会計スキル・USCPA

会計はビジネスの共通語。一緒に勉強しましょ。

李 明博 お詫び会見

2012-07-31 01:35:54 | 政治
お隣韓国では、えらいことになっているようで、
大統領のお詫び会見です。

South Korean president apologizes for administration's bribery scandals


レポーターのコメントも厳しいですね。

前任の盧武鉉も退任後ではありますが、お兄さんの不正で、最終的には御本人が自殺されるという結末で、びっくりだったわけですが、

wiki 

不正献金疑惑 [編集]
退任後、盧武鉉の側近・親族が相次いで逮捕された。2008年11月、盧武鉉政権の側近の一人が贈賄容疑で逮捕された。また、盧武鉉の兄盧建平が証券会社「世宗証券」の買収を韓国農協幹部に働きかけ、約20億ウォン(約1億3000万円)相当の見返りを得ていた疑惑が浮上し[51]、後に逮捕された。兄の盧建平は、逮捕されるまでは「ポンハ大君」「大先生」「慶南大統領」と呼ばれていた[52]。2004年に朴淵次泰光実業会長に対して慶尚南道知事補欠選挙に出馬したヨルリン・ウリ党候補を全面的に支援するよう要請し、8億ウォン(約5700万円)を出させた[52]。2005年の4・30補欠選挙では、5億ウォン(約3600万円)を同じように出させた[52]。2006年1月には農協による世宗証券の買収にも介入し、30億ウォン(約2億2000万円)近い裏金を自らの懐に入れたことも分かっている[52]。2009年8月25日、盧武鉉の秘書官が大統領特殊活動費を着服したことや盧武鉉の支援者から金品を受け取ったことで横領と収賄罪で懲役6年の実刑判決を受けた[53]。
さらに盧武鉉自身も捜査対象となり、2009年4月30日には韓国最高検察庁が合計600万ドル(約6億円)を超える不正資金疑惑について、包括収賄罪の容疑で本人に事情聴取を行なった[54]。盧武鉉支持派の人々は一連の捜査を李明博政権下でおきたスキャンダルに対する煙幕だとして抗議している。


日本だと秘書が口利きとかで逮捕されたりするわけですが、韓国じゃ身内が出てくるんですな。韓国だと、年上の権威が結構強いので、大統領のお兄さん、となると結構なんでもあり、って感じになるんですかね。





お勧め文具 

2012-07-30 01:14:39 | 生活

すっかり更新をご無沙汰しておりました。
院の前期試験の時期でして、何かと・・・。

それもこの土曜日で終わり、ほっと一息。しかし、あんましできませんでした。

計算問題がどうしてもできない。いや、計算は練習しないとできるようになりませんな。

試験はいまいちでしたが、とりあえず、夏休み。レポートの宿題はありますが、とにかく平日二日の夜の講義と、土曜日丸一日の講義のスケジュールがあくので、

ちょっとした自由を満喫する気分なんですな。

この4か月、わからないながらも、授業を受けてみたところでの感想は、
まず、院生に中国人が多いってことですかね。修士もいますし、研修生の名目で聴講している方も結構居て、人数は日本人より多い。

まあ、それは良いとして、経済学という点でいうと、

それが、良く分からない。

伝統的な、ミクロやマクロ経済の体系があるのと同時に、
ゲーム理論があり、情報の経済学があり、

それぞれが思いっきりつきつめられていて、それはそれで面白いわけですが、
はて、相互の関係は?

基礎理論を学んでいる段階で、どの科目がどんなことをやっているということはそれとなく分かりましたが、経済の本質が少しでも判別できるようになってきた、という実感はないですね。理論をベースに実証研究でもするようになれば、こういうものだったのか、という感じがつかめるようになるんですかね。

ただ、骨身にしみた点があって、今、数学に苦しんでいるわけですが、それでも、数学はとても便利、ってか数学なしに、複雑事象の説明や考察は無理、ということも不本意ながら認めざるを得ず、数学ダメ男の私でさえ、論文を書く段階になれば使うしかない、と観念して、この夏休みはしっかり復習しようと思ってるところです。

さて、ここしばらく、ほとんど勉強にエネルギーが割かれてしまい、テキスト意外のインプットが激減してしまい、急ぎキャッチアップしなきゃと思っているところでして、まあ、大統領選も共和党のプライマリーが一段落して本選が本格化する前の中だるみだし、と言ってはいられないですよね。

ってなことで、ネタも文具のハナシで申し訳ありませんが、
どっちも三菱鉛筆さんので、シャーペンとボールペンです。


シャーペンを小学校の時に初めて買ってもらったときはずいぶん感動しましたが、
それ以来の感動がこれ。

三菱鉛筆 シャープペン「クルトガ」0.5mm【ブルー】 M5-450 1P.33
クリエーター情報なし
三菱鉛筆


普通のシャーペンは書き味が今一つで、太さも揃わないので必要な時意外が使ってませんでしたが、これを使い始めてからは良く使うようになりました。それくらい素晴らしい。常にカリカリと芯が紙に引っかかる感じがあって、しっかり書けている感触が素敵です。芯が接地の都度回転して、一方向だけの芯が減らないように調整される機構が付いているんですね。


このボールペンもすごいです。

三菱鉛筆 ジェットストリーム 多機能ペン 0.5mm ホワイト
クリエーター情報なし
三菱鉛筆


書き味なめらか。滑るように書ける。軽すぎ滑りすぎと感じるくらいです。

いずれも初めて使うと感動する書き味です。よろしければ・・・。

こんな伝統小物にもイノベーションがありうるのか、とちょいと驚くんですな。


まわし者ではございません。

Libor・スキャンダル 

2012-07-19 07:12:38 | 金融
イギリスのLiborについて連日,あーだこーだ言われているようですな。結構でたらめだったみたいな。むかし解説をどっかで聞いたような気がするんですが,具体的にどう決まるのか,についてはなんか良く分からなかった記憶がありますね。実は結構テキトーに決められていたとは・・・。

実は,Liborがでたらめだ,みたいなハナシはかなり前から報道されていたとかで,

Libor Scandal: Old Articles

First, from the NY Times today: New York Fed Was Aware of False Reporting on Rates
The Federal Reserve Bank of New York learned in April 2008, as the financial crisis was brewing, that at least one bank was reporting false interest rates.

ニューヨークタイムズ,08年4月。

At the time, a Barclays employee told a New York Fed official that “we know that we’re not posting um, an honest” rate, according to documents released by the regulator on Friday. The employee indicated that other big banks made similarly bogus reports, saying that the British institution wanted to “fit in with the rest of the crowd.”

バークレイズの従業員がニューヨークFedの担当者にハナシたところでは,正直にレートを申告していない・・・。

Oh my. Really? In April 2008?

08年じゃないかとブログ。

We were discussing this in 2007! Here are a few of the articles I linked to years ago ...

実は07年にも・・・。ファイナンシャルタイムズ。

From the Financial Times in September 2007:
“The Libor rates are a bit of a fiction. The number on the screen doesn’t always match what we see now,” complains the treasurer of one of the largest City banks.
...
The screen will say one thing but people are actually quoting a different level, if they are quoting at all,” says one senior banker.

Liborは作り物だ。スクリーンに出ているLiborの数字は,実際に今見えている数字とは違う・・・。


ウォールストリートジャーナル08年4月。ブルンバーグ08年5月も・・・。

From the WSJ in April 2008: Bankers Cast Doubt On Key Rate Amid Crisis
The concern: Some banks don't want to report the high rates they're paying for short-term loans because they don't want to tip off the market that they're desperate for cash. The Libor system depends on banks to tell the truth about their borrowing rates. Fibbing by banks could mean that millions of borrowers around the world are paying artificially low rates on their loans. That's good for borrowers, but could be very bad for the banks and other financial institutions that lend to them.
From Bloomberg in May 2008: Libor Set for Overhaul as Credibility Is Doubted
"The Libor numbers that banks reported to the BBA were a lie," said Tim Bond, head of global asset allocation at Barclays Capital in London. "They had been all the way along. The BBA has been trying to investigate them and that's why banks have started to report the right numbers."
The only new news is that the banks are finally paying fines ...


というわけで,

ほとんど,公然化していたと言っても良いんじゃないかと思うんですが,今回は事件化されて,ようやく当事者は罰金を払うことになったってことですが,

なんで,今頃になって,スキャンダル化したんでしょうかね。インボー論的に言うのもなんですが,なんか背景があるのかも知れませんな。


まあ,信頼していたのに,今更そんなこと言われましても・・・みたいな感じですが。



動画はおまけです。

ホントのこと,今話すわって,

竹内まりや 終楽章(歌詩つき)


今更そんなこと言われましても・・・。

ポルノ界の自殺率

2012-07-11 00:59:57 | 生活
これまで,日本の自殺率が平成10年から急増したことや,韓国の自殺率が日本より高いこと, 米軍の自殺率がこれまた高いことなんかを取り上げてきたんでした。

社会の許容度が低い,ということはあるんでしょう。日本も韓国も外れ者は排除する傾向があるに違いありませんね。日本で平成10年に急増したことは,解明が必要ですね。失業や不況だけでは説明が付くと思えませんね。

米軍の自殺率が高いのも強いプレッシャーがある,ということなんでしょう。

で,これなんですな。早死にしたボルノ界の女優,男優を追悼する動画なんですが,

Dead Porn Stars Memorial


驚くのは,その数です。観た感じでは,そんなに古そうな人達は含まれていません。いくら米ポルノ界の層が厚いといっても,こんだけ早死にするというのは,かなり高い死亡率であろうと思います。

死因は,自殺,薬物の過剰摂取が圧倒的ですね。
どんなものか想像もつきませんが,悲惨で過酷,そんな言葉が浮かんできますな。

大統領選のディベートを観てれば強く感じますが,米国はリベラルな土壌ももちろんありますが,それも一部のハナシで,保守的な土地では強烈に保守で,ポルノ上がりだと,結構きついんじゃないかって気がしますな。むかーしのことですが,ポルノに出ちゃった娘を,母親が銃で撃ち殺した,みたいなニュースを読んだことがあります。どっちが罪深いんかなって感じですがね。

とにかく,ポルノメジャーになった人たちのその後はあまり良い感じがしないんで。日本では,飯島愛も死んでしまって・・・。

ちょいと昔に,トレーシー・ローズの回想録を読んだことがあるんですが,育った家庭に問題があって,付き合う男がダメ男君やワル男ばっかで,苦労してポルノ界から離脱した,ってハナシだったと思います。飯島愛の『プラトニックセックス』にもなんか共通点を感じたりして。




Porn: When the Camera Stops

実験経済学への招待

2012-07-10 00:24:35 | マクロ経済

いや,随分と更新をお休みをしておりました。
ちょいと忙しかったもんで。

院に通いだすと,なんやかんやレポートや課題が出たり,プレゼンが必須だったり,予習復習なんかもやらないといけなくなって,ブログ更新がおろそかに。

意外にブログ更新にも時間がかかるんで。簡単に書くつもりが,書いてるうちに長くなったりして。

読みたい本も読めず,観たい動画も後回し。院で刺激を受けて満足する部分もあるんですが,我慢することも結構多いです。


とまあ,そんな具合ですが,今日は,本のご紹介。
ちょいと息抜きにと思って買って読んでみたんですが,

こいつは掘り出しモンでっせ。

実験経済学への招待
クリエーター情報なし
エヌティティ出版


初心者向けの入門書と銘打って,くだらないたとえ話に続いて,突然意味不明の説明がつながって,全く付いていけなくなる本が結構あったりするんですが,本書は,かなり高い水準で,わかりやすさと,説明水準の高さを両立させています。

著者達の実力とセンスの高さが相当であることが伺えるんですね。


実験経済学,というと,こないだ『貧乏人の経済学』をご紹介したときに出てきた分野ですが,本書は,開発分野に限らず,『市場とは何か』『経済とは何なのか』について簡単な実験例で,まるで目に見えるように説明してくれます。


大学院に通って,改めて実感するんですが,経済学は大いなる,『仮定の科学』であって,その仮定が正しいかどうか,については,あんまし,ってかほとんど気にしてないんじゃないか,と思えたりして。

こう,仮定を置いて考えると,こんなことも言えまっせ,あんなことも言えまっせ,とひたすら考える。

そうした思考の有効性については疑いは全く感じないし,重要なことだと思うんですが,経済の実態,原理,本質をつかもう,という志の観点からすると,こんなことも言えるかも,あんなことも言えるかも,ということは,どっちかというと枝葉部分に感じられたりするわけで。

とまあ,偉そうに言う資格もない私が,とやかく言うもんじゃあないんですが,

で,本書。

本書は,経済とは何か,市場とは何なのか,について,真正面から説明してくれます。

取引が成立するとはどういうことなのか。

学生を使った実験例を本書では紹介していますが,
カードを使った実験で,最初は,でたらめな値段がついていたのが,

何度も繰り返しているうちに,理論値での値付けが行われるようになったりする。

『バレート優越』って,ホンマかな,絵に描いたモチやろ,とどっかで感じていた私ですが,本書を読んで,意外と伝統的なミクロも有効で,きちんと身につけなきゃいけない,と逆に思ったくらいです。

このブログの読者の方の中には,開発関係に関心をおもちの方もいらっしゃるはずですが,第7章でフィールドワークが取り上げられていてます。

貧乏人の経済学,のテーマになってた貧困国での経済実験のことですね。

例えばマイクロファイナンス。

マイクロファイナンスはここでも何度も何度も触れていますが,

債務者をグループ化して連帯責任を負わせることについて,返済率にはほとんど効果がないんじゃないか,という実験結果について、本書は紹介しています。

グループを組ませることは、マイクロファイナンスの肝だったりするんで,その効果がほとんど無い,ってことになると,じゃあマイクロファイナンスって何なの? って感じになるわけですが,返済率に影響するのはグループ化ではなくて,

むしろ,取引の継続性である,と本書は説明しています。つまり,きちんと返済すれば,次回も借りることができる,という期待ですね。それがあるから債務者は無理してでも返す。

ま,このあたりは,また改めてにしたいんですが,本書は,ポイントになる論文を参照しながら,わかりやすく説明するというスタイルで専門研究と接続していて,とっても使える形になってます。原文にあたられたらごまかしようもない,という点で,真剣勝負でもあるんですね。

しかも,二日もあれば読めてしまうくらいの読みやすさでして,



とにかく,お勧めです。