会計スキル・USCPA

会計はビジネスの共通語。一緒に勉強しましょ。

ゴードンブラウン 大失敗

2010-04-30 07:52:59 | 政治
選挙前にブラウン首相が大失敗しちゃったようで。





一般の有権者との交流シーンとして、メディアの前で対話したのは良いんですが、クルマに乗った後もマイクがオンになってて、そのおばさんを偏屈bigot、と呼んでしまった。

ヤバイと思って、すぐさまそのおばさんのところに飛んで帰ってお詫びに行ったようですが・・・。

最後の党首ディベート、どうなりましたかね。


ゴールドマンサックス 出ました その2

2010-04-28 07:12:01 | 政治
ゴールドマンサックスの幹部が、議会のサブコミティーに呼ばれて、チクチクやられてます。



ボスから、『シッティ・ディール』と電子メールをもらって、その商品がカスだと分かったただろう。それなのにお前は、お客にそれをいくら売ったんだ、と詰められてますな。

『いくらかは覚えてません』

記憶にございません、これはこういう場での常套句ですなあ。

それにしても、この形式、この準備、この一問一答。うらやましいですな。日本だと国会の証人喚問でも、くだらない質問、恫喝、すっとぽけ、いちいち席を立ってマイクまで行く時間、戻る時間の方が長い、みたいな、印象なんですが、こうやってやまのようなペーパーを一緒に見ながら、ああだろこうだろ、と一つ一つ集中的にやってゆく。


Goldman Sachs Executives Grilled in Senate Hearing (Update1)

Goldman Sachs Group Inc. executives were grilled by U.S. lawmakers who compared the bank’s mortgage bankers to bookies as Senator Carl Levin asked why they sold securities the company itself called “shitty.”

ここでもゴールドマンサックスをブッキィと呼んだみたいですな。まあ、こないだのオモシロ動画をレビン上院議員が観たとは思いませんが。


“How about the fact that you sold hundreds of millions of that deal after your people knew it was a shitty deal?” the Michigan Democrat asked Daniel Sparks, who ran the bank’s mortgage unit at the time. “Does that bother you at all?”

シッティディールと分かった後でも、何憶もの取引をしたというのはどういうことだ、とミシガン州選出の民主党議員はダニエルスパークスに聞いた。ダニエルは当時モーゲージセクションを運営していた。

『全く気にもならなかったのですか』


As the executives testified, Goldman Sachs was the only stock among 79 financial companies that gained in the Standard & Poor’s 500 Index. The stock rose $1.01 to $153.04 as of 5:04 p.m. in New York Stock Exchange composite trading.

ただ、この証言をしている間に、ゴールドマンの株価はSP500の金融部門で唯一あがったんだそうで。ははは。


シティ  貸出残高

2010-04-27 07:22:37 | 金融

バンクオブアメリカの貸し出し残高がものすごい勢いで落っこちているというハナシでしたが、シティも観ておきますと、

CITIGROUP CONSOLIDATED BALANCE SHEET
Loans, net of unearned income

09/3月  625,589

09/6   605,750

09/9   585,795

09/12   555,471

10/3   673,058

同じように去年の3月からずっと落ち続けてきたことがわかります。
10/3月でぐん、と増えましたが、急にこんなに伸びるわけないですな。

どっかに計上基準を変えたとあったんで、そのせいだと思います(確認してませんが)。

経営者の説明は利益や、クレジットロスに集中するんで、この変について詳しいことがよくわからないんですが、バンクオブアメリカもそうだったんで、銀行貸出は全般的に落ち続けているんじゃないかって感じですね。

経済改善の兆しがみえてきているわけですが、実態経済の中では金融収縮は足元もまだまだ続いてる感じです。


SEC ポルノスキャンダル

2010-04-25 00:45:15 | 政治
ゴールドマンサックスに仕掛けて俄然注目のSECですが、今度は面目丸つぶれのニュースでして、




SECの高給をもらっているシニアスタッフが、業務中にポルノサイトを見てたってことで、しかも一日8時間。トータルで何千回とかかんとか。何人もそういうのが居たらしくて・・・。

ウォールストリートをウォッチするんじゃなくて、ポルノをウォッチしてたって言うんで、これは・・・ハハ。

まあ、こういうの、なんか目立つことやったら足を引っ張られるというか、ワシントンの暗闘というか、このタイミングで出てきたニュースなんで、いろいろと勘繰りたくはなるんですがね。


英国総選挙 党首テレビディベート第二ラウンド

2010-04-24 18:08:54 | 政治
前回の第一回目の党首討論から一週間がたって、二回目が行われたんですな。
第三党のニッククレッグが思わぬ善戦ってか独り勝ちだったんで、今週はクレッグをなんとかせねば、というのが2大党首の課題だったわけですが、


今回は依然クレッグが優勢が変わらずにしても、接戦だったようで。





Still rolling
A draw works as well as a win to keep the Liberal Democrat bandwagon on the road


ブラウンは前回、ニックの言うとおりだ、というセリフを連発してたんですが、今回はそれはなかったようで。僅差の場合、第三党がキャスティングボートを握るんで、ちょいとすりよるかってなわけですが、前回第三党が躍進したんで、今回はやめたんですな。

But if anything, the prime minister overdid the substance. His fondness for chanting statistics can be tiresome even to his most wonkish groupies. Its effect on better-adjusted people is positively soporific.

で、ブラウンがどうだったかというと、政策の中身に踏み込み過ぎてて、統計好きなトコは理屈っぽいゴードンのファンさえ飽き飽きさせてて、もうちょっとまともな人には眠気をさそった。

とメタメタに書かれてます。

私もフルで見てみたんですが、私の目には、さすが現職、貫禄があって信頼感あるなあ、と感じられましたが、この記事からはうんざり感が漂ってますなあ。まああたしゃブラウンさんが長くしゃべってるのを聞いたのは初めてなんで。他の二人はブラウンに比べるとそのへんのおにいちゃんって感じにみえるんですが。

オバマもおにいちゃんぽいですが、おばまはなんか貫禄ありますからな。そういやブレアもおにいちゃんでしたかね。

ってかなんのハナシでしたっけか。


Mr Cameron appeared less tense than he did a week ago. Both parties tried to steal Mr Clegg’s anti-politician, outsiderish clothes, Mr Cameron insisting that the Conservatives were the party of change

左右両党とも、クレッグの反政治家、アウトサイダー路線をマネしようとしてて、保守党のキャメロンは保守党は変革の党だとくりかえした。

and Mr Brown saying that the other two leaders reminded him of “young boys squabbling at bath-time”.

ブラウンは、キャメロンとニックを風呂でけんかしている子供みたいだ、と言った。

ここは、さすがブラウンって感じだったんですが。


The first half of the contest focused on foreign policy, traditionally thought to be a Lib Dem weakness. Unlike most of the British public, the party is instinctively Europhile.

前半は外交問題で、ニックの自由民主党の弱点と思われているトコなんですな。自民党EU寄りで、英国の一般からは外れている。

Their plans to include Britain’s Trident nuclear missiles in a review of military spending scheduled after the election offer another line of attack (both Labour and the Tories have promised to protect the nukes).

自民党のトライデント核ミサイルの見直し論も労働党と保守党の反発っを誘った。

In the event, neither Mr Cameron nor Mr Brown managed to land a knockout blow. Both of the bigger parties were hamstrung by their support for Britain’s 2003 invasion of Iraq. Only the Lib Dems opposed the war, a point that Mr Clegg was quick to make

ただ、キャメロンもブラウンもイラク戦参戦を支持しちゃってるんで、そこはクレッグに突かれてるんですな。イラク問題って、こないだのブレアがインクアイアリーでやられたように未だになんでこんなことになったんだ、みたいなハナシになってて、ここは弱い。

とか、かんとかで

Unlike last week’s contest, there was no clear tactical victory for anyone.

先週とはことなり、だれも小競り合いレベルでの明確な勝者は無し。

But as dawn broke the following morning, the election still felt like a three-horse race. That must count as a strategic victory for Mr Clegg. But can he pull off the hat-trick next week, when the focus shifts to the economy?

選挙戦は依然3者、三つ巴の争いのまま。これはクレッグの戦略レベルでの勝利と言える。でも、彼は来週の経済テーマでハットトリックをかませるだろうか。

てなわけで、勝負は来週に持ち越し。

意外な展開になってきました。

米国の同盟国軽視、英国やイスラエル、あるいは日本を、以前ほどオバマ政権が大事にしなくなり、ロシアや中国との連携を深めていて、田中宇さんは多極化と呼んでるんですが、そんな中、日本は中国に近づき、

そして、英国は欧州に。

クレッグが善戦しているのは、意外にそういうハナシもあったりして。
キャメロンがイマイチ勝っていけないのは欧州への距離、があるんかも。


バンクオブアメリカ 第一Q

2010-04-24 00:00:52 | 金融
業績発表シリーズで、今度はバンクオブアメリカを観てみますかね。

全体がどうこう言えるフォローはしてないんで、見つけたオモシロネタだけかいつまんででよろしいですかね。ってかそうします。

この資料の11ページなんですが、


業績説明資料


ローン残高の数字ですな。

Managed Average Loansの残高推移の表が左上にでてまして、

去年の第1Qの残高が8千320億ドルで今年が7千480憶ドル。ものすごく減ってますな。貸し渋りか、貸出先の選別か、あるいは破綻して償却しちゃったのか、いろいろあるにせよ、これ円じゃないんで、千憶ドル近くつまり10兆円近くローンが消えたってことですからな。まあ大げさですな。数兆円ってとこですか。日本のでかい地銀一行分ってとこでしょうか。



Comments vs4Q09
•Average loans, including impact of net charge-offs, declined $13 B compared to 4Q09 on a managed basis

前期と比べて償却含めて130憶ドル減った。はあ、まだ4半期で一兆円以上減ってるってことで。

•Consumer declines were led by average card receivables falling $7 B
•Commercial loans declined $8 B–Excluding impact of FAS 166/167 adoption commercial loans fell $13 B

コンシューマーが70億ドル、コマーシャルが80憶ドル。


まあ、どでかい銀行なんで、一兆円くらい屁のカッパとも言えるのかもですが、でかいからそう言えるだけで、結構強烈に悪化なり劣化なりか、まあ少なくとも縮小傾向が続いている、ということは言えるんですな。

ちょいと良い兆しが、なんていうのはまだまだっていうことかも知れないんで。

Industry News: Bank of America (NYSE: BAC) Posts $2.83 Billion Q1 Net Income

Bank of America’s provision for credit losses decreased by $3.6-billion, to $9.8-billion.

信用ロスが減って98憶ドルに減った。

ハン?

まだ一兆円近くあるんでっか。

BOAってバカでかくなってて、総資産が2兆ドル200兆円近くあるんですな。そうは言っても3か月で1兆円ってでかすぎですよね。

これ、金融システムの悪化による縮小なのか、実態経済の悪化から来ているのかわかりませんが、どっちもなんでしょうな。いずれにせよ、貸出がガンガン落ちているというのはとってもまずいわけで。

07年に金融の縮小傾向が実態経済に及ぼす影響としてエコノミスト紙が警告を発してたのを思い出すんですな。

地獄の門

恐るべし。



3期ぶりの黒字回復、ではあるんですな。


GE 日本撤退後も・・・

2010-04-22 10:10:40 | 金融
業績発表シーズンですな。
どんどん出てきて、いやはや。

その中で、ちょいと面白いのを見つけたんで。

GEの第一Qなんですが、

General Electric Company Q1 2010 Earnings Call Transcript

Down in discontinued operations, as you know, in the third quarter 2008 we sold our finance company in Japan to Shinsei so since then we basically have an agreement where we share losses up to a certain amount. We had a $380 million reserve increase in the quarter on the Grey Zone liability for discontinued operations. Basically we update our models every quarter and the second quarter last year we added about $130 million to the reserves based on the claims we saw at the time.

08年に日本でのファイナンスカンパニーを新生銀行に売却。新生とは一定の金額まで損失を分け合うことになっている。グレーゾーン負債として非継続事業の損失にすでに3.8憶ドルを追加計上している。毎期アップデートしており前期の第2Qにはさらに1.3憶ドル追加した。

If you think about the economy in Japan has been very tough. In addition, there’s recent and upcoming legislative and regulatory changes that are affecting Grey Zone claims in Japan and we saw increases in our overall claims over the last several months, as a result we updated our models, we booked to a range of what we think might happen in the future and we’ll keep you updated as we continue to monitor Grey Zone events going forward in Japan. That’s discontinued operations.

日本の経済はとても悪いし、ここ数カ月で規制がまた変わってて、グレーゾーンクレームも影響をうけている。その結果、(ロスを計算する)モデルをアップデートし、ロスについては今後何が起きるかについて考慮した範囲で計上している。今後もアップデートを続ける。

まあ、数億ドルなんて、と言ってもそんなに馬鹿にできなくて、GEの四半期の業績って、営業利益で20憶ドルから30憶ドルなんで、まあ、3憶ドル積んだら1割がとんじゃう。

ある金額までは新生とロスを分け合うって言ってるんですが、

新生銀行がGEのリテール金融買収、消費者金融でトップグループに

このロイターの記事では、

『新生銀とGEは、レイクが抱えるグレーゾーン金利(出資法と利息制限法の中間に当たる金利)債権に対する利息返還請求のリスクをどのような割合で負担するか調整してきた。発表によると、2030億円までは新生銀行、2030億円から2600億円までは新生銀行とGEの両社が、2600億円を超える部分についてはGEが負担する。新生銀行の最大損失負担は2060億円となり、買収完了までにGEが引当金を計上して譲渡する』

とあって、ある一定の金額までは新生が負担して、それ以降はGEの負担で、損失が拡大したら上限なしの青天井と読めるんですがね。

新生銀の資料では、

新生銀行 説明資料

34ページに、新生ファイナンシャルの債権放棄額と利息返還額がのってますが、毎期300憶円以上のロスを計上してますな。累計で1500憶円は軽く超えてて、そんなに勢いも衰えていないように見えるんですがね。

よくわからないんですが、問題は利息返還額だけなのか、債権放棄額を含むのかなんですが、どうですかね。多分両方含むんでしょう。

なぜならば、新生銀の利息返還損失引当金が両方合わせたロス額相当減ってますな。

で、その引当金が、あと570憶ちょっとしかない。

これを使い切ると、あとはGE様が負担するから積む必要がないってことなんじゃないんですかな。

だとすると、毎期300憶円程度のピッチを続けてるんで、このままだとあと半年程度で・・・。

うーん、どうなんですかね。俄然注目ですな。

それにしても、ロイターの記事だとGEコンシューマーはもともと1兆円程度の総資産しかなかったんですが、このロスの出方はかなりでかいです。

これじゃ日本の消費者金融は生き延びるのはむずかしいはずですな。

まあ、制度や規制がコロコロかわって、えらい目にあわされたってわけで、それって中国とアンマシ変わらない、とも言えますかね。




ゴールドマンサックス 出ました

2010-04-22 02:34:46 | 金融
ゴールドマンサックスがSECに訴追されたとかいうニュースは、かなりのインパクトがある感じで、政府はウォールストリートとつるんでて、税金をお仲間に横流ししている、みたいなことを言われてたんで。政府に前の財務長官のポールソンみたいに、ゴールドマン出身者がバシバシ入ってて、まともじゃない、

ってなわけで、その本丸のゴールドマン様を訴えるというんで、これはインパクトがあるわけですな。

これまで、メイドフ事件をずっと見抜けなかったみたいなマヌケなハナシはあってもSECって金融危機ではアンマシ出番がなくて、イマイチイメージで、本書でも、ベアスターンズが破綻瀬戸際でポールソンやらガイトナーやらが集まった会議に所管の官庁のSEC長官が呼ばれなかった、みたいなことが書かれてます。呼んでもしょうがないって。

バーナンキは正しかったか? FRBの真相
デイビッド・ウェッセル
朝日新聞出版

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SECは不正を取り締まって投資家を保護する、みたいな仕事をしてるんで、金融システムの維持がどうのこうのはちょっと違うみたいなんですな。ましてやお金が足りないとか、どっかに買収させるみたいなハナシはちょいと場違いか。

で、ここらでそろそろ、出番です、というわけで、ゴールドマン訴追となったってことですかね、ってかちょっと遅い感じもしますがね。まあ、どっかがぶっつぶれるとかいう段階がとりあえず過ぎたってことなのかも知れませんが。小さな銀行はまだまだ倒れてるみたいですけど。

で、今回の訴追理由なんですが、いまいち良くわからなかったんですが、この動画、なかなかグーです。



要するに競馬に見立ててんですが、

①ゴールドマンが胴元で、
②ポールソンがギャンブラー。ポールソンって財務長官とは別人です
③ゴールドマンはビークルという馬を持っていて、
④馬の世話は第三者にアウトソース。

で、フツーに、馬を育てて、走らせてる分には良いんですが、馬の世話にポールソンをかませたのが問題。

⑤ポールソンは④の第三者に、良いエサでっせといって、実はドッグフードを持ってきて馬に食べさせる。

⑥その陰で、ポールソンはその馬ビークルが負ける方にかけておく
⑦ドッグフードを食べた馬は負ける(死ぬ)
⑧ポールソンは大もうけ。他のギャンブラーは大負け。

ポールソンという、ギャンブラーと胴元がつるんでるわけで、これは、負けてほしいボクサーに毒入りオレンジを食わせてなんとかかんとか、大昔にあったような気がするんですが、そんなハナシと同じで、そらあかんやろ、ってわけですな。

このたとえは、わかりやすいですな。

で、元ネタというか、SEC長官の記者会見も観ておくとですな、4分後あたりからですが、



負けると儲かるポールソンに、CDOのポートフォリオの選択を任せているということが問題で、それを黙ってたというのが訴追理由。ポールソンは、これは間違いなく下がるだろう、というヤツを選んでくみこんじゃえば良いわけで。

ゴールドマンは、投資銀行は、相場の見立てが違うもの同士を結びつけるんで、訴追はお門違いだと主張しているようですが、一方の投資家にダマで中身まで選ばせちゃまずいやろって感じですかな。

全米の怒りのど真ん中に投げ込まれたわけで、ハナシは広がってゆくような気がしますがね。

政治的には一気に流れを変える力があるかもで、オバマさんスゴイっす。ご本人がどんだけ関与しているのか知りませんがね。

コカコーラ 南米で伸びる

2010-04-21 07:31:20 | 食品

Coca-Cola Profit Rises 20% as Latin America Advances (Update2)

April 20 (Bloomberg) -- Coca-Cola Co., the world’s largest soft-drink maker, said first-quarter profit rose 20 percent, bolstered by sales in Latin America.
Net income increased to $1.61 billion, or 69 cents share, in the quarter ended April 2 from $1.35 billion, or 58 cents, a year earlier, the company said today in a statement.

コカコーラの利益が2割伸びたんだそうで。ラテンアメリカの増収が効いている。


Revenue rose 5 percent to $7.53 billion, the company said. Eight analysts predicted $7.72 billion, on average. Global sales by drink volume grew 3 percent, helped by a 4 percent increase in Latin America. Sales by drink volume in North America declined 2 percent.

全体で5%の増収。うち飲料は3%。ラテンアメリカで4%の増収。北米は2%落ちたが。

北米で落ちてるんですな。外食は落ちてるだろうし、普段も落ちてるんですかね。

南米が順調に伸びている。アジアについての言及はないんですがね。
アジア、アフリカについては良く話題になるんですが、南米はさて。
ブラジルですかな。




600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス

2010-04-19 00:39:46 | ハイテク
5000円以上買うとコーヒー券をもらえる本屋があって、あと少し足りない。じゃあ、って買ったのがこの本です。

買って良かった。

600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)
上阪 徹
角川SSコミュニケーションズ

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出版されたのが去年なんで600万人になってますが、最近の数字を除くと850万くらいまでいってるようですな。月間の利用者数です。ページビューはもちろん億単位。

クックパッド3Q決算補足資料

その後、マザーズに上場もされてるようで。

yahooファイナンス

いやあ、こんなすごい会社というか、サイトがあるとは。ちいとも知りませんでした。
知らなかったのは私だけなんですかね。

かなりの主婦がこのサイトを利用しているとかで。

日本のうるさい、移り気主婦の心をわしづかみ。
それって世界最強のサイトってことかも知れません。

クックパッド

簡単に言うと、ユーザーがレシピを自由にアップする。自由に検索する。それだけです。夕食に何しようか、毎日の悩みを瞬時に解決。あるいは、自分の自慢の手料理のレシピを公開して評判をもらう。レシピをのせるのも、読むのも楽しくてやってる。ハナシを聞いただけでもワクワクしてきますな。

主要なコンテンツをユーザーが作ってゆく、作ったものを同じくタダでユーザーが利用する。これ、フリー経済、あるいはアルビントフラーのいう新しい富の未来の形、そのものって感じですな。

本書は、当社の徹底したユーザー指向を紹介しているんですが、まあ、それはお読みいただくとして、

ものすごい急成長なのもそうですが、ビジネスの中身が面白いですな。

まあ、収益源は広告、なんですが、実はこれはほんの一部でしかなく、そう、売り上げの2割から3割しかない。

半分が、マーケティング支援事業といって、このサイトの検索結果を売って稼いでいる。何月にどんな検索が多いのか、地域別にはどうか・・・。何をどう売ればよいのか、顧客はデータで把握できる。

サイトユーザーには、自由に楽しんでもらう以外、何も求めなくても半分は稼ぎになる。
これぞ、フリーエコノミー、って感じがありますな。

こういう多くのユーザー、ってかマスに支持されるサイトを見ていると、日本の経済の仕組みそのものが変わってくる、という気がしてきますな。

広告事業なんですが、

マイナーな、地方の食材を扱う広告主が、このサイトとタイアップしてレシピコンテストを打つ。腕自慢のレシピが集まってその食材のおいしさを引き出してくれる。何百万もの主婦がそれをみて、その食材を買う。

通常のマス広告とまったくことなるプロモーションってわけで、かなり効果があるようですな。スーパーの棚にいかに乗るかで勝負が決まり、マス広告を打たねば棚に乗せて貰えない、という、売れ筋、勝ち組だけを残してゆく仕組みと違うルート、と言いますか。

スーパーでやってる対面のご試食会、おひとつどうぞ、をネットで何百万人相手にやるってことですな。しかも、当社がやるんじゃなくて、ユーザーにやってもらう。

こういうの、未来を感じさせます。
そうだよなあ、こういう風にやらなきゃいけないんだなあ、といいますかね。

おばちゃん相手にネットが自然な形で入っているってのがスゴイです。


マス生産、マス販売、マスプロモーションである必要は無いんで。


広告売り上げ激減のマスメディアは、マスマス危うい感じですかね。