ヒガンバナ[彼岸花](ユリ科)
今年は彼岸よりやや遅く咲きだしたヒガンバナ。ようやく花の盛りを迎えたようです。
ヒガンバナは、有毒植物として知られていますが、その主成分はアルカロイドのリコリンです。
このリコリンには、催吐作用、嘔吐作用、下痢、中枢神経の麻痺などがみられ、酷い場合には死に至ることもあります。
リコリン以外にも、多くの成分を含むのですが、そのひとつガランタミンは、医療用医薬品として認知症の治療に使われています。
実際はマツユキソウ(スノードロップ)から単離したものを使用しているそうですが、ガランタミンはスイセンやキツネノカミソリなどの他、先日載せたヒトツバハギにも含まれています。
毒と薬は表裏一体、使い方次第でその表現が変わるとも言えますね。
2011年の花
10月上旬 横浜市内にて