さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

「プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ」本番

2015-05-28 23:57:15 | ただの日記
日曜日はバイオリンの発表会だった。弾いたのは、俗に「みしみし」こと、クライスラーの「プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ」。結果として、思った以上によい出来で、今まで自分が出た発表会の中では一番よく弾けたかなあという感じ。

発表会のトリをつとめた今回、ホールの響きを楽しみ、演奏に集中し、気持ちを入れて弾ききることが出来、最後に弓を上げた時は、声楽の発表会で何回か経験したように、嬉しさが身体中からこみ上げてくる体験をすることが出来た。

☆ ☆ ☆

そうはいっても、ここまでたどり着くのが大変だった。3月4月はレッスンが色んな用事と重なって、2ヶ月で4回しかレッスンを受けられず、5月に入ってからも連休終盤から体調を崩し、微熱だの頭痛だのが続き、レッスンは休むわ練習は出来ないわで、超々不安な状態で迎えた発表会。

実は、4月末に腕試し発表会に出たのだが、その時は不本意な演奏に終わってしまった。ものすごく狭い会場で、最前列にお子さまが2人連れのお父様がいらしたのだが、私の演奏が始まるとお子様がチラチラと顔を動かしてお父さんに話しかけ始めた。それが楽譜を見ようとすると見えるので、全く集中力を欠いてしまった。何をおしゃべりしているのか分からないが、こういう時は悪い方に解釈してしまうのが私の悪い所。後半の難所(拍子のわからなくなる混沌とした部分)では、年下の方の男の子が目を真ん丸くして楽譜に迫ってきて、一回持ち直したのに結局また集中力を欠き、不本意な結果に終わってしまった。

今回の本番には是非暗譜で臨みたかったのだが、4月末のトラウマと体調の悪さからほとんど楽器にさわれなかったのが痛い。暗譜は95%以上出来ているのだが、なぜか先生の前で弾くと、今まで出来ていたところが急に弾けなくなったり、その箇所を克服するとまた別の箇所が弾けなくなったりでもぐら叩き状態。「プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ」は実は夏にもう一回弾くチャンスがあるのだが、その時は最初を少しカットするので、全部弾けるのは今回のみ。悔いのない演奏をしたいので、今回は本番で楽譜を見ることにした(暗譜は夏に向けて引き続きチャレンジ)。

こんなギリギリの状態で、発表会が来るのが本当に嫌だったのだが、なんとか気持ちを整えて悔いのない演奏をすることができたことは、きっと今後につながると思う。


発表会を終えて安堵の表情で一枚。

☆ ☆ ☆

おまけ。当日撮った写真など。

本番の場所は大好きな江戸川区総合文化センター。ここの敷地は広く、入口が2つあり、入り方で表情が違うのだが、今回はせせらぎの楽しめる公園経由、横から入った。


ホールにたどり着くまでなかなかの癒し空間が楽しめる。


オトナも童心に帰るつり橋。


子供達が思い思いに遊んでいる。水流の底も浅いので、ここらで遊んでいても安心なのだろう。彼らが入らないように写真撮るの大変。
コメント (2)
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