会計スキル・USCPA

会計はビジネスの共通語。一緒に勉強しましょ。

地デジチューナーを購入 操作性の悪さはナニを物語る

2011-08-31 00:47:37 | ハイテク
世の中、しばらく地デジのことが話題になっていたわけですが、
私は、と言えば、もうテレビはいらん、と思って、何も対応していなかったんですな。

ネットで十分。みたい番組も無いし。

しかし、地震や災害の時の速報性を考えて、テレビは必要かな、とも思い直して、遅まきながら地デジチューナー購入。

で、買ったのは、東芝のRegza。

TOSHIBA REGZA 地上・BS・110度CSデジタルチューナー搭載ハイビジョンレコーダー HDD320GB RD-R100
クリエーター情報なし
東芝


ただ、観れるだけのモノにしとこ、とも思いましたが、いろいろ調べてみると、録画もできて、DVD録画再生付きの機械で、しかも、早見早聞き機能と言って、早回しで再生しながら、音声は音程そのままに調整してくれる、

というので、これにしました。早見早聞き機能は、どうしても欲しかったんですね。時間の節約にもなるし、そもそもテレビは万人向けに作られているので、お年寄りに分かりやすいようにゆっくりしゃべることが多くて、かったるいんですな。

さて、使ってみて、機能は期待通り。画像は綺麗。オトも良い。早見早聞きも申し分なし。

何が問題か ?

使い勝手なんですな、問題は。

アマゾンのリンクをたどっていただいて、口コミをご覧いただくと、分かるんですが、半分は肯定的、4分の1はまあ安いしこんなもん程度、

残りの4分の1は酷評です。

操作性の悪さが尋常でない、と書いてある。
こんなもん使えるか、とほとんどお怒りモード。

私はこうした評判を承知で購入したんですが、まあ、安いし、必要機能を満たしているのがこれだけだったんですね。

で、早速使ってみて、

確かに、使いにくい。

まず、ICカードをセットするのに、どこから入れて良いのかわからない。フロントカバーを開けると入口がある、とマニュアルに書いてあるが、フロントカバーってどれなんだ。開け方も分からない。図を観ても、そんなのどこにもない。悪戦苦闘5分。

シリーズ予約の仕方が分からない。

毎日定時始まりの予約はできず、同じ曜日の7日毎の予約しかできないんだとあきらめてマニュアルをよーく読んでみると、矢印キーを押すと、毎日予約というのが表れることが判明。悪戦苦闘10分。操作を画面で分かるようにしないで、秘密にしておく理由はなんなんだ。

録画した映像の消し方が分からない。
今もでよくわからない。、全てのタイトルを消去します、というのを選んで恐る恐る消すと消えるんで、これで良いんでしょうが、ホントにこれで良いんでしょうか。

予約がダブった時の対応が良くわからない。

予約してて、ダブっている場合、予約が重複しています、とウォーニングが画面に出てきて、何がダブっているのか表示までしてくれて、どっちか消せ、と指示まで出るんですが、そこから、どうやって消すかが分からない。フツー、そのまま、簡単操作で、消せるようになっているのが常識だと思いますが、どうやら、最初から操作して消しに入らないとダメなようで。仕方なく始めにもどって、自分の操作で消しに行って、それでうまく行っているかどうかも一切不明。

私の予約、無事でありますように、と祈るしかない。

確かに、これを作った人間の低能ぶりを呪いたくなりますな。
全く工夫や練った跡が感じられず、拙速の第一作目でそのままオーケーがでて、つくっちゃいました、という感じ。


私の読書端末はアマゾンのkindleで、ケータイは台湾のHTCでソフトはアンドロイド。どっちもほとんどマニュアルなんか読んだこともないし、簡単なパンフ説明の指示でスタートしたら、後は直感的に使えるようになっている。

考えてみると、最近買っているのは外国製のモノが増えてきてて、日本製は高くて使いにくいという先入観ができつつあって、無意識に避けているような気もしてきましたが、どうなんですかね。


アップルが熱狂的に支持されているのは、その使いやすさ、にもあると言われているわけですが、使い勝手が重要なのは地デジチューナーも同じでしょう。

操作性の向上は片手間にはできず、かなりのリソースを割かないと到底無理で、あの録画操作一つにしても、かなりの創造性が求められるんでしょうな。つまり担当者まかせにしていたんでは、ああいうモノができてしまうんで、きちんとチームを作って、練って練って、究極まで詰めて行って、

その結果、見た目シンプルで美しい操作系が出来上がる、という風になるとおもうんですがね。マネジメントのセンスが問われるとこですね。

ああいう製品が堂々と世に出ていること自体、ちょっと心配なんですな。我が家にビデオがやってきた、みたいな昭和ノリのままなんじゃないですかね。私が心配することじゃないんですが。

まあ、安物だし、それなりです、ということなんでしょうがね。

と、以上、結構ひどい書き方をしていますが、東芝さんの名誉のために申しあげておきますと、決して損な買い物をしたとは思っておらず、商品には結構満足してます。外国製になじむ前で、アマゾンの口コミも読んでいなければ、こんなもんだろ、と思っただけなんでしょうな。

ただ、世の中の期待水準というのは、確実に上がってきていて、このチューナーを使ってみて強くそのことを感じたんですね。2万円の製品でも糞ミソ。私も言ってしまいましたが。

製品の機能そのものと、同じくらいの重点を置いて操作性については考えてゆく必要があるんでしょうな。









スティーブ・ジョブズ  スタンフォードスピーチ

2011-08-28 09:28:56 | 生活
スティーブ・ジョブズがCEOを退任するとかで。
ならばこのスピーチを。

勇気が出るかもですな。

スティーブ・ジョブズ 日本語で学ぶ伝説のスピーチ(字幕)


スピーチフルテキスト

このスピーチ,人生は芸術だ,とおっしゃっているようにも聞こえます。直感のおもむくままに前に進み続けていると,あるとき,ああ,そういうことだったのか,

と点と点がつながる。

作品が生まれるように人生を造ってゆく。

こういうキャリア観というのは,素敵です。給与が上がる,地位が上がる,みたいな成功失敗モデルは結構きついし,それがどうした,みたいなハナシもあって・・・。

もし30才で追放された時に彼がすい臓がんで亡くなっていたら,天才だけど・・・,という評判で終わっていたかもだし,アメリオがアップルを復活させてアップルでの彼の出番が無かったとしたら,やはり今とは違った評判で終わってたかも。まあ,アニメやNEXTの成功と,アップルでの成功は社会に与える影響でケタが違ってて,今みたいなことにはならないんじゃないかと。

どう終わっていたとしても,ジョブズはジョブズなんで,どういう作品として生きるかという方が大事だ,ってとこですかね。

まじめにコツコツ働いて,ひとかどの人物になりました,というのとはかなり違うキャリア観なんですな。


もちろん,米国であったとしても一般人には処世訓として通用しそうにないし(クビにになったらしまいです),

しかし,逆に,これぞ米国,という気もするんですな。

新しいアイディアをビジネスにすること、ジョブズのようにな試行錯誤が本気で推奨されサボートされるシステムについて,米国人一般が当然視,ないしは,自分達の善き点として誇りを感じているんじゃないかと思うんですが,

アメリカは,軍事も経済もスーパーパワーだ,自由で新しいビジネスが次々に生まれるチャンスの国だ、とジョンスチュワートあたりが言うと,観客が,うわーっと盛り上がる、あの感じ。

自分達の国家アメリカを語るときに,どのようなレベルであっても,こういう路線に沿って話すことが求められているんじゃないかという気がするんですがね。

唯一の被爆国で,戦争に負けて焼け野原から立ち上がり,今は世界有数の経済大国になりました,平和を愛し・・・。

とか日本で言うと,誰も反論しないで,そうだな,と思われるのと同じです。

こうして比較して書いてると米国がボジで,日本は、そのネガって感じもしてきましたが,ナンデやねん。












韓国で証券取引取り締まり ドイツ銀行

2011-08-27 13:30:32 | 金融
ライブドアの時には、株価がいつも話題になっていました。
あの頃はブームで、主婦やらまでが株を貸ってたりして。

株価が下がると儲かるスキームを組んで、外資系の株屋さんがオーナーから株を株を借りて売りまくって、ドンでも無いとかかんとか、まあ、一般投資家食いものスキームみたいなのが大手を振って歩いてるって印象だったんですな。

で、ニューヨークタイムズに韓国のこんな記事がでてまして、

In Korea, the Game of Trading Has Rules


If the players are caught, the scheme is usually deemed too complicated and wrongdoing too hard to prove to justify any more than a civil case. That ends in a fine — sometimes a large one — but perhaps one that may be seen as a cost of doing business.

In South Korea, they seem to be adopting a different attitude.

This week prosecutors in Seoul announced indictments on market manipulation charges of a Korean affiliate of Deutsche Bank and of four Deutsche Bank employees who were blamed for intentionally causing a sudden collapse in Korean stock prices last November.

In a separate case in June, two former Credit Suisse employees were indicted by Korean prosecutors on charges of manipulating stock prices. The bank itself was not charged with a crime.

市場を操作して不正に利益を得る、という場合、取り締まったとしても中々刑務所にぶち込むというとこまではゆかず、せいぜい罰金までか、というところを、韓国当局が、今週、ドイツ銀行の現地法人の4人の従業員を刑事告発をしたというんですな。
6月にはクレディスイスの従業員が動揺に告発されているとか。

告発によれば、

Here’s what prosecutors claim took place. The Deutsche Bank traders established a huge index-arbitrage position, and placed a huge side bet on prices falling. Then they closed out the arbitrage position in a way designed to cause prices to collapse. They cleaned up.

ドイツ銀行は、どでかいインデックスアービトレイジポジション作りながら、同時に価格が下がる方向に掛けた。で、アービトレイジポジションを価格が崩落するようなやり方でクローズさせた。


In the more formal language that Korean market regulators used in their report, the traders “constructed speculative derivatives positions in advance through the combination of short synthetic futures and long put options.” Then in the final 10 minutes of trading on Nov. 11, they sold $2.2 billion worth of stocks, selling every stock in the Kospi 200 index, which includes all major Korean stocks.

告発状には、シンセティックフューチャーの売りと、売りオプションの買いを組み合わせた投機的なデリバティブポジションを事前に組んでおいて、11月11日の市場終了10分前に、22憶ドル相当の株を売りまくった。


That selling had a huge impact. The Kospi 200 index fell 2.8 percent in those 10 minutes, providing $40.5 million in what the Koreans called “illegal profits” on the derivatives position, which settled based on the closing prices.

その売りは効果てきめんで、Kopsi200インデックスはその10分間で2.8%も下落。彼らは4千50万ドルもの不正利益を得た。

Deutsche owned stock, and was short index futures — or a synthetic equivalent. At the end of trading on Nov. 11, the price of the futures would be determined by closing prices of the shares. So if it sold the stock at closing prices, it would get the small profit it presumably locked in when it established the arbitrage positions.

ドイツ銀行は株をもっていて、同時に売りのショートインデックスフューチャーも持っていた。11月11日の市場の終値でフューチャーは値が決まるので、その値段で持っている株を売れば、彼らは少しだが利益がでるような仕組みになっている。


But Deutsche then went ahead and also bought more index put options. Those puts would soar in value as prices plunged. That is where it presumably made most if not all of the $40.5 million.

しかし、ドイツ銀行はさらに、インデックス売りオプションも買い、そのオプションは株価が落ちると儲かる。もうかったほとんどはこの仕掛けから得ている。

まあ、この記事だけではよくわからないし、株の売り買いのしかけも知らないんですが、こういうことでしょうか。

1.終値の価格に連動する先物の売り予約を持っている
2.本来は、その予約を使って、持ち株をそれで売って、少しだけ利益が出る価格に設定されているわけだが(金利分でしょう)、
3.ドイツ銀行は持ち株をクローズ前に売って、しかも大量に売ったんで市場が下げた。
4.ドイツ銀行は先物売り予約を実行しなければならないが持ち株は売ってしまっている
5.だから、終値で現物を買って売り予約を実行、清算。

だとすると、これはタイミングが難しいんですな。

先に現物を売るわけですが、売り時は、持ち株の買値より高くないと損が出るんで売りにくいし、先物の清算を考えると先物予約値より終値が高いと損が出てしまう。高くてもだめ、低くてもだめ。

しかし、良く考えると、株価が上がっていた場合、現物売却の時に利益が出た分を、予約消化で損になるわけで、結局相殺。市場が動かなければ、のハナシですが。

もし、市場が動いて、現物売却時点よりも、終値が下がっていれば、この差額は儲けになりますな。

ってことで、されば、戦略としては、現物を高く売って、先物を安い時にクローズできればいいわけで、それを実行するために、

クローズ直前に大量売却することで市場にインパクトを与えて、この差額が儲かるという算段ですかね。よく考えましたなあ。

クローズ直前でないと、他の要因で値が戻してしまうので、とにかく、直前にやってしまえばリスクはほとんどないわけですな。いやすごい、ってかエライ簡単な商売でんな。

さらに儲けるために大量のオプションも絡めようっていうんで、なんてフテエ野郎どもで。

It is worth noting how skinny the profits were — 1.8 percent of the money involved. For anyone who had to put up margins and borrow money at normal rates, the profits would have been smaller, if there were any at all. But financial firms can borrow cheap and largely avoid margins because their positions are offsetting.

かかった資金総額からしたら利益幅は小さいとのことです。
ただ、この金余りで、安く資金が手にはいるんで、こういう大掛かりな仕掛けができるんですな。一般の中小事業会社には中々資金が回らないわけですが、金融セクターには資金が余っているってことですかね。


この記事では、米国ではこういうスキームはこれまで見逃されてきた、というか、市場内で読み合うことで、こういうスキームで利益がでないように発展してきたというようなことが書いてありますが、

ボルカールールで、今後はこういうこともできなくなるし、韓国や他の国もこういう不正な奴らをきちんと国外追放して始末して、本来金融機関が担うべき資源の効率配分という機能にもどるべきだ、云々。

まあ、投機取引事態を取り締まれば良い、とかいう意見は政策的な合意が得られないにしても、銀行が自身でやるべきか、というのはちょいと別のハナシで、しかも大量の資金を自身の信用力で調達して市場を荒らすというのは、ヤッパまずいですよね。

日本は、どうなんですかな。


途上国での5つの教訓

2011-08-24 07:57:41 | マクロ経済
今回の経済危機を、日本の問題と重ねて論じている記事は、最近エコノミスにも出ていたりしてました。カバーで、オバマとメルケルが、着物を着てる号があったんですナ。

で、1997年のアジア金融危機や、その他、途上国の経験から学ぶ点もあるんじゃないか、というのが、このブログなんですな。結構面白いし、整理されてるんで転載。

Global financial turmoil part II: Five lessons from developing countries
By Stephen Spratt


The media have reported on the extraordinary events in global markets over the last few weeks with escalating excitement. We are, it seems, sailing from one set of uncharted waters to another, with the water getting choppier all the time. But, for many of us who study financial crises in developing countries, much of this seems rather familiar.

途上国の金融危機を研究するものにとっては、なじみの問題だ。

Here are five lessons from developing countries that policy-makers might want to consider:

以下、5つの教訓。

一つ目。

Sometimes markets are right – markets can be irrational, but this does not mean they are always wrong. The market view that many European countries have unsustainable levels of debt is correct, and it is no good pretending otherwise. The desperate desire to avoid private sector losses at all costs has been a prominent feature of developing country crises, which produces one of two results: outright default (as in Argentina), or years of economic hardship as the burden of adjustment is borne entirely by the citizens of the affected countries (as in too many developing countries). Even the IMF now accepts this - a far cry from the Fund’s previous positions on developing country crises. Governments need to accept this basic fact and impose a reduction of debts to sustainable levels - this means the private sector accepting major losses.

ときには、マーケットは正しい。欧州の多くの国の負債が持続不能なレベルにあるとマーケットがみているのは正しい。で、そうではないのだ、と装うのはよろしくない。どんな犠牲を払っても私的部門のロスを避けようとするのは途上国の特筆すべき特徴となってきているが、それはアルゼンチンのようなデフォルトに終わるか、長い年月をかけた調整負担がつづくことになる。政府は、この事実を受け止めて、負債の削減に取り組まねばならない。そして、その手段としては、私的部門が主要な損失を引き受けるということである。

二つ目。

And sometimes they are wrong – the decision to ban short-selling triggered the usual complaints about ‘shooting the messenger’. This reflects the false view that markets merely respond to changes in economic fundamentals. The self-fulfilling nature of some crises in developing countries have demonstrated that market ‘sentiment’ can be the most important economic fundamental of all, and that this can become decoupled from economic reality. When Malaysia implemented capital controls in 1998 to prevent speculation against its currency, dire consequences were predicted. When the controls were lifted a year later, more money flowed into Malaysia because it had remained relatively stable. Direct controls on market activity to short-circuit destructive speculation in a crisis can be both necessary and effective.

ときには、マーケットは間違える。マーケットの売り規制がよろしくないというのは、マーケットは単に経済ファンダメンタルズを反映するのみだという誤った見方を反映している。マーケットと経済の実態は離れてしまうことがある。マレーシアは98年に投機規制をやったがそれはうまく行き、多くの投資が戻ってきた。こうした危機においてのマーケットへの直接の規制は必要だし効果的だ。

This time it is NOT different – bubbles are bubbles, but they can always be described as the result of something else. In the five years from 2000, house prices in Ireland increased by 25% a year and a large proportion of bank lending was directed to the property sector, much of it borrowed from overseas. Prior to 1997, huge amounts of capital flowed into Thailand, particularly the Bangkok property markets, causing land prices to double as real-estate boomed. Whether a Celtic or an Asian Tiger, it is not possible for property prices to grow at multiples of the growth rate of the economy. But booms are exciting and no politician likes to turn the music off when a party is getting going. For this reason counter-cyclical mechanisms need to be hard-wired into financial systems to counter the formation of bubbles. And this needs to be done now, not when a new bubble is forming when it will already be too late.

今回の危機もバブルはバブルだという点で同じだ。海外から多量の資金が押し寄せて資産価格を押し上げた。こうしたブームは発生し始めてから押さえるのは政治的に難しく、事前にバブル規制に取り組まねばならない。今やっておくべきことだ。


Short-term debt is dangerous – a key lesson of developing country crises is the importance of short-term debt. As the great economist Hyman Minsky pointed out, benign economic conditions will lead to a position of ever-greater financial fragility, as more and more debt becomes short-term. The reason is simple: borrowing short-term is cheaper. As long as you can roll the debt over this is fine, but when creditors start to worry about your ability to repay and turn off the tap, a crisis is the inevitable result. Italy needs to roll over debt equivalent to a quarter of its GDP in the next year and other European countries are in a similar position. Lengthening maturities, and preventing a new wave of short-term borrowing, needs to be a core part of restructuring and reform.

短期の負債は危険だ。短期資金は金利が安いが、貸し手が不安になると資金の継続ができなくなる。長期の安定した資金が必要。


Politics matters – uncertainty and a lack of political unity really spooks markets. For different reasons, both the US and EU seem incapable of taking the necessary economic decisions. In the Eurozone, it appears obvious that only greater fiscal union, where risks are collectively guaranteed through the issuance of Eurobonds, for example, will work. But this is not politically acceptable in some of the stronger economies (particularly Germany) who fear they will have to pick up the tab for their profligate neighbours. There have been numerous attempts in developing countries to protect particular economic and financial arrangements in a crisis. To work, markets need to believe that countries both can and will do what is needed, which explains why in 1997 Hong Kong was able to maintain its exchange rate peg with the dollar when many South East Asian countries could not. Countries need to do what is necessary to make an economic system work, or design a new system that they can make work. Muddling through is not an option.

政治が大切。政治の不安定と不統一はマーケットをおびえさせる。米国も欧州も経済に必要な判断をできないでいる。政治が必要な対応をすると、マーケットが信じることが大事。他のアジア諸国ができないなか、香港ドルだけは米ドルへのペグが維持できていたのはそのため。もたもたしている選択肢はない。


ってな感じです。こういう風にまとまっていると、良いですな。

日本の高齢者ポルノ TIME

2011-08-21 11:30:40 | 生活
まあ、あたしには、これをみて、なんか感じる人が居る、ということ自体が信じられないんですが、性的な嗜好というのは奥が深いというか、多様というか、一概には言えないってことなんでしょうな。


Japan's Booming Sex Niche: Elder Porn


Tokuda is rare among Japanese porn stars in that his name has become a brand. The Shigeo Tokuda series he has just completed portray him as a tactful elderly gentleman who instructs women of different ages in the erotic arts, and he boasts a body of work far more impressive than most actors in their prime.

この写真の爺さんのほうですが、徳田重雄さんという芸名のポルノ男優で、その名前がブランドになった珍しいケースだとかで。

まあ、フツーは、こんなおじいさんが、出てきたらびっくりすると思うんですが、今や人気モノってことですな。

徳田さんものは、シリーズ化されて、いろんなのが出ているようですが、

"The adult-video industry is very competitive," says Glory Quest p.r. representative Kayoko Iimura. "If we only make standard fare, we cannot beat other studios. There were already adult videos with Lolitas or themes of incest, so we wanted to make something new. A relationship between wife and an old father-in-law has enough twist to create an atmosphere of mystery and captivate viewers' hearts."

アダルト業界は競争が厳しくて、普通のものを作っていたんでは他社に勝てない。ロリータや近親モノはすでにあったんで、別の何かを作る必要があった。嫁と義父モノはミステリーっぽい雰囲気を作り出すのに十分で、ビューワーの心をつかんだ。


Director Gaichi Kono says the eroticism of elders is captivating to younger viewers. "I think that, as a subject, there is this something that only an older generation has and the young people do not possess. It is because they lived that much more. We should respect them and learn from them," says Kono passionately.

監督は、高齢者のエロが、若者を惹きつけると話している。

But Tokuda stresses the appeal of his work to an audience of his peers: "Elderly people don't identify with school dramas," he says. "It's easier for them to relate to older-men-and-daughters-in-law series, so they tend to watch adult videos with older people in them."

しかし、徳田は、彼の演技は、彼と同じような高齢者の観客にアピールしているのだと強調。高齢者に学園モノはムリだから。

Japan's adult-video industry is believed to be worth as much as $1 billion a year, according to industry insiders, with the largest video-store chain Tsutaya releasing about 1,000 new titles monthly, while the mega adult mail-order site DMM releases about 2,000 titles each month.

日本のアダルトビデオ産業は、年間10憶ドルの規模と見られていて、ツタヤで毎月1000タイトル、DMMで2000タイトルのリリースがある。

年間の間違いじゃないんですかね。ホントに毎月2000も出てるんでしょうか。


Although films featuring women in their teens and 20s are the mainstay of the industry, a trend toward "mature women" has become evident over the past five years. Currently, about 300 of the 1,000 adult videos on offer at Tsutaya, and 400 out of the 2,000 at DMM, are "mature women" films.


20代女性が今でも中心だが、ここ5年で熟女ものへのトレンドが明確になってきた。ツタヤで1000タイトルのうち300タイトルは
熟女もの。DMMでは2000のうち400.

うーん。ツタヤの方が、比率が大きいですな。ネットで購入するのは若者が多いのだとすると、やはり徳田氏の分析の通り、ツタヤでの販売が多いというのは、高齢者が高齢ポルノを買っているということなんでしょうか。

Ryuichi Kadowaki, director of Ruby Inc., which specializes in mature-women titles, says that when the company started offering the genre a few years ago, the term referred to actresses in their late 20s, and that last year it was expanded to those in their 70s.

ルビーで、何年か前に、このジャンルを始めたころは、熟女と言えば20代後半を指していた。去年は、70代にまで拡大してしまった。

The company believes the advantage of mature titles is their enduring appeal. "Adult videos with young actresses sell well only in the first three months after the release," Kadowaki explains. "On the other hand, mature-women films enjoy a steady, long-term popularity, which after 10 years or so might lead to a best seller."

熟女ものは長期に売れるという優位な点があって、若い女優のものは発売後3カ月しかよく売れない。熟女だと長くコンスタントに10年かそこら売れ続けて、ベストセラーになったりする。

And then there are the cost savings. A popular young actress can earn up to $100,000 per film, while a mature actress is paid only $2,000.

コストも安い。若い人気女優だと一本10万ドルもかかるが、熟女だと2千ドルで済む。


というわけなんで、

日本はポルノ先進国だったはずですが、ここ数年で大きく変貌を遂げつつある、という感じですかね。高齢者がポルノを観はじめたということなのか、高齢者の人数が増えたということなのか、

アダルトを観はじめた最初の世代が加齢して、観たいモノが変質してきた、ということなのか、

あるいは、単に、従来相手にされていなかった、性的嗜好がマーケットとして掘り起こされただけなのか。

往年の超美人伝説級女優が、変わり果てた姿で20年ぶり位にハードにカムバックして、・・・・?、みたいなハナシもネットで読んだことがありますが。


こういうの、誰か研究してないんですかな。
ここ数年の激変を追いかけると、日本社会の深層がみえてくるかも、

ですがね。


世界が100人のAV女優だったら

モトローラ・モバイル グーグルの傘下に

2011-08-18 07:10:08 | 通信
今週、グーグルがモトローラの携帯電話で分社した方の会社を買うというニュースがあって、まあびっくりしました。モトローラは以前、あまりに不振が続くんで、このブログでもずっとネタにしてたころがあるんですな。

検索したら、沢山あり過ぎるくらいなんですが、たとえば、こんな感じで、

モトローラ 携帯部門分離 マイクロソフト ヤフー買収

株価を観てみると、

MMI5Days

綺麗に上がって、そのまま横ばってます。63%のプレミアムで買うというニュースで、その水準近くまで上がったんですな。まだ、発表段階で、最終的には、これからなわけですが。

例によってエコノミストがうまくまとめてます。

Arming Android






For starters, the merger is very good news for the shareholders of Motorola Mobility, among them Carl Icahn, the activist investor. The offer—$40 a share in cash—is 63% above the closing price of Motorola Mobility’s shares on Friday. It is unlikely that shareholders would have got such a price on the open market any time soon. Although Motorola Mobility, which was only spun-off from Motorola in January, has staged something of a turnaround, it is still too small to compete with much bigger rivals such as Apple, Nokia and Samsung. Since March its shares had been trading below their issue price of $25.

1月に携帯部門がスピンアウトして以来株価も低迷。一株40ドルのオファーは金曜日から63%も上。アクティビスト投資家のアイカン氏等の投資家にとっては良いニュースだ。

でましたアイカン。

モトローラ 対 アクティビスト

アンドロイドの抱える問題、パテント紛争についても、書いてまして、

although Google does not charge for Android, it is becoming increasingly costly for handset-makers—because rivals claim it infringes on intellectual property owned by other firms. In early 2010 HTC, one of the leading vendors of Android devices, agreed to pay royalties to Microsoft for the use of its patents ($5 per device, according to some estimates). And in July Apple won a legal victory against HTC in a patent infringement suit, which could lead to even higher payments.

グーグルはアンドロイドをタダで使わせているわけですが、ハンドセットメーカーへのライバルメーカーからの知的所有権訴訟によってだんだんそうでも無くなってきている。

アンドロイドケータイを製造する台湾のHTCは、マイクロソフトに一台あたり5ドルのパテント代を払うことに合意、アップルにも法的に負けて、もっと高い支払いをすることになるかも。

パテント問題、というのは、ハンドセットメーカーの負担が増えている、、と言うことでもあるんですな。

Owning a handset-maker allows the firm to integrate software and hardware more smoothly. It should not only be able to deliver more competitive Android tablets, but speed up the development of other sorts of consumer electronics (Motorola Mobility also sells television set-top boxes).

モトローラを買収して、ソフトウエアとハードウェアのインテグレーションをもっとスムーズに進めることができる。もっと競争力のあるタブレットを作ることができるということだけでなく、他のコンシューマーエレクトロニクスの開発もスピードアップさせねばならない。モトローラはテレビのセットトップボックスも製造している。

In addition, Google will gain control of Motorola’s huge portfolio of intellectual property, which includes 17,000 patents worldwide. This will give Google—and, indirectly, makers of Android devices—a much better bargaining position in current and future legal battles, which include litigation brought by Oracle, a software firm, over Android’s use of Java, a software technology.

さらに、モトローラのパテントは、グーグル自身やアンドロイド端末を製造するメーカーに取引上の有意な立場を与える。


ということなんですが、

記事の後半では、ケータイはPCと違って、ソフトとハードを一体で作ってゆく製品だ、今回は、そういう流れに沿うものだという見方も紹介しています。

製造メーカーが心配しないように、モトローラを特別扱いはしない、とグーグルトップが、わざわざ言っているわけですがね。


ロン・ポール アイオア・ストローポールで奮闘

2011-08-16 00:38:23 | 政治

ABC THIS WEEKで、今回アイオアストローポールで大差の3位に終わったポーレンティが、選挙戦離脱のインタビューを受けてて、残念だけどこれ以上はムリみたいなことをおっしゃってまして、

その後、一位に輝いた、バックマンが呼ばれて、インタビュー。テキサス州知事のペリーが共和党大統領候補として選挙戦に参入することについてどう思うかとか、彼は知事だが、そんな実績もないあなたをなぜ選ばねばならないのか、みたいな厳しい質問を、いつものように浴びてます。


まあ、それは良いとして、2位はどこに行ったの、2位は。なんで1位と3位しか呼ばれてないのよ。


Bachmann Wins Iowa Straw Poll, Cements Her Top-Tier Status in GOP Race

Bachmann received 28 percent of the nearly 17,000 votes cast. Texas Rep. Ron Paul was close behind her with 27 percent. Former Minnesota Gov. Tim Pawlenty came in a distant third with 13 percent of the vote, followed by former Pennsylvania Sen. Rick Santorum with 9 percent and businessman Herman Cain with 8 percent.

1位バックマンで28%。

で2位は、

ええっと、オッ、テキサス州選出下院議員、
ロン・ポール27%。ほんの僅差です。

まあ、ここで勝ったからといって、大統領になれるわけじゃなく、指標としての意味はあんまし無いと言われてるんですが、

それにしても、メディアは、ロン・ポールを完全無視。外国人の私から見ても不自然なくらいです。

もうちょっと頑張って1位になってれば、嫌でも報じたと思うんですがね。インタビューにも呼ばれたりして。

ウーン残念。




ロン・ポール、実は見えないことになっていたとかで・・・。

Media Continues To Ignore Ron Paul! Fight Back And Spread The Word About Ron Paul!




制度派経済学 ダクラス・ノース

2011-08-15 07:54:18 | マクロ経済
こないだ、フィリピンの停滞経済について書いた時にご紹介した論文、アジア開発銀行のジャーナルに乗ってたヤツですが、その論文は、フィリピンでは高学歴の方が失業率が高いが、その理由は、最低賃金規制にあるかも、と示唆されていて、

つまり、制度に注目していたんでした。

論文の後半では、ポール・ローマーのチャーターシティについても触れられてまして、ちょっとびっくり。ああいう、構想は、アカデミックな世界ではキワモノ扱いされているに違いない、と勝手に考えていたんですが。

ホンジュラスのチャーターシティ ポール・ローマー

そうでもないみたいで。

んで、この論文を書いたのはどんな方かと思っていたら、

Why Institutions Matter (Part 1 of 8)


この動画、フィリピン大学の100周年記念講演会シリーズなるもののようですが、この回は、ダグラス・ノースが講演者です。そのノースの講演の前に、ノースの業績について紹介しているのが、フィリピン出身で、ダグラスノースの弟子、ジョージメイソン大学のJohn V.C. Nye氏って感じです。オバハン二人の後に登場してます。


John V.C. Nye


このダグラスノースというのは、ノーベル賞受賞者で、経済史をされてて、んで、制度派経済の主要な立役者の一人、ということで、


制度・制度変化・経済成果
クリエーター情報なし
晃洋書房


本書はちょっと、日本語になっていないトコもちらほらあって、訳が読みにくいですが、無理して読んでみると、

新古典派理論では、経済の状態というのは最後には同じ水準に集約されてゆくはずなのに、開発が進む国と進まない国があるのはなぜか。新古典派理論では答えられない。

進化的に経済は発展していくので、それを認識できる枠組みが必要、それが制度。

という問題意識から、論を進めています。

Nye氏はその直系で、制度の重要性をフィリピンを例に上げて、訴えていたわけですが、紹介した論文は今年のもので、まだできたてホヤホヤって感じです。

ノースがノーベル賞を受賞したのは93年と随分前なんですが、

まだまだ、実践としては受け入れられていないということ、かも知れませんね。


こんなんもあります。

November 6, 2010 Roundtable part 05

ラオスの米銀行

2011-08-11 01:55:42 | 読書

米銀行ってナニ?

ラオスにあるアメリカの銀行ってこと?

チャイまんがな、コメ銀行でんがな。
本書によれば、ラオスに米銀行なるものがあるらしいんですな。

ラオス 豊かさと「貧しさ」のあいだ―現場で考えた国際協力とNGOの意義
クリエーター情報なし
コモンズ


著者は女性で、JVCというNPOに所属し、20代でラオスに派遣されて農業支援にあたったとかですが、行く決意したというだけでもかなりすごいです。

JVCってどんな団体?

で、本書に、コメ銀行なる仕組みが紹介されてます。

まあ、仕組みは簡単で、銀行なんですが、お金を貸すのではなくて、コメを貸す。農家は、田植えの時期が一番忙しいが、その時期には、手持ちの米が底をついていて飢えてしまう。それで、ビンボーな農家は、他人の田植えを手つだって小銭を稼いで飢えをしのぐが、自分トコの田植えができない。で、ますます貧しくなってしまう。

という悪循環を断ち切るために、考案された仕組みで、皆で米を供出しあって、困った人に利子を付けて米を貸す。それで持ちこたえながら、田植えをする。

利子率は、村で話し合って決めて、

たまった利子は、道路を治したり、村の公共事業に充てる。


ポイントは、お金じゃなくて、お米を貸すという点ですな。
半分、自給自足経済みたいなところでは、お金を借りるより、コメを直接かりる方が現実的だ、というわけで。お金を借りても、それで米を買いにいくことになるんで、じゃあ、最初からコメにしとけよ、ということ。

こういう、貨幣経済以前の段階での金融(ってのも変ですかね)をみていると、個人向けの消費者金融が、本来どんな機能を持っているのか、ということがなんとなくわかるような気がするんですな。

これが、コメでなくて、お金でやっているのが、マイクロファイナンス、と言えるかもしれません。

マイクロファイナンスも、実際のところは、牛や鶏をあらたに仕入れて事業を始める、という事業資金よりも、次の収穫までのつなぎ資金として借りられることが多い、とかいう指摘を読んだことがありますが、

食いつなぐという目的なら、お金じゃなくて、コメでも良いわけですな。

貨幣があって、中央銀行を中心とする銀行システムがあって、金融市場があって、金利で市場が均衡して、みたいなのは、我々にとっては自明な存在ですが、

そうじゃない世界も存在する、と言うことで。

金融以前の金融。余計なものを全てそぎ落として、お金さえ無くしてみて、果して本質としてはナニが残るのか。

コメを貸す。

シンプルで良いですねえ。

こっちはユニセフ版の米銀行の説明ですが、
ユニセフ 米銀行ができて
ラオス北部にあるサンキン村は、米銀行ができる前は、村の71%が1年に5~7ヶ月も米不足に苦しみ、100%の高利で米を借りていました。2003年にユニセフの支援で5トンの米が支給され、村人は米不足の時は10%の利率で米銀行から米が借りられるようになりました。2003年4月に50世帯が米銀行から米を借り、収穫後の12月には利子も含めて全てが返済されました。米銀行の収益は、経済的に困難な状況にある20人の女の子の支援や、村の学校の改修、学校用の教材の購入などにあてられました。
米銀行ができたことで、村人の生活には余裕ができました。100%の利率で借りた米を返すために、隣の村の田んぼであくせく働く必要がなくなり、今は村の中の農場で働いています。空いた時間を幼い子どもたちの世話にあてることができるようになり、乳幼児の発育にとっても良い影響がありました。サンキン村の米銀行は効果的に運営されており、収益は引き続き女子教育の支援に使われる予定です。


NPOの関与には、ローンシャークから貧困層を守る、という意味もあるってことですね。マイクロクレジットと同じです。


さて、

ちなみに、本書によると、

どうも村人たちは、コメが不足しているはずなのに、なぜか飢えて死ぬ人が居ない。おかしいな、と調べてみたら、森や田からいろいろなモノが採れて、タケノコを採ったり、虫を採ってきて食べたり売ったりして結構豊かに暮らしている、というハナシなんですな。

虫で暮らすというのは、どういうことか。
よくイメージできませんでしたが、


これでよくわかりました。

LAOS: Edible Insects






著者のような人も居れば、こういう人達もいるってことで。まあ、かなり楽しそうですが。
Backpackers In Laos - Laos


クスリのやり過ぎで、死ぬ人もいるみたいですな。



アルジャズィーラ ニューヨーク進出

2011-08-09 02:06:33 | 通信

先日、ナデシコジャパンが優勝したハナシの時に、アルジャズィーラが日本のサポーターの様子を報じていたんでした。

レポーターがマイクを持って、盛り上がってる様子を伝えてて、アルジャズィーラがここまでやるか、とビックリ。CNNなら分かるんですが。と、言っても、最近のCNNが、そこまで日本のカバーを今も続けているのか知りませんが。

時々、Listning postという番組をここでも動画貼りつけてご紹介してますが、アルジャズィーラのイメージは、どっちかと言えば、デモクラシーナウのような、オルタナティブメディアってか、どっちかと言えば、アラブひだり系ーと言っても、日本のひだり系と違って悪いイメージは持ってませんがーという感じを持っていたんですな。

反米、反イスラエル、なのかと言うと、イスラエルのムリムリ入植を報じる動画を観てても、事実を報じるだけで、特に、反イスラエルをあおったりしてるわけじゃない。

ただ、去年か一昨年、国務省のプレスコンファレンスの動画を観てたら、アルジャの記者が質問してて、周りがギョッとしたってかちょっと変な空気が流れたような気がしたこともあったんで。あたしの気のせいかもしれませんがね。

しかし、今年に入ってからの勇敢なアラブの民主化報道で、アルジャの世間のイメージは随分変わってきたはずですな。

それもあってか、この8月から、アルジャがニューヨークのケーブルテレビで流れることなったそうで。

Digital Marketing News #101 - Al Jazeera TV on Time Warner, Internet Explorer uses have lower IQ?


ニューヨークタイムズも伝えてますな。

Al Jazeera English Arrives on N.Y. Cable

Al Jazeera Arabic, the popular Arab satellite news network that was demonized by the Bush administration as a platform for anti-American propaganda, in part because it broadcast Al Qaeda videotapes. Furthering the tensions, American missiles struck Al Jazeera offices in Afghanistan in 2001 and in Iraq in 2003 during the wars in those countries. In both cases United States officials said the strikes were mistakes.

アルカイダのビデオを報じたりするもんで、ブッシュ政権時代には、政権からアラブの反米プロパガンダのプラットフォームだとみなされて、戦時下のアフガンやイラクのアルジャのオフィスがアメリカのミサイル攻撃を受けた。公式には事故扱いとなっている。



という時代を経て、ニューヨークで、また、もうじきワシントンでも流れるということで、

まあ、様変わりというか、アルジャズィーラがすごい、というべきか。あたしゃクオリティも結構高いんじゃないかという印象なんですが。