さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

ホテルザッハーのザッハトルテ(ウィーン)

2010-05-24 23:49:01 | 食いしん坊レビュー
ウィーン国立歌劇場でR.シュトラウスの「サロメ」を見終わった後、弦楽器10人でプラプラ歩いていて、ちょうどホテルザッハーに行き当たったので、入ってみた。並ばずに10人もいっぺんに入れたのは、夜遅かったからだろう。

ここに来たからには、やはり名物ザッハトルテを注文。実は12年前にウィーンに来た時、ツアーの昼食のデザートに中途半端な3分の2サイズのザッハトルテが出てしまったので、その後のフリータイムで、いかに甘党な私でも1日2回のザッハトルテには食指が動かず、ホテルザッハーに来るチャンスを逃した。でも今回は、ちょうど小腹も減ってるし、本場のザッハトルテを試せるいいチャンスだ。


ザッハトルテ(Sachertorte)って、メッテルニヒに使える料理人だったフランツ・ザッハーが、「飽食した貴族たちのために新しいデザートを作れ」というメッテルニヒの要望に応えて考案したものだったとか。ホテル・ザッハーはフランツ・ザッハーの次男が開業したホテルだ。ここってもともとはヴィヴァルディが住んでたところなんだって?

当初ここに来ようと思っていなかっただけに、いい経験になった。ここのザッハトルテは、前日ザルツブルグの夕食で出たザッハトルテとは全く違い、分厚いチョコレートの表面(ちょっと柑橘系の味が混じっている)と中のスポンジとで、食感のメリハリが効いていて大変美味しくて、あっという間に完食! やはり本場は違うという感じ。

コーヒーは確かVerlängerter(エスプレッソを薄めたものらしい)にしてもらったらちょうど良かった。水も一緒に出てきたんで有難かった。


この地ではコーヒーの頼み方も難しい。またまた12年前の話だが、ディンケルスビュールとかいう南ドイツの町で若干のフリータイムがあった時、アイスコーヒーを飲みながらアイスクリームを食べたいなあと思い、アイスコーヒーとアイスクリームを頼んだら、店の人が変な顔をした。そして出てきたのはコーヒーフロートのようなものとアイスクリーム。つまりアイスクリームがダブってしまったのだ。どうやらウィーンのカフェでは単に冷たいコーヒーというのはないようだ。ちなみにこの写真がここのアイスコーヒー。単独で食べれば非常に美味しいと思うが、ザッハトルテに合わせるのはちょっとキツイかな。

次回、ウィーンに来る機会があれば、ザッハトルテと本家を争ったデーメルや、カフェモーツァルトのものも試してみたいな。
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