オバマ就任演説のすぐ後なんで、当然、麻生演説も注目されるわけですな。変な話ですが。
麻生演説
『政府は何をなさねばならないか。私たちは、この点についても既に多くのことを学んでいます。それは、「官から民へ」といったスローガンや、「大きな政府か小さな政府か」といった発想だけでは、あるべき姿は見えないということです』
大きな政府か小さな政府か、賞味切れの議論はやめよう、政府がどう機能するかが問題だ、というオバマ演説のパクリですね。
『政府が大きくなり過ぎると、社会に活力がなくなりました。そこで多くの先進諸国は、小さな政府を目指し、個人や企業が自由に活動することで活力を生み出しました。しかし、市場に委ねればすべてが良くなる、というものではありません。サブプライムローン問題と世界不況が、その例です。今、政府に求められる役割の一つは、公平で透明なルールを創ること、そして経済発展を誘導することです』
政府がどう機能するべきか、という問題を噛み砕いているわけですな。市場にゆだねて失敗した例は日本じゃなくて他国のハナシですね。公平で透明なルールを創ること、これには日本は課題があるでしょうし、経済発展を誘導することは昔の通産省のイメージですかな。
『もう一つの政府の役割は、皆が参加できる社会を創ること、そして安心な社会を実現することです』
皆が参加できる社会を創ること、じゃあ、省庁代表制で既存の業界とべったりしている状態をやめて、誰でも自由に競争する社会にしてね、という感じですが。
省庁代表制
『日本は、勤勉を価値とする国です。この美徳が、今日の繁栄を築きました。それを続けるためにも、高齢者、障害者や女性も働きやすい社会、努力が報われる社会を創ることが重要です。また、競争に取り残された人を支えること、再び挑戦できるようにすることが重要です』
アベちゃんの再チャレンジですな。
『この点において、わが国はなお不十分であることを認めざるを得ません。日本の行政は、産業の育成には成功しました。これからは、政府の重点を生活者の支援へと移す必要があります。国民の安心を考えた場合、政府は小さければよい、というわけではありません。社会の安全網を、信頼に足る、安定したものにしなければなりません。中福祉を目指すならば、中負担が必要です。私は、景気回復と政府の改革を進めた上で、国民に必要な負担を求めます』
重点を生活者の支援に移すことと、国民に必要な負担を求めます、ということ、これ直接つながりません。重点を移すんだったら、これまで重点を置いていた分野から資源を移すということも前提にないとおかしいですな。
『現在の豊かで安全な日本は、私たちが創ったものです。未来の日本もまた、私たちが創りあげていくものです。過去2回がそうであったように、変革には痛みが伴います。しかし、それを恐れてはなりません』
生活者支援に重点を移すと、なんで痛みが必要なんですかな。消費税で社会保障負担増をまかなう、ということなんだったら、ここまででっかい議論を持ってくる必要はないですね。すでに大きな政府なわけで、行政側はこれまでどおりで変化させず、足りない分を出せよといってるわけで。
なんかわけわからんですな。
麻生演説
『政府は何をなさねばならないか。私たちは、この点についても既に多くのことを学んでいます。それは、「官から民へ」といったスローガンや、「大きな政府か小さな政府か」といった発想だけでは、あるべき姿は見えないということです』
大きな政府か小さな政府か、賞味切れの議論はやめよう、政府がどう機能するかが問題だ、というオバマ演説のパクリですね。
『政府が大きくなり過ぎると、社会に活力がなくなりました。そこで多くの先進諸国は、小さな政府を目指し、個人や企業が自由に活動することで活力を生み出しました。しかし、市場に委ねればすべてが良くなる、というものではありません。サブプライムローン問題と世界不況が、その例です。今、政府に求められる役割の一つは、公平で透明なルールを創ること、そして経済発展を誘導することです』
政府がどう機能するべきか、という問題を噛み砕いているわけですな。市場にゆだねて失敗した例は日本じゃなくて他国のハナシですね。公平で透明なルールを創ること、これには日本は課題があるでしょうし、経済発展を誘導することは昔の通産省のイメージですかな。
『もう一つの政府の役割は、皆が参加できる社会を創ること、そして安心な社会を実現することです』
皆が参加できる社会を創ること、じゃあ、省庁代表制で既存の業界とべったりしている状態をやめて、誰でも自由に競争する社会にしてね、という感じですが。
省庁代表制
『日本は、勤勉を価値とする国です。この美徳が、今日の繁栄を築きました。それを続けるためにも、高齢者、障害者や女性も働きやすい社会、努力が報われる社会を創ることが重要です。また、競争に取り残された人を支えること、再び挑戦できるようにすることが重要です』
アベちゃんの再チャレンジですな。
『この点において、わが国はなお不十分であることを認めざるを得ません。日本の行政は、産業の育成には成功しました。これからは、政府の重点を生活者の支援へと移す必要があります。国民の安心を考えた場合、政府は小さければよい、というわけではありません。社会の安全網を、信頼に足る、安定したものにしなければなりません。中福祉を目指すならば、中負担が必要です。私は、景気回復と政府の改革を進めた上で、国民に必要な負担を求めます』
重点を生活者の支援に移すことと、国民に必要な負担を求めます、ということ、これ直接つながりません。重点を移すんだったら、これまで重点を置いていた分野から資源を移すということも前提にないとおかしいですな。
『現在の豊かで安全な日本は、私たちが創ったものです。未来の日本もまた、私たちが創りあげていくものです。過去2回がそうであったように、変革には痛みが伴います。しかし、それを恐れてはなりません』
生活者支援に重点を移すと、なんで痛みが必要なんですかな。消費税で社会保障負担増をまかなう、ということなんだったら、ここまででっかい議論を持ってくる必要はないですね。すでに大きな政府なわけで、行政側はこれまでどおりで変化させず、足りない分を出せよといってるわけで。
なんかわけわからんですな。