さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

醍醐寺(上醍醐)(西国第11番札所)

2015-05-19 22:50:33 | ただの日記
これが、2月の旅行の記録としては書き納めになるかな。

なぜ上醍醐のことを書くのが一番最後になってしまったかというと、思い出すと心が痛むことがいくつかあるからである。

いわゆる上醍醐の札所というのは、醍醐寺のある笠取山(醍醐山)の上の方にある准胝堂のことなのであるが、その准胝堂は2008年8月24日に落雷による火災で、ほぼ全焼してしまったので、今は山の下の旧・大講堂を観音堂と改称し、そこへ札所を移してご朱印等を受け付けているのである。上の写真がその観音堂なのであるが、もともとの大事な場所が失われたという心の痛みがまず第一である。

第二に、上醍醐は下醍醐から1時間近く山を登ったところにあり、西国札所一の難所として知られていたが、札所が下醍醐に仮に移されていることで、現時点では難所ではないことである。去年行った施福寺も難所であり、大変な思いをしたが、そこを超えるかも知れない難所を経験しなかったこと。これが心の痛みというかなにやら後ろめたさのようなものが第二である。

第三に、じゃあ山道を登らなくて良かったにも関わらず、私が道を間違えて大回りしたのと、醍醐寺のあまりの規模のデカさに自分を見失い、膝も痛くて、下醍醐のお参りすら自分にとっては大変な思いをしたことで、我が身の不甲斐なさを感じるのである。

第四に、そういう上醍醐の受難について現地で道に迷って土地の人に聞いて初めて知った自分の無計画性である。そもそもこの旅行自体、2月11日の奈良の旅程以外何も決めておらず、11日の夜、京都のホテルで、12日の天橋立・舞鶴行き、13日の京都周辺のまだ行けてないところを行こうと決める行き当たりバッタリさ。上醍醐についてもホームページにあった「東西線・醍醐駅から醍醐寺まで徒歩約10分」という記述を信じて13日は5寺回ろうと計画を立てたが、醍醐駅を過ぎて古いガイドブックの地図を見たら「往復3時間を予定しておくこと」などという文章が飛び込んできて青くなり、駅を出てから延々と団地でなんだか分からなくなり、スマホで近くに来ていることは分かるのに入口がどこだか分からず、上醍醐の標識も全然出ていないことから、そこにあった八百屋さんに聞いて、上醍醐の札所が焼けたことを知り、自分で自分が嫌になってしまったわけである。


まぁ、色々あったが、10分よりはるかに時間をかけてようやく醍醐寺の中には入った。しかし、まぁだだっ広くって、関東の人間からすると、やはり京都のお寺は大きいことはわかっていても、それでもこんなに大きいお寺も、そうないだろうと思うのである。やはり醍醐天皇と同じ御名を冠するだけあるというか、醍醐天皇は醍醐寺を自らの祈願寺とされ、手厚い庇護を掛けられたというから、圧倒的な財力に支えられた寺院と言うものは、東国の寺院違うなぁと思うわけである。


どれくらい大きいかって、そりゃぁもう自分を見失うくらい大きくて。盗賊じゃなくても「おいらのポケットには大きすぎらァ」と言いたくなる感じ。どこを歩いていいかも分からなくて。お寺の方に聞いて、あの門(仁王門)を目指せばいいことが分かっただけでも安堵したというか・・・ここでも自分の近視眼と空間処理能力のなさに嫌になるのである。


門の近くに来るだけでも自分の足をもどかしく感じる。


実にいい感じの門なのだが、感傷に浸っている心の余裕がない。


これって金堂かな? もう、おちおち見てる余裕なし。


横に五重塔がある。


この時は、天気も悪くなってたし、古めかしいし何だか薄気味悪いと思ったのだ。
前々日の興福寺の五重塔の美しさにあまりに感動してしまった後だったからかもしれない。
だがブログを書いている今、この五重塔(国宝)が貴重な平安時代の建造物であることを知る。
応仁の乱で下醍醐はこの五重塔を残して全焼してしまったので、創建当時のまま現在に残るこの五重塔は貴重なのだ。

ブログに書こうとしなければ調べようともせず、この塔は私の中では「なんだか天気悪いし膝も痛いし薄気味悪かった」記憶とともに葬られていたに違いない。


これは同じ塔を帰りにもう一度撮ったものだけど、光の加減で、随分違う風に見える。平安時代の建築物なのに、この写真だと木肌が随分白く見えるのね。


五重塔を通り過ぎると、あたりは更に寂しくなっていく。


これが、その仮住まいの観音堂である。


お堂の中は撮れないけど、なかなかによい雰囲気であったことは申し添えておこう。
ちょうど読経の時間だったようで、その脇で神妙な気持ちでご朱印をいただいてきた。

帰りは、道を間違わなかったので、ちゃんと最短経路で醍醐駅に着くことが出来た。

ということで、書きながら自分の心の整理も少しついてきたのであるが、いずれここを再訪し、山道を登って上醍醐にも足を踏み入れてみたい気もするのである。

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【駅弁】天然真鯛弁当(秋田)

2015-05-18 23:17:13 | 駅弁専科
昨日散々苦しんだ頭痛だが、朝起きても、あんなに寝たのにまだ少し残っている感じで、すっきりとしない一日を過ごした。

でも、ずっと欠けたままになってた前歯を歯医者さんに治してもらったぞ・・。というとで前歯の感覚だけはやたらすっきりした状態で、久しぶりに駅弁を食べる。


今日は秋田の駅弁なのだが、鯛をこういう風にして食べるのって、実はあまり慣れていない。

一人暮らしではまず鯛なんて食べないので、実家で鍋物の中に入っているのをつつくとか、ご飯と一緒に鯛を炊き込んだものを食べるとかでないと鯛を食べる機会がない。

なので、私の脳みそがそういう固定観念に凝り固まっているせいなのか、あまり鯛のお弁当を食べたという気がしないのである。

せめて味ご飯の味がもう少し薄めだったら、もっと鯛の味を楽しめたのかもしれないけど、何から何まで味がついていて箸が休まらなかったような気がする。

私の貧乏性のせいで、うまい言葉が浮かんでこなくてごめんなさい。

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桜井市(奈良県)のマンホール

2015-05-17 23:36:06 | マンホール見参!
我ながらなかなか悲惨な日であった。

1.朝、起きる時に伸びをしたら、脱臼癖のある左肩が外れた。
2.昨日、噛んでしまった舌の傷が思いのほか深く、まだひりひりと痛い。
3.頭が痛い。

朝起きるなり、上記三重苦に見舞われ、身支度がなかなか進まず、ようやく太極拳の稽古のために駅までたどり着いたら、忘れ物を4つしたことに気づいて取って返し、お陰で大幅遅刻。午後は合唱団の練習に出るが、頭痛はひどくなるばかり。

夜はバイオリンの発表会のためのピアノ合わせ。頭痛の中、ウォーミングアップなしでいきなり合わせて、最初から暴走・・痛い・・。鍼灸院で治療してもらったら、治療中に先生の足が急激に冷えてきて、こりゃ相当疲れていると言われる。家に帰ってきて頭痛薬を飲むが、結局何も出来ずに寝る。

と、こういうわけで、書くネタに困ったので、先日の2月の旅行で長谷寺の近くで撮ってきた桜井市のマンホールについて。

昔ながらの「亀甲」模様を採用しつつ、中央には桜井市の市章を配している。

見るからに桜をあらわしている。


このマークは消化栓の蓋にも載ってますな。

奈良県のホームページを見ると、「履中天皇の稚桜による説話とともに、桜井の地名は、「桜の井」とよばれる井戸にはじまると伝われています」と書かれていた。

履中天皇の稚桜の説話って何・・と思って調べてみたら、天皇が磐余の市磯池(いちしのいけ)で舟遊びに興じていた時、酒盃に季節はずれの桜の葉びらが落ちていたことから、物部長真胆(もののべのながまい)にその桜の花を探しに行かせる話である。長真胆が持ち帰った桜を見た天皇は、たいそう喜び、その桜に因んで宮の名前を「磐余稚桜宮」としたとか。

個人的には、この地の説話として、仏教伝来以前の物部氏の名が登場することに若干の興奮を覚えるのであるが、桜井の方から山の辺の道を北に行くと、物部氏ゆかりの石上神宮があることもあり、ここらへんは物部氏の活動基盤だったのかなぁなどと思った。

「桜の井」の方は・・というと、桜井市のホームページを見ると、これまた履中天皇が磐余池に行幸になり、「桜の井」の水を召し上げられ、これを賞美されてより、「桜井」の地名となった伝承があるとか、江戸時代においては名水として知られ、桜の木が植えられていたとか、書かれていた。いずれにせよ、桜に縁のある地名であることに違いはない。

今回は長谷寺・法起院しかいけなかったけれど、またいずれ大好きな大神神社の再々訪をはじめ、この地の史跡めぐりをしてみたいものである。

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トランペットのレッスンを30分から45分に

2015-05-16 23:50:37 | ただの日記
今週は毎日のように熱っぽくって閉口した。少しは良くなって来たかなぁと思ったのに、今朝起きたらまた36.9度で嫌になってしまった。一気に梅雨入りしたかのような蒸し暑さに身体がついていかない。

今日からは、トランペットのレッスンを今までの30分から45分にしていただいた最初のレッスン。30分だとウォーミングアップや基礎練で半分以上になり、曲を見ていただく時間があまりなかったけど、45分だとちょうどいい感じ。

コンクール対策でC管練習はちょっとお休みするけど、今日はロングトーン、半音階、フンメル3楽章、ヘリング30番と、ヴェニスの謝肉祭のテーマを少し見ていただいて、何だか充実感でいっぱい。ゴールデンウィーク中も、その後も体調不良で全然楽器を持てなかった割には吹けている感じがしたのでちょっと嬉しい。

今月はあと本番が2回。来週はバイオリンの発表会だし、その次の週もレクチャーコンサート(オペラ抜粋)だし、会社で試験もあるし、早く体調を整えて、正常モードに戻さなくっちゃ。

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グルクンの唐揚げ

2015-05-15 23:49:37 | 食いしん坊レビュー
近所に沖縄料理店が出来ました!


私は沖縄料理大好きなので、「沖縄」の文字を見ただけで、とりあえず入る気になってしまいます。


実は、このお店、東京チカラめしの跡地に出来たんです。なので開店前はしばらくこんなシュールな感じでした。

私は東京チカラめしに毎日のように通っていた頃もあったので、何だかとっても寂しいです。


さて、めでたく開店した沖縄料理店。なかなか料金もお手軽。さっそくにラフティ丼と、グルクンの唐揚げを頼みました。


まあ、冒頭にも出した写真ですが。。恥ずかしながら、沖縄料理好きの割りに、グルクン・・食べるの初めてなんですね・・。

いやぁ~あっさりしててビックリしました。グルクンて、調理前の生の姿を見ると腹側が真っ赤で、いかにも南国の魚っていう感じがするけれど、こうして唐揚げにされると、実に食べやすい白身魚だということがわかります。

最近外食を控えるようにしているけど、また時々来てみようと思います。


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ルチア(抜粋)の練習

2015-05-14 23:03:10 | ただの日記
アイーダが終わって、すぐに今月末のレクチャーコンサートに向けてルチアの練習。と言っても抜粋なので私の出番は結婚式の場面のフィナーレだけだが、アリーサのパートをいただき、他に合唱のパートを拾って歌う。

今日はソリストのみなさんとの初めての合わせ。若手のソリストさんたちの素晴らしいこと! 

みなさんに混じって歌いながら、鳴らない自分の声に苛立ちを感じつつ・・・いやいや焦らずにやるべきことをやるしかないと思いつつ・・・反省反省。

でも練習自体はとても楽しかった。練習期間は短いけど、きっちり自主練と暗譜しなきゃね~。中音域をもっと自然に響かせられるように身体を使わなければ。。。


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元慶寺(西国・番外札所)

2015-05-13 22:52:31 | ただの日記
相変わらず熱っぽくって体調がダメダメ。台風一過一気に夏が来た感じで、体がついていかない感じのなか、またまた季節はずれの2月の旅行ネタより。

こちらは2月13日に行った京都・山科にある元慶寺。東西線御陵駅から15~20分ほど歩く。御陵駅といえば、昔、天智天皇陵に行きたくて降りた駅。観光地とはかけ離れた生活臭のする街にて、本当にここでいいのかしら?と何回も思いながら歩いた記憶がある。

元慶寺は天智天皇陵とはまた全然違う方向にあるお寺だが、こっちはこっちで道が分かりづらく、駅で地図をいただけたのが心強かった。


それでも、ここでいいのかしらと何回も思う道をとぼとぼと歩く。


ようやく到着したこじんまりとしたお寺。

花山天皇が、藤原兼家の陰謀により出家させられる話は大鏡にも載っていて、高校の古典の教科書などに出てきて、面白く読んだが、元慶寺って何か聞いた事のある名前だと思っていたら、花山天皇を出家・得度させたのが元慶寺の住職なのであった。陰謀に利用されてしまったとはいえ、三十三所札所めぐりの立場から言えば、札所めぐりは花山法皇により再興され、隆盛をみるに至ったということで、逆に番外札所として信仰を集める結果になったのである。


境内はそんな歴史の皮肉さ感じさせない、ひっそりとした癒し空間である。このお寺は百人一首で有名な僧正遍昭の発願によるお寺でもある。


帰り道は自信を持って歩く。


行きは不安のあまり写真も撮れなかった道を、写真を撮って帰る。


何気ない住宅街の道が、旧東海道であったりする。

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法起院(西国・番外札所)

2015-05-12 22:39:41 | ただの日記
相変わらず微熱が出たり下がったりの一日。新ネタを用意する気力なく、また2月11日の旅行より。

坂東三十三所にはないのだが、西国三十三所には番外という札所がある。

私が持っているガイドブックには法起院、元慶寺、花山院菩提寺の3ヶ所が記載されている。

ならば三十三所ではなくて三十六所ではないか・・と思ってしまうのであるが、三十三所はあくまでも観音様を安置するところであり、番外は三十三所を始めた徳道上人(長谷寺の開基でもある)や、再興させた花山院由来の寺院という位置づけのようである。

その中でも、法起院は長谷寺の脇にあるので、最も行きやすい。


長谷寺の稿でも出した写真だが、この門前町を通って長谷寺に行く途中に法起院はある。


中に入ると、大変にこじんまりとはしているが、なかなかの癒し空間であり、三十三所を開いた徳道上人(斉明天皇の時代の人)ゆかりの地である。

伝説によれば、徳道上人は62歳の時に病で仮死状態に陥った時、病中夢で閻魔大王に出会い、世の中の悩める人々を救うために、三十三ヶ所の観音菩薩の霊場を作り、世に広めなさい、と告げられ、閻魔大王から三十三の宝印を与えられ、現世に甦ることが出来たという。徳道上人はお告げの通りに三十三ヶ所の霊場を設けたが、この時点では巡礼の風習は広まらず、後に花山法皇が再興した後に巡礼が世に広まったのだと言われる。

この法起院は徳道上人が晩年を過ごした場所と言われ、上人は80歳の時、境内の松の木から法起菩薩となって飛び去ったと伝えられるため、法起院と名づけられているのである。



門を出れば、目の前は長谷寺。この付近で食べた草餅や、奈良漬の店の様子が思い出される。


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興福寺南円堂(西国第9番札所)

2015-05-11 23:41:46 | ただの日記
相変わらず体調はあまりよくない。なので2月の旅行のネタを消化することにしよう。

2月11日は、既に当ブログにも色々書いているように、壷坂寺、岡寺、法起院、長谷寺、興福寺と回って、奈良公園で鹿と遊び、奈良駅前の店に入って奈良漬とにゅうめんのおいしさに目覚めた日であった。

で、この日の札所最後は興福寺の南円堂であったのだが、今思い出しても不思議な気持ちがするくらい素晴らしかった。

横浜育ちの私にとって、奈良県とか滋賀県とかはまるで聖地のようなイメージを感じる場所であり、住んだこともないのに心の故郷であるような土地なのであるが、実はJR奈良駅周辺というのはあまり馴染みがなかったりする。

駅前の商店街を若い人達がゾロゾロ。男女共に大きなカメラを持った人が多かったけど、何かあったのかな?

それはともかく、古いお寺をたずねてきた私は、若い人達のオーラの洗礼を受け、ある意味酔ったような気分で興福寺の南円堂にたどり着いたのであるが、お堂を見るなり妙に神妙な気分になってしまったのである。


そもそも興福寺に南円堂なるものがあることすら知らなかった。興福寺は広い・・・でもここに不空羂索観音が安置されていて、ここが札所になっているのだ。

この丸いお堂・・・妙にエキゾチックに感じる。この建物は江戸時代に再建されたものだが、平成8年春に大修理を終えたせいか、朱塗りの色も鮮やか。青空に映える朱色が目につくからなのか、屋根が少し反っているからか、やはり大陸から来たもの・・という気がする。

私は古びた感じのするお寺だけがいいとは思っていない。創建当時の華美な色合いを再現したであろうこういう建築も好きだ。古代に思いを馳せれば、仏教は日本の人々にとって新しいものであったはず。仏教と共に大陸から入ってきた文化・文物をありがたがった古代の人達の思いが、鮮やかな朱塗りの柱を通じて伝わってくるのである。さきほど散々若い人達の波に揉まれてきたからかもしれないが、古きをたずねて新しきを知るすがすがしさのようなものを、このお堂を見て感じたのであった。


南円堂から見渡す向こう側は、昔なつかしい感じのする興福寺のメインの建物群である。同じ興福寺でも、こちらにはあまりエキゾチズムを感じない。


この日の空にそびゆる五重塔の美しかったこと。その美しさとスケール感を何とかしてスマホに取り込もうとするのだが、うまく行かない。


ただ五重塔単独で映すよりも、隣の東金堂と一緒に写した方が、はるかに美しいことは気づいていた。


東金堂から下がっていた、御簾・・って言っていいのかな・・可愛い鹿さんのデザインなのね。

で、興福寺に来たからには、阿修羅に会わずには帰れまい。・・・ということで迷わず宝物殿へ。

なんだか、美術館みたいに綺麗なんだよな・・ここ。しかし、ここにおられる仏様のお顔の何と品の良いこと。何か美男の仏様が多いような気がするんだよね。

さて、お目当ての阿修羅像だが、実物を見るのは2度目かな。当然撮影禁止なので、ご尊影を脳裏に焼き付けるべく凝視するが、ここで妙なことを考えてしまった。正面の顔はみんなよく知ってるだろう。だが両脇の顔までみんな注意して見ていないだろうから、この際観察してやろう・・・と。


これは旅行中のメモへの殴り書きにつき、下手なのはご容赦いただきたいが、向かって右側はイケメン、向かって左側はどちらかというとイケてないのである。

どうイケテナイのかというと、何となく手を抜いてあって、阿修羅独特の張り詰めた緊張感が感じられず、ボーっとしてる感じなんだよね。まぁ、この作者も正面の顔作って、右を作ったところで疲れちゃったんでしょ・・きっと。

・・っていうか私の絵こそ手抜きだよねぇ。ゴメンナサイね、左クン!

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【DVD鑑賞録】ドニゼッティ/歌劇《ルチア》

2015-05-10 23:36:42 | オペラ・バレエ鑑賞
日本語の背表紙には単に「ルチア」と書いてあるのだが、言うまでもなく《ランメルモールのルチア》のことである。

このオペラについては、既に別のDVDを持っており、当ブログにも既出であるが、自分自身の今年のチャレンジ曲をこのオペラの「あたりは沈黙にとざされ」にしようと思っているのと、5月末の千葉商大レクチャーコンサートでこのオペラの抜粋を演じる予定で、私はちょい出ながらもアリーサ役をやらせていただくので、勉強のために別のDVDを買ったのである。

このDVDは1967年9月、東京文化会館でのライブ映像である。オペラ砂漠だった当時の日本に、NHKはイタリアから名歌手たちを招いて実現した演奏だ。私がまだ2歳の頃だ。私が中学の頃でさえオペラに親しんでる人なんてほとんどいなかったのに、それよりさらに前となると貴重な映像だろう。画像も音質も万全ではないものの、当時の模様がカラー映像で見れること自体がすごいことだ。

出演者は以下の通り。

エンリーコ:マリオ・ザナーシ
ルチア:レナータ・スコット
エドガルド:カルロ・ベルゴンツィ
アルトゥーロ:アンジェロ・マルキアンディ
ライモンド:プリニオ・クラバッシ
アリーサ:ミレルラ・フィオレンティーニ
ノルマンノ:ジュゼッペ・バラッティ
指揮:ブルーノ・バルトレッティ
管弦楽:NHK交響楽団
合唱:東京混声合唱団
合唱指揮:福永陽一郎
バレエ:谷桃子バレエ団
協演:劇団「三期会」

実際聴いてみて、エンリーコ・ルチア・エドガルド役の歌手の声の伸びの良さに感銘を受けた。特にカルロ・ベルゴンツィ。まるで心に染み入るような声だ。そしてレナータ・スコットの出すハイDの美しさ。マリオ・ザナーシの歌が持つ説得力・・・う~ん、こんな声で説得されたら、いやな結婚でも承諾しちゃうかもしれない・・・ということはないか。

あらためて以前見たDVDを比べてみると、この古い録音の方がはるかにしっくりくるなぁ。

ラストシーンの演出が明確に異なっており、以前見たのだと、ルチアの亡骸の前でエドガルドが自害していた(その亡骸は、胸は呼吸で上下するわ、まぶたはピクピク動いてるわで超興ざめだったのだ)、このDVDでは亡骸を見ずに、話を聞いただけで、エドガルドは自害してしまう。それだけ悲痛さが伝わってきて、心を打たれた。

それにしてもルチアの狂乱の場のアリアが終わった後と、エドガルドの先祖の墓のアリアの終わった後の、日本の聴衆の拍手の量がすさまじい。このDVDのジャケットにも書いてあるが、遠来の名歌手に関する尊敬と言葉に尽くせぬ感謝の念のこもった拍手は、少なからず歌手達にも影響を与え、それがまた感動的なステージを生んだということが素晴らしい。

私も、若干時代は下るがウィーン国立歌劇場公演が日本で行われ、ヘルマン・プライが来た時にはどんなに熱狂的にテレビにかじりついていたことか。あの時に比べればオペラははるかに日本に根付き、親しまれている。だがオペラ公演自体が貴重だった時のことも忘れないようにしたいものだ、とこのDVDを観て思った。

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岡寺(西国第7番札所)

2015-05-09 22:34:28 | ただの日記
この日は具合が悪くて一日寝込んでしまった。

なので2月11日に行った、岡寺のことでも書いておこう。

壺阪山駅からタクシーで壷坂寺、岡寺と回って、橿原神宮前につけてもらったので、行くのは楽ちんだった。

途中、飛鳥路を通るので、「あそこの、土が裸になっている工事中みたいに見えるところキトラ古墳ですよ」とか「あれは橘寺ですよ」とか運転手さんが解説してくださった。ただ、「あれが天武・持統天皇陵(桧隈大内陵)ですよ」と言われた時は、思わず声を上げそうになるほど不思議な気分になった。私はこの御陵の前の道を覚えている。20年前に、雨の中レインコートを着て、レンタサイクルで通り過ぎた薄暗い風景が甦ってきた。あまりに天気が悪くて写真は撮らなかったけれど、目に焼きついている20年前の風景と目の前の風景が同じであることに、とても嬉しい気分になった。


飛鳥に足を踏み入れるのは4回目だが、岡寺に来たのは初めて。タクシーで登れるぎりぎりかもしれな急勾配の坂を登ってもらい、寺の前に着くと、こんな貼紙が。何だろう初午法会って。仏教行事に全くもって疎い私。


色とりどりの布のはためく本堂。


そして、ぎっしりと並んだ人・人・人。長大な行列が出来ていて、ご朱印をどこでもらったらよいのかも分からず、きょろきょろ見回していたが、幸いご朱印は並ばなくてもいただけたのでよかった。

何よりもショックなのは、大勢の人が喜んで並んでいる「初午法会」なるものを、私が全く理解していないこと。あとでサイト検索してみたが、どうやら厄除開運祈願のようなものかなあ。私は厄年なんて気にしないから、まだ一生で一度も厄払いをやってもらったことはないのだけど。そんな私が寺めぐりしてるのっておかしいかい?




さて、本堂の中はお坊様の甲高い掛け声で妙に賑やかだ。普通の読経の声とは違って妙に晴れ晴れと爽やかだ。不思議に思って、勉強のために動画を撮ってみた。


こちらはちょっと離れたところにある三重塔。


帰りは橿原神宮駅前に出たのだがが、駅前に全然食べられる所がないのにびっくり。お食事処はあるのだけれど、みんな夜営業で昼はやってないみたい。空きっ腹に耐えられず、コンビニでおにぎりを二つ買って、コンビニ前で立ち食い。


これは駅前にあった変なオブジェ。噴水なのかなぁ。妙に気になったのでカメラに収めてみた。

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ホテルザッハーのコーヒー

2015-05-08 23:14:02 | 食いしん坊レビュー
実はこのコーヒーは、昨年秋に某コンクールにてアマチュア部門1位をいただいた時に賞の一つとしていただいたものであるが、実家を出てからの私にコーヒーを粉から入れて飲む習慣がなかったために、しばらく置いたままになっていたのだ。ドリッパーも、フィルターも、ガラスポットも持ってなかったから、受賞してすぐに買って来てあったのだが、何だかんだで余裕がなく、飲まないまま今に至ってしまった。関係者の方には、まだ飲んでなかったのかと怒られてしまいそうである。


で、最近急に思い立って飲んでみたらウマイこと!

びっくり! 

私みたいないい加減な入れ方をしてもおいしいなんて!

実は、若い頃ブラックコーヒーを飲みすぎて、十二指腸潰瘍になった前科を持つ私、以来コーヒーには必ずミルクと砂糖を入れるのだが、ミルクの持ち合わせがなく、砂糖しか入れてないのに、何ておいしいこと!

私はホテルザッハーに5年前に入ったことがあるのだが、正直、そこで飲んだコーヒーよりおいしいような気がして・・っていうのは言いすぎかもしれないけど、とにかくびっくりで、おいしくて・・・。

▼ホテルザッハーのザッハトルテ(ウィーン)
http://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/5d63c48d58dfcfe053e7683cab87f59e

自分で粉をフィルターに入れてお湯を注いでコーヒーを飲むなんて、何十年ぶりだろう。実家を出てからは初めてかもしれない。昔はコーヒーメーカーで豆から引いてコーヒーを入れていた実家でも、最近は既に粉が紙パックに入っているものを、コップに直接セットして湯を注ぐ形で飲んでおり、ドリッパーやフィルターなんて使わないのだ。なんので、本当に久しぶりだなぁ。

なお、粉から入れたコーヒーは、缶コーヒーなんかに比べて、はるかに眠気さましに効くような気がするんだが、これって気のせいかしら?
コメント (1)
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iPhone6 Plusに機種変更

2015-05-07 23:26:02 | ただの日記
3年間使い込んだiPhone4SとようやくおさらばしてiPhone6 Plusに変更。

iPhoneには3GSの時代からお世話になっており、スマートフォンとしては3代目。自分の携帯電話としては、7代目くらいになるかなぁ。

4Sと別れた理由は、ホームボタンがいい加減効かなくなってきたこと。新しいアプリにはほとんど対応できないし、容量もいっぱいになっていたから。毎回機種変更には相応に時間がかかるのでゴールデンウィークにやっているが、今回も5月6日に銀座のアップルショップでやってもらった。

アップルショップでは、表面のグラスが綺麗なままであることをたいそう褒められ、かつ64GB目いっぱい使っていることも驚かれる。なので新機種は文句なしに128GBを選択。

使っているパソコンが古いせいで、いつも情報の引継ぎに苦労するが、今回は電話帳だけをスマート電話帳アプリを使って移動。

4Sと比べてみると、その大きさの違いに驚く。冒頭の写真では、左がiPhone6 Plus、右がiPhone4S。


これが裏側から見たもの。左がiPhone6 Plus、右がiPhone4S。


これが横から見た厚み。下がiPhone6 Plus、上がiPhone4S。大きさが大きくなっているだけに、薄くなっているのはありがたい。


早速保護フィルムを貼って、ケースに入れてみた。iPhone6 Plusはケースに入れた状態で男物のワイシャツの胸ポケットにやっと入るぎりぎりの大きさ。ほんと、これ以上大きくなってほしくないものである。


Loftとかに行っても、iPhone6 Plus用のケースはまだ品数が薄いようである。iPhone6ともまた大きさが違うので、かわいいケースがいっぱいある6がちょっと羨ましく思えた。

なのでシンプルなケースしか買えなかったが、こんな風にiPhoneを立てることも出来るので便利。

さて、実際使ってみると、その使用感の良さにたちまち虜になった。Facebookもアプリでさくさく。iPhone4Sを使っていた時は、同じアプリでアクセスできなかったり、使っている間に落ちてしまったりすることも多く、最後の方は普通にWebから入っていたが、多分アプリのバージョンの関係でぎりぎりだったのだろう。

あとホームボタンから指紋を認識してもらえるので、ロックの解除もパスワードなしで行けるし、アプリのダウンロードもすばやく出来る。


複数のサイトを立ち上げた時のマルチタスクぶりがすごい。前は画面を繰っていかなければいけなかったが、これなら一目瞭然である。


画面の左下に「ヘルスケア」と称するアイコンがあるので、開けて見ると、


なんと知らない間に自分の歩数がカウントされているのであった。(この写真を出すと、これを書いている時点が5月9日の朝であり、後日UPであることがバレてしまうのだが)何でこんなに歩いてないんだ・・と思ったら、机の上にiPhoneを置いたまま歩き回っていた時はカウントされていないのであった。ということで万歩計を機能させるためには、常に持ち歩く必要がある。常に持ち歩くにはこの大きさはややしんどいけど仕方ない。

ただ大きい分だけ、電子書籍は超読みやすいなぁ。

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【DVD鑑賞録】パーセル作曲:歌劇《ダイドーとイニーアス》

2015-05-06 23:42:12 | オペラ・バレエ鑑賞
連休最終日は銀座のアップルストアへ行き、iPhone4SからiPhone6Plusに機種変更。

その後、山野楽器に行ってぶらぶらしていたら、このDVDを見つけた。

「ダイドーとイニーアス」・・・“Dido & Aeneas”つまり「ディドーとエアネス」・・・5月末に抜粋版を演じる予定のオペラである。ダイドーって言われると何だか別のものを想像してしまいそうだが、それはよいとして、これに飛びついたことは言うまでもない。なぜなら音源は入手していたけど、DVDは入手できていなかったので。

アイーダも終わったので、そろそろ今月下旬のバイオリンの発表会と「ディドーとエアネス(抜粋)」や「ランメルモールのルチア(抜粋)」本番に向けて舵を切んなきゃと思っていたが、連休中結局これらの準備は何も出来ずに自責の念に駆られていたところだったのだ。

ということで、家に帰ってから一気にコレを見た。いやぁ~一言で言って素晴らしい! 猛烈に魅了された。

何がすばらしいかって、演出がすごいイイのである。こんなオペラ見たことない。

前衛的な演出なのに、古楽の世界を堪能した気分になるのである。

例えばすべての場面にバレエが入る。それはニンフだったり、魔女を取り巻く異形の者だったり・・。そして空中ブランコが登場したり、上海雑技団顔負けのぐにゃぐにゃ踊りが登場したり・・それらは人間を超えたものをうまく表現しているのだ。

もしこれが音楽だけだったら、私は眠くなって寝てしまうだろうが、踊り手の表現する世界に引き込まれてついつい観てしまうのである。実は大量の洗濯物をこなすために洗濯機を回しながら、イヤホンでDVDを視聴していたのだが、節目節目で洗濯物干したりたたんだりしようと思ってた私の目論見はハズれ、集中力の切れ目がないもんだから、洗濯物を放り出したまま観てしまった。

そして踊り手だけでなく歌手もまた踊りの表現力を持っている人達のようだ。魔女役の男性:マルク・モイヨン氏なんて、完璧に踊り手(というかほとんど曲芸なんだが)と一体になって演技している。通常オペラはバレエはバレエ、歌は歌になっていることが多いのに、この演出だと一応役割分担はしているが、踊り手と歌い手が一つの世界を共有し、連携して動いている感じがすごくする。第1の魔女と第2の魔女なんて、人魚の格好で、空中に釣り上げられながら歌っている(観ていて実に自分もそういうのやってみたいと思うんだが・・・)。

主役のダイドー、イニーアスも、手の表現が豊かで、きっと踊れる人なんじゃないかと思う。特にダイドー役のヴィヴィカ・ジュノーさんの、死にゆく姿を表現する手の動きは素晴らしかった。またニンフだと思ってた踊り手がいきなりヴィオラ・ダ・ガンバを弾き出したのには驚いた。もしかしたら弾き真似なのかもしれないけど、ちゃんと弓が弦をとらえていて、音の出るタイミングも合ってて、弾いてる感は十分出ていた。舞台人たるもの、何でも出来た方がいい・・通常分業するところを、ちょっと踏み込むだけでとても感動的な舞台になるんだなぁ・・と思った。

舞台セット・・・水を表現する布の使い方なんかもとてもよかった。で、合唱は舞台の上に立っておらず、どこにいるのかと思っていたらオーケストラピットの中にいた。舞台の進行を説明するナレーションのような扱いかなぁ・・と思ってたら、最後のダイドーの死を悼む場面で、合唱団員一人ひとりの顔が大写しになったり、舞台に切り替わったりという、素晴らしいエンディングだった。これのDVDは劇場で上演されたものを録画したものだが、カメラワークが素晴らしく、まるで映画でも観ているようであった。

繰り返しになるが、既存の枠組みにとらわれない、新しい試みが無数に入っているように感じるDVDでありながら、古い世界を堪能したような気分になる。パーセルはバロックの作曲家であるが、バロックよりも全然古い世界を見たという気がする。ダイドーもイーニアスもギリシャ・ローマ神話に登場する伝説上の人物であるが、そういうヨーロッパの人の心のルーツに迫っていくようなエネルギーを感じるのである。

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ダイドー:ヴィヴィカ・ジュノー
イニーアス:ヘンク・ネーフェン
ベリンダ:アナ・キンタンシュ
魔女(魔法使い):マルク・モイヨン
第1の魔女:カロリーヌ・マング
第2の魔女:リュシル・リシャルドー
合唱:アクサンチュス合唱団
合奏:ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)
総指揮:ヴァンサン・ヂュメストル
舞台演出:セシル・ルーサ、ジュリアン・リュベク
映像監督:ステファニー・ヴェリテ
興行製作:ルーアン歌劇場
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太陽しょうゆ(甘口さしみ醤油)

2015-05-05 23:35:16 | 食いしん坊レビュー
連休も残すところあと2日。疲れがたまってるし、足の甲が妙に痛くて、案の定、大したこともできずに、ぐだぐだになってしまった。日頃、予定が詰まりすぎている私、たまにはこういう日があってもいいのかもしれない。

そうねぇ、今日やったことといえば、たまっていたクリーニングすべきものをクリーニング屋に持っていったこと(自転車なのでこれは結構大仕事)、日焼け止めを買ったこと、中華食材屋でハトムギ3袋買い足し、あとスーパーで春キャベツだの卵だの買って来て、レンジでカンタン巣ごもり卵を作って食べ出まくったとか、時代劇専門チャンネルでやってた漫画日本昔話の60話一挙放送をぐうたら観ながらFacebookチェックしてるとか。

あ~あ、そこでネタがないのでストックネタより。

これは4月のオケ本番の打ち上げで、薩摩系の鮮魚店に行った時に撮った写真。

「鹿児島ではおさしみは甘いしょうゆで食べるんだよ・・」てな話になり、さっそく店に置いてあった鹿児島のさしみ醤油を味見。


まあ、すごい甘いというわけではないけれど、ほんのりした甘みととろっとした感じに文化圏の違いを感じる。


原材料を見ると、この写真では端っこに行ってしまって見づらいのだが、砂糖や甘味料(甘草・ステビア・サッカリンNa)という文字も見える。

さて、これでお刺身を食べてみた時の感想といえば、たまにはこういう醤油で食べてみるのもいいかな、と思う。

関東の醤油の味は捨てられないけど、郷に入れば郷に従えで、薩摩のさしみを食べる時はこれだな。

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