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デフレはサラリーマン・労組に利する

ドラマの第1週が出揃い、脱落を報告する。まずSMAPは騒動関係なく基本的に見ない(稲垣に忌避感はない、若い頃の木村は粗雑なキャラクターが多く嫌いだったけど俳優として嫌いなわけではない、それ以外は見ない、中居・草ナギ・香取)。月9は暗くて落選寸前、渡部・遠藤は興味があったが深キョンが優先された。ミステリーは興味がないので掘北落選、長瀬軍配。

残っているのが、火10の深キョンと水10フラジャイル、金10私を放さないで、の3つである。あと木24マネーの天使である。絞込みが早すぎるのだが、それは番組編成に苦情を申し立てたい。ドラマはバラエティやニュース、ドキュメンタリと客層が被らないと思われるのだが、敢えてぶつける意味がわからない。ちなみにBSはアニメ「ハイキュー」以外はテリトリ外である。

 

閑話休題、標題の件。法定最低賃金上昇は経済的に意味が無いという論評があるが、大間違いである。

株価の上昇や経済指標の上昇が賃金に反映されるのはかなり遅れる、一方でアルバイトの賃金は早く反映される、当然である。アルバイトのような短期労働需要は景気に敏感で、長期雇用の正社員の給与は硬直性がある。景気の悪い地域では「正社員」は勝ち組で、景気の良い地域では瞬間的に「正社員」より稼ぐであろう。

政府が最低賃金を1.5千円/hと決めると、非常勤の方達は瞬時に1.5千円以上になるであろう、同時に物価も1.5倍になる。一方で年金暮らしの老人や給与の硬直性のあるサラリーマンは苦しむことになる。負け組みが謳歌して、勝ち組が負けるということである。

老人への選挙配慮から、そうなることはありえないと思うが、SFと考えると面白い。そうできない理由が浮き彫りになるからだ。投票に従順な老人とサラリーマンは「若者支援」には積極的にならないであろう。そして、デフレ下で昇給がおぼつかないサラリーマンは劇薬よりは穏やかな政策を望むであろう。

古今東西、既得権益を有する側は、固執する。若者は経験が足りないので、政治に興味が無い。 

 

失われた欧州は必然で、日本も同じ道を辿っている。歴史的に抜け出す方法は明快だけど、抜け出せない。希望がないですね。

結論じみたものが標題。

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