会計スキル・USCPA

会計はビジネスの共通語。一緒に勉強しましょ。

アヤラの長期戦略

2013-10-03 01:55:48 | 政府 公的機関
前々回,フィリピンの財閥のハナシが出たんで,もうイッチョ。

アヤラグループといえば,財閥の代表格と言っていいんでしょうな。

Ayala unfazed by Manila Water setback

Despite the bitter experience of water distribution unit Manila Water Co. with regulators, conglomerate Ayala Corp. will not hold back from participating in major infrastructure projects under the public-private partnership (PPP) framework.
In an interview, Ayala Corp. managing director John Eric Francia said that the group would still participate in upcoming PPP projects despite the perceived increase in regulatory risks arising from the MWC episode.
Among the key projects still in Ayala’s pipeline were the Mactan-Cebu International Airport rehabilitation, Light Railway Transit 1 extension, Cavite-Laguna Expressway and the automated collection fare system (ACFS) for railways, he said.

マニラウォーターカンパニーの政府との苦い経験にも関わらず,アヤラはPPPフレームワークの元で大プロジェクトに参加してゆく。

まあ,アヤラが,水道会社をやっていて,いろいろと当局ともめているってことなんでしょうな。そうだとしても,へこたれないで,こういう半公共的な事業に取り組んでゆくと経営幹部が言っているってことで。

For Ayala group, diversification into lucrative but highly regulated businesses like infrastructure is part of long-term growth strategy.

儲かるけど規制も厳しい事業,たとえばインフラ事業なんかへの多角化は,長期成長戦略の一部だ,とのことです。

フィリピンがいまいち経済が発展しないのは,製造業への投資がいまひとつで競争力が劣るという説明があるんですが,

力を持っている財閥系は,こうして熱心に経営していて,

ただ,その方向が,こういう規制の絡んだインフラ事業なんかに向ってしまう。なぜ製造業に向わず,こうした事業なのか。もちろんこっちの方が効率良く儲かるからに違いないんですが,なぜ,そうなのか,

それが問題なんですね。

日本の地方が,土建屋中心で,公共工事で成り立っている,見たいなハナシと,どっか似ているのかも知れませんが,どうなんでしょうな。








ミスワールド フィリピーナに

2013-10-02 01:29:36 | 生活

まず,ミスUSA。
ミス・ニューヨークが勝ったんですが,
これば,初のインド系アメリカ人なんだそうで。



それは良いとして,お次は,ミス・ワールド。
これをフィリピン代表が勝ち取ったってハナシです。




まあ,とにかく,アジア系ががんばってるなあ,って感じがしませんかね。

どうでもいいような話ですが,ちょいと気になったもんで。


フィリピン便が拡大する

2013-10-01 00:12:19 | 航空業界
フィリピン航空業界のニュースです。

PH carriers seek more flight entitlements to major Japan cities

National flag carrier Philippine Airlines Inc. (PAL) together with PAL Express, budget airline Cebu Air Inc. (Cebu Pacific), Tiger Airways Philippines as well as sister firms AirAsia and Zest Airways Inc. have filed a consolidated application before the Civil Aeronautics Board (CAB) for allocation of flight entitlements to Japan.

日本空路の権利について,フィリピンの航空会社がまとまって申請を出したんだそうで。

Last Sept. 13, the Philippines and Japan concluded a memorandum of understanding (CMOU), lifting a ban preventing airlines from the Philippines from mounting additional flights to Japan.

規制を撤廃する合意が日比で成立したとかで,フィリピンの航空会社が日本に自由に乗り入れができるようになる,って全然知りませんでした。

The new air service agreement increased the number of flights between Manila and Narita to a total maximum 400 per week from the previous 119 and allowed 14 flights per week between Manila and Haneda.


マニラ-成田間が週119便から400便まで増やせる。マニラ-羽田はと14便。
週4百ってちょっと多すぎませんかね。マニラ便だらけになるがな。

とまあ,そうは言っても日比の間でこういう動きもあるってことですね。

フィリピンをテーマに研究していて,感じるのは財閥の影響の強さなんですが、ここで出てくる航空会社も財閥系ですね。フィリピンエアは

PAL, jointly owned by taipan Lucio Tan and diversified conglomerate San Miguel Corp. (SMC)

って記事にも出てますな。ルシオタン,とサンミゲルグループの系列。サンミゲルはビールの会社ですが,多角化で航空会社にも手を出しているんですね。セブエアもGokongweiの系列ですね。上場企業を分析するのに一社一社,系列を洗い出したり地道な作業をやってるんですが,こういうトランスポート関係は財閥系が多いようです。

ちなみに,このニュースのABS-CBNはLopezグループ。どっちを向いても財閥から逃れられないって感じですな。ABS-CBNも財閥体制の批判なんてできないんだろうな(笑)。