自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

道端の薬草・・・ハマスゲ

2012-10-05 20:55:00 | お散歩
ハマスゲ[浜菅](カヤツリグサ科)
本州~沖縄の日当たりの良い砂質地に生える多年草。世界の熱帯・亜熱帯に広く分布し、世界的な強害草として知られています。
葉は叢生し、細長い線状です。根茎は横走し、塊根があります。根には香気があり、アロマテラピーにも使われます。

夏~秋に花茎を出し、茎先に2~3枚の総苞葉をつけ、数個の花穂を出し、濃茶褐色の小穂を疎生します。
秋から翌年春にかけて根茎を掘り取り、乾燥させたものを「香附子(コウブシ)」といい、漢方で利胆、鎮痛に用います。
アスファルトも突き破って生えるほどの、強い生命力を持ち、畑などに生えると厄介な雑草ですが、これもまた身近な薬草なのですね。
自分で掘り取って、根茎を乾燥させれば、どこかで買い取ってくれるのでしょうか。
そうすれば、雑草とは言われなくなりますよね。

9月下旬 横浜市内にて

コメント (15)
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