパクトが大きいかも、という恐れもあるわけで。

ただ、FFOが四半期で37百万ドルなんで、まあ、7百万ドル程度増えただけならあんまし関係ないかもですな。7百万ドルは年間ベースの支払い金利負担増なんで。


金利水準よりは、借り換えや追加の調達ができるかどうかって方がずっと問題なわけですな。




LSI 上方修正 法人向け回復?

2010-03-17 23:47:27 | ハイテク
ネットブック向けの需要がちょっとばかし強くても、そんなのチープマネーにすぎなくて、景気回復だの、経済を支えるだの大騒ぎしちゃだめ、というのが昨年の10月だったんですな。要するに法人向けが需要の主体であって、それが回復しないとダメってことなんですね。

テクノロジーセクターは復活して経済を引っ張るか ロンドンエコノミスト

まあ、半年ほどたって、そんなに変ってるはずはないんですが、まあ、兆しみたいな、あるいはちょっとしたぶり返し程度でしょうか、まあ、ちょこっといいハナシもあるんで。

On a GAAP basis, LSI said it expects somewhere between a first-quarter loss of 3 cents a share, ranging up to net income of 4 cents a share, with revenue of $620 million to $640 million.

LSIという会社ですが、あんましよくわかりませんがストレージやネットワーキングをやってるようですな。ほんのちょっとですが、上方修正してます。

"Our revised guidance reflects greater-than-anticipated strength in the recovery of enterprise information technology spending," said Abhi Talwalkar, LSI president and chief executive officer.

法人の情報支出が予想を上回った。

"As the majority of our revenues are tied to enterprise purchases of servers, data storage and networking infrastructure, we experienced strength across all product areas that exceeded our previous guidance."

我々の売上は法人のサーバーや、データストレージやネットワーキングインフラの購入とつながっている。我々のすべての製品分野で予想を上回った。

さすがに抑え続けることはできないわけで、本格的な回復かどうかは別として、回復の兆候はあるって感じでしょうか。

そんなに良くなるわけもないんで、まだまだだとは思いますが。

News Update: LSI (NYSE: LSI) Guides Above Estimates, Announces $250 Million Buyback Authorization