自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

どちらが勝つのか・・・

2008-07-20 23:19:00 | お散歩
林際の道を歩いていると、道路際のフェンスから競うように生えている二つの木を見つけました。
どちらも先駆性樹木の代表ともいえる、カラスザンショウとヌルデです。
先駆性樹木とは、森林の伐採跡地や崩壊地、造成斜面など植物の生えていないような開放的な場所に、真っ先に侵入する樹木のことを言うそうです。

カラスザンショウ[烏山椒]
(ミカン科)

向かって右側がカラスザンショウです。春先にまだ葉の生えていないところを載せましたが、こんな大型の羽状複葉をつけます。
葉をちぎると強い芳香がしますが、サンショウほど匂いは良くないと思います。人は食用としませんが、アゲハの幼虫の食草となります。

ヌルデ[白膠木](ウルシ科)
境川の土手でもよく見かけます。同じ羽状複葉でも、ヌルデの葉は葉軸に翼があり、独特な姿をしていますね。
こちらも食用とはしませんが、虫こぶから取れるタンニンをインクや薬の原料として用います。
今のところ、カラスザンショウのほうが生長しているようですが、この先はどうなるのでしょう。
どちらも刈り取られてしまうこともあるかもしれませんね・・・・・

7月中旬 横浜市内にて 
コメント (7)
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