さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

寄り目が尊ばれる文化って

2010-03-27 22:57:35 | 読書録
(【読書録】週刊古代文明30)

バックナンバーの30巻目も非常によかった。私の古典好きの原点である大国主命の話や、梵字の歴史とか、アーサー王の伝説の王都キャメロット探索の話、やしの実の話など、非常に面白かったが、私が思わずコメントしたくなるほど唖然としたのがマヤ文明の話。

マヤ文明では、1歳に満たない幼児の頭蓋骨を板で押さえつけて変形させ、長~い頭にする習慣があったことは有名だけど、わざと寄り目を作り出す文化まであったなんて驚きだ。

前髪に飾り玉や松脂の小片などをぶら下げて、両目の間でぶらぶらさせると、子供は興味をもって見るので、自然と寄り目が出来上がるのだそうだ。

これは私個人としては非常にいただけない話だ。実は私、幼い頃、両目の間を自分の人差指で指し、指の頭を見ることで、寄り目が出来ることをクラスの友人に教わり、面白がって遊んでいたところ、寄り目が簡単には戻らなくなってしまったのである。以来、目が疲れたり、球技をやったりすると、寄り目になるようになってしまった。単に見かけが奇妙なだけではない。両目の焦点が合わないからよく見えないし遠近感が全くわからない。目玉がけいれんしたように動くから視界もブレ、頭も痛くなる。そういう周囲に理解されない苦しみで、体育の時間に何回も笑われながら、体育館の片隅で目をつぶって眠ったことは数知れず。球技をやるとそうなってしまうので全く出来ない。だが、そうならない人は私の気持ちはわからないのだ。いくらゴルフは出来ないといっても努力が足りないみたいに言うし。

ま、寄り目になるなんてことは百害あって一利なしであることは身をもって知っている私であるがゆえに、わざと寄り目にするなんて、信じられない。おそらく私はマヤ文明に中に行けば、少なくとも寄り目になって笑われることはないのであろうな。でも頭は長くないので、美しいとは思ってもらえないだろう。
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