原発事故は大したことがない、とか、チョリノブイリではほとんど死者は出ていない、などというご意見も根強くあるのは知っていますが、
そういう意見にはどうしてもノレません。
これまでも、いろいろとご紹介してきたとおり、ンナわけ無いやろ、という風に感じています。
なわけで、冒頭のグラフなんですが、
Report regarding the number of deaths due to illnesses in "Fukushima children" Changes since the Fukushima accident based on the government’s vital statistics data.
どうも、福島の子供の病死が増えているらしいんですね。データは政府の統計から持ってきているので、変な数字じゃありません(といっても私自身で確認してません)。
まあ、増えているといってもそれほど大きいわけじゃないので、単なるばらつきの範囲内かも、という可能性もあるわけですが、
しかし、
There is a big change in the number of deaths due to illnesses after July.
7月から死者の数に大きな変化がみられる。
Ordinarily, there are more deaths due to illnesses in winter and spring; summer and fall tend to see fewer deaths nationwide both for adults and children.
通常は、病死は冬と春に多く、夏と秋は少なくなる。これは全国的に成人も子供にも言える。
However, in 2011 the number of deaths due to illnesses was large in summer and fall, and there is an almost linear increase in the cumulative number of deaths.
しかし2011年は、夏と秋に病死者が増えている。そして、累計ベースでみると、ほとんど線形的に死者が増加しているのだ。
If this tendency were to continue in 2012, the number of pediatric deaths due to illnesses would increase at a fast enough pace to be “statistically significant.” This type of phenomenon rarely happens in the whole country. It is not something that is happening in Miyagi or Iwate prefectures.
もし、この傾向が2012年も続くなら、統計的に有意だということになる。こうした現象は全国的にみてもほとんど見られないことだ。宮城県や岩手県でもこうした現象は現在、発生していない。
I cannot help but suspect a possibility that abnormal phenomena have been happening to the health of Fukushima children since last summer.
福島県の子供たちの健康に、昨年夏から異常事態が発生しているのではないか、と疑わざるを得ない。
てなわけなんですな。
これまでの記事でも、低線量放射線は、免疫システムの弱っている、年寄りや子供、エイズ患者なんかに被害をもたらす、ということでしたが、福島で実際にそのようなことが起きている可能性があるかもしれませんね。全体からすれば、死者の比率は小さいわけですが、死に至らずとも病気になっている子供は、当然その何倍もいらっしゃると考えるのが自然でしょうな。
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