会計スキル・USCPA

会計はビジネスの共通語。一緒に勉強しましょ。

玄米黒酢 こいつはすごい

2014-01-30 21:55:54 | 食品
晴れて修士論文も提出が終わって,ようやく自由になった、と思っていたら、論文査定の面接でボコボコにされて、かなりな直しが入ってしまいました。

重要な概念の混同があって、ここは違うんじゃないかという具合です。

経済学にはどうも、基礎理論とその実証という流れと、応用経済学の流れがあって、それぞれ追いかけているものが違うんですな。私は基礎理論の実証みたいな話を前段で論じておきながら、実証段階で、自分流でかなり自由なやり方でデータ分析をしてしまい、元の経済理論の仮説検証とはいえなくなってしまって、おまけに勘違いが見つかったりして、えらいこっちゃ。


で、データを分析して実態をリサーチする、という本来の構成に修正することにあいなりました。

構成から修正するというと、もう、かなりな大作業になるんで、仕事から帰宅したらいっぱいやりながら米国政治ニュースをフォローするみたいな道楽になかなか戻れてません。

はあ~。

というわけで、ブログ更新もなかなかできずにいるんですが、小ネタでいきますか。

論文を書いている間は、酒も飲めず、寝不足で、旅行も×。できないというよりそんな余裕が持てなくなります。酔っぱらったら考えがまとまらなくなるし、本格的な旅行だと徒歩の移動も増えるんで、その間は原稿がかけない。

で、気晴らしはネットショッピング。

随分アマゾンを儲けさせてしまった。

そこで、論文執筆中に購入したモノで、こいつはすごい、というのをご紹介します。

まず、一発目。



ユウキ製薬 伝統玄米黒酢 720ml
クリエーター情報なし
ユウキ製薬



これの何がすごいか。

値段です。
これが送料込みで500円未満というのがまず信じられない。

私は、不精なんで何をやっても続きませんが、玄米黒酢だけは長年飲み続けています。
体質に合っているのか飲むと明らかに体調が違うんですね。

まず、飲むと、肌がすべすべになる。
そして、唇が柔らかくなるのが自分でもわかります。

酢の酢酸成分や、割って飲む炭酸水の影響かもしれないんですが、飲むと30分くらいで効果が出てきます。

朝は、飲むと集中力が違います。

血行がよくなるせいかも知れないです。
気のせいかも知れませんが、私には自覚できるくらい違いを感じるんですね。

後は、疲れが取れるだとか、言いますが、体がだるい時は楽になる感じがします。必須アミノ酸が、、、みたいな説明がされてますが、私は血行促進が一番おおきいんじゃないかと思ってますがね。

飲んだ日の夜に、こいつを飲んでおくと二日酔いの重さが格段に小さくなる感じもありますね。


こういうのをスーパーで買うと1000円くらいするんですが、こいつは安い。

これまで飲んでた高いお酢と比べて、自覚できる効果は変わらないんでこいつに切り換えました。

このお酢だってアマゾン通販なんで、中間マージンをすっ飛ばしてこういう価格設定ができるんで、普通の流通に乗せるとこうはいかないんでしょうな。

論文を書いてて不自由になって、ネット通販のありがたさ、とか効率を実感できたって感じでしょうか。

今後ますます通販が拡大していくだろう、と実感できるんですな。
今の年寄りはそんなにネットを使える人は多くないかも知れませんが、もう少し時間がたてば、ネットを使える老人が増えてくる。そういう高齢化社会に、ネット通販はど真ん中って感じがしますよね。高齢者にとって外出して買い物をするのはつらいものでしょう。自宅に届けてくれて安けりゃいうことないですな。


とまあ、ヨタ話でした。



映画ハンナ・アーレント

2014-01-19 23:43:36 | 生活
大学院に通い始めて、学生証を手渡されたとき、こきゃラッキー、学生割引が使えるわいと思ったのも束の間、問題発生。

使っている時間がない。

あれほど好きだった映画にもゆけず、結局割引なんぞ使うことはほとんどなし。

しかし、この年明け早々に修士論文を無事提出完了して、怒濤の原稿書きから開放されたんで、久々に映画館へ。
全く、何をやっているかさえ知らない。以前は映画で予告編を見せられるんで、観たい映画に困るなんてことはなかったんですがね。

さて、ハンナ・アーレント。

むむむ、こんなんが映画になっているのを発見。
観るべきか、観ざるべきか。
思想家を映画にしたって面白いわけがない。
しかし、どう料理したんじゃろか。
とかいう興味が勝って、映画館へ。学割もちゃんとききました。

ハンナ・アーレントの名前は、左系の思想雑誌なんかに時々特集みたいなのがでたり、引用されてたりしてますかね。
でも、実際に著書を読んだことはありません。
ただ、書いたものが物議をかもした、程度のことは読みかじったことがあったんですな。


ナチの幹部だったアイヒマンが、裁判にかけられているのをハンナが傍聴して、ニューヨーカーに寄稿する。
その記事が、アイヒマン寄りだ、と激しいバッシングをハンナが受ける、というのがストーリーの骨格です。

映画はアイヒマンがつかまるとこから始まって、ハンナが,私傍聴しにいってくるわ、みたいな風に、順番どおり始まって、ほぼ想像どおりに展開していきます。夫やら、友人、恩師のハイデガーなんかとの人間関係を織りまぜながら、というのも定番ですね。

ハンナの思想をサブストーリーに持ってくるという、面倒だけど思想家が主人公なんでやらざるを得ない所業にも、しっかりと取り組んでます。

凡庸の悪。考えることを止め人間であることを止めて、凡庸さが巨悪を働く。

アイヒマンは何百万人ものユダヤ人の虐殺に手を貸したけれども、その正体はただの小役人にすぎなかった、ということを裁判を傍聴して知ったハンナは、ショックを受けるんですな。倫理と義務の間で葛藤はあったが、それ以上考えるのを止めて、命令に従い虐殺に手を貸した。

そして、考えをやめて悪をなしたのは、アイヒマンだけでなく、ナチの虐殺に協力したユダヤ人指導者、ナチを支持した恩師のハイデガー、ハンナの記事に対する感情的な批判者達にも、同じ影をみる、という形です。ここを読み取れないで、観た方は、エピソードがバラバラに散りばめられているだけのように見えたかも知れませんが、この辺は丁寧に作ってあるんですね。

まあ,稀代の思想家が、そんな単純な図式でものを考えていたかどうかは別としてですが。

なんら奇をてらッたところのない、オーソドックスな、定番だけで作った映画、って感じなんですが、
それでも、最後まで退屈しないんですな。

作りと演出、それにさりげない演技が実にしまってて、完成度の高さが、みてて飽きさせないってことですかね。
演技と演出だけでも、ぐっとくるんですな。

最後のシーンで、ハンナが大講義室で、批判に応える演説をするんですが、
この大講義室が、傾斜になっていて、聴衆がハンナを見下ろすようにできている。
講義が終わって友人と挨拶を交わすのも、ハンナが下から追う形で、友人は上から見下ろしててて、絶交を言い渡したりします。

こういう講義室の使い方なんかも、ハンナの感じている圧迫感を表現する効果を、計算に入れているはずです。
その直前のシーンで、私の講義は学生でいっぱいです、まで言わせて、いきなりでかい教室を使う不自然さを消しているんですね。

ストーリーからカメラの動きまで、つながりが、自然で、練り込まれた感じがとってもする映画なんですな。

ただ、どこまでも地味ーなんで、純粋に娯楽として映画を楽しみたい場合にはちょっとつらいかも。

あくまで、ハンナアーレントへの関心があるか、映画そのものが好きなひと向けですね。

ハンナ・アーレント 予告編