会計スキル・USCPA

会計はビジネスの共通語。一緒に勉強しましょ。

マクドナルド 新価格体系

2005-05-04 10:28:34 | ターンアランド
 
 
 ゴールデンウィークでマスク2を観てきました。 ダメでしたね。お勧め度はかなり低い。

 映画を観にいくときは時間調整でよくマクドナルドに入ります。昨日は観る前、後と2回も入っちゃいました。コーヒーとマックチキン、コーヒーとホットアップルパイ。これが、各アイテム100円づつで、全部で400円。これは安いです。コーヒー一杯100円は業界最安値ですね。バーガーはチキンとチーズバーガーは100円。むかしの60円よりは高いがそれでも安い。プチパンケーキも100円です。ちょっと時間つぶしに入るにはいいですね。

 私が入ったときに、となりのにいちゃんもマックシェイクを頼んでました。シェイクも100円なんですね。都心のもともと多忙な店なので、新価格前から混んでました。客が増えているかどうかよくわかりません。しかしいい感じです。業績がもっと上がるかも。地方や郊外のがら空き店に客が戻ると良いのですが。

 もともと、マクドナルドの不振は、行き過ぎた値下げで原価率が上がってしまったことも原因の一つです。今回の安売りで従来より原価率アップは当然発生。これを補うだけの売り上げ増につながるかどうかですね。私のような、以前から100円アイテムだけを頼む客は赤字ですかね。

 マクドナルドにいる2時間で本をほとんど1冊読んでしまいました。

 『光の医学』という本で、光や色がいかに人にとって大切かを滔々と説いています。
人工光の弊害光治療の実績など。結構まじめな本なのですが、『人間も光合成をしている』という研究者の主張なども紹介しています。インドに居る『不食』の実践者が『自分は太陽光を食べて生きている』と主張しているという記事をネットで読んだことがありますが、あながちでまかせでもないということでしょうか。

 この本の著者は、『近視は治る~めがねをはずそう』という著書もあり、本書はもう少し大きなテーマを扱った本です。『近視は治る』

『不食~人は食べずに生きられるか』

稲盛和夫 高収益起業の作り方

2005-05-03 11:01:05 | ターンアランド
【実学・経営問答】高収益企業の作り方
稲盛和夫 日本経済新聞社05/04/01 1版3刷

 稲盛さん関連本は、『イナモリズム』、徳で導く、出家、熱烈な支持者、と何となくうざい感じが漂っていてずっと敬遠してきました。お説教臭い。大きなお世話、金儲けと倫理をつなげるな、という反発心は、若者なら共通して感じるでしょう(私は若者とは言えない年になってますが)。

 ところが、読んでみるとこれが実に良いのですね。

 私が最初に読んだ稲盛氏の本は『実学』です。
 稲盛さんが創業期に会計をいかにモノしていったかが詳しく書かれています。

 利益が出ているのに現金が無いのはなぜだ、という基本的な疑問から始まって、それはいかんから、会計を直す(耐用年数を税法ベースから京セラベースに変えたりします)、業務を直す、とフィードバックさせてゆきます。

 会計を応用し、材料をまとめて買って単価を落とすのではなく、単価は上がっても細切れに必要なだけ買う、というのはトヨタ式や、『ザ・ゴール』を彷彿とさせます。極めれば行き着くところは同じ、ということでしょうか。

 稲盛さんは『アメーバ経営』に行き着くのですが、業務を最小単位に分けて採算を出して行き、そのユニット毎に管理してゆきます。一つ一つのユニット=アメーバが経営体ということで、管理面だけでなくリーダー育成にもなりますね。やる気の無い一人にはつらい職場でしょう。

 成果主義に対して稲盛さんは否定的です。成果にはカネではなく名誉で報いるべし。利益がでれば皆で分け合えと。最近の流行に真っ向反対ですが、稲盛さんの言葉にはどこかホッとさせるものがあります。とはいえ、悪しき平等主義の弊害に稲盛さんはどう考えているのか聞いてみたい気もします。

 本書は、稲盛さんの短い文章に続けて、稲盛さんの成和塾の塾生との一問一答を載せています。

 いずれもいい感じ。

 稲盛さんは、社員とはコンパと称する飲み会で意思疎通をはかるんだそうです。

 ドンちゃん騒ぎをするんだとばかり思っていたら、そういう飲み方をしたら叱られてたたき出されるそうで、心静かにうまい食事と酒をいただきながら、稲盛さんの話を聞く会なようで。むしろ、社長主催の酒つきのお食事会という感じでしょうか。こういうガス抜きでない酒の飲み方は素敵だと思います。しかし、勘弁してくれという意見も半分以上ありそうですね。

 でも、これは稲盛さんのおごりだそうです。