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さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

里見公園~じゅんさい池緑地など

2009-03-10 22:20:11 | お散歩・植物観察

菜の花は真っ盛り
昨年取れずに今年度まで延期してやっと取れた周年休暇なのに、体調崩しててロク旅行も出来ないのは悔しいなぁ。土日は寝てばっかりで、昨日も活動できたのは半日だけ。ただ2日連続鍼に行ってるのと、アレルギー薬をやめて漢方薬にしたのが効いてきているみたいで、体調はかなりよくなって来ている。

今日はまず朝、鍼灸院へ行った。鍼灸院の前の公園の花壇には、菜の花が元気よく咲いている。菜の花って、甘く湿った香りがするんだね。こんなズルズルの鼻でもわかるほど、匂い立つように咲いている姿に感激。アブがぶんぶん飛んでいる。そりゃあ、こんな匂いなら虫もあつまるだろうさ。


鍼灸院のカメ(気持ち良さそうです)

今日はなかなかの快晴で気温もぐんぐん上昇中。冬の間、室内にいたと思われる鍼灸院のカメさん達が、機嫌良さそうに手足を動かしている。彼ら何歳くらいになるのかなあ? 私がここに通い始めて10年以上になるが、最初からいたような・・・・。


松戸の消火栓

それから松戸まで行って、パスポートの申請をしてきた。10年ものパスポートが切れて1年半くらいになるが、ずっと手続きに行けなかったから海外旅行もお預け中。失効しちゃうと新規と同じだから戸籍謄(抄)本から取んなきゃいけなくて、超めんどうくさかった。ただ住基台帳導入自治体では住民票がいらないとか、郵便はがきがいらなくなったとか、多少の簡素化はされたようだ。受け取りは日曜日でも受け取れるところだったので一安心。来年度はきっとまた海外旅行に行きたいな。


里見公園

松戸で食事したあと、松戸から国府台経由市川行きのバスに乗った。矢切の渡しとはここにあるのかい・・千葉で育ってないだけに土地勘がなくて。

矢切を過ぎて国府台国立病院前のバス停で降りて、まず里見公園へ。ここは先日新八犬伝の項でも触れたが、室町時代に里見氏が北条氏と戦った古戦場跡だ。ここは国府台城址とされるが、国府台の城はあの太田道灌が千葉自胤を助けるために1478年にここに仮陣を築いたのが始まりとされ、翌年道灌の弟太田資忠らが、この地に城を築いたという。

そして1538年と1563~4年の二回にわたる第一次・第二次国府台合戦で、里見氏と北条氏がここで激突。第二次国府台合戦では、里見・太田軍は壊滅的な損害を受けて退却。その後この城は、江戸俯瞰の地にあるとして家康によって廃城とされた。

園内は桜の名所。バラも相当数植えられており、咲きそろったらさぞかし見事だろうと思われる。花の綺麗な時にまた来よう。


羅漢の井

公園の石段を川側に降りていくと、「羅漢の井」と称する湧き水がある。現在では飲用に適していないそうだが、里見氏一族が国府台城に布陣した際の飲用水として使用したと伝えられるものである。綺麗にされすぎてしまっているので、ありがたみがないなあ。


里見公園内の石垣

公園内に戻り、坂道を上がっていくと、ここがかなり起伏の多い土地であることがわかる。案内が乏しいのと、人がいないのと、私の膝が痛いのとで、どれが昔の城郭のあとなんだかよくわからない。現地にいる時は、ところどころにあるこうした石垣がそれかと思ったのだがどうやら違うらしい。私がカメラを向ける気にもならなかった汚らしい土塁のいくつかが遺構らしいのだ。もともとこの公園内には前方後円墳があって、石棺が露出している部分があるらしいのだが、あまりに誰もいなくて不気味なんで見つけられなかった。そうした古墳も当時は土塁として活用していたらしいのだが。先日の京都旅行に引き続き、またも古墳と膝に泣かされたよ。


北原白秋の旧宅(紫烟草舎)

公園内には北原白秋の家もあった。この住居はもともとは江戸川区にあったのだが、江戸川の改修工事にかかることとなり、白秋は市川真間に住んでいた人でもあるので、市川市が譲り受けて里見公園内に移築したのだとか。思いがけないものを見つけてびっくり。


なみなみと水をたたえる江戸川

公園の下には江戸川まで降りてみる。江戸川は私のアパートのすぐ近くにも流れているのだが、場所によって顔つきが違うなあ。うちの近所は柵が設けられていて川の近くに行けないし、満足に眺めることも出来ない。だかココは階段を下って川面のすぐ近くまで行くことが出来る。(当然川に落ちる危険もあるのだが。)

川面近くから景色を眺めると、なんとも豊かな流れに見えることか。江戸川ってこんなに大きな川だったの? 毎日車窓から見ているくせに、江戸川の新たな顔を発見して感激。


水の間近まで降りていけます

川岸の階段に、寄せては返す波を見ていると、まるで海にでも来たかのように癒されるねぇ。

実家の近くは高台だから、子供の頃は川といえばどぶ川のような川しか知らずに私は育った。高校でホームステイをした時は近所に小川があってよく泳いだ。大人になってから寮は神田川の近くだったし、今は江戸川。川は氾濫すればコワいものだが、今のところそういうコワい目には遭ってないんで、今の私は結構川好き。近場だけど、今日は良いところに来たなあと思った。


じゅんさい池緑地

国府台国立病院まで戻って、こんどは反対側にあるじゅんさい池緑地に足を伸ばしてみる。何で来ようと思ったかと言うと、先日偶然市川ケーブルテレビでココのことをやっているのを見て、ちょうど梅も咲いているようなので来てみたのだ。

ここは国府台と国分の台地間に深く入り込んだ沼で、「国分沼」とも言われたが、以前はじゅん菜がたくさん生えていたことから、「じゅん菜池」と呼ばれるようになったそうだ。昭和初期に沼が何度も干上がり、じゅん菜は絶滅してしまい、戦後田んぼとして使われたこともあったようだが、地元の人々から昔のようなじゅん菜池を復元してほしいとの要望を受け、 昭和54年に現在のじゅん菜池緑地へと整備されたという。


じゅんさい池緑地(別の角度から)

池は細長く、一周したら膝を痛めるだけのような気がして、入口のところからちょっと覗いた程度ではあるのだが、池の中に小島があって、なかなか趣深い光景を作り出している。






鴨が沢山います

池の中は鴨がいっぱい。鴨は好きな鳥なんだけど、餌を求めて殺到する様は鬼気迫るものがあるなぁ。それでも生き物好きな私、このどーでもイイ鴨の写真をついついまた沢山撮っちゃったんで2枚載せることにしよう。
 



餌を争う鴨たち(ちょっとコワい)

この鴨たち、何ガモだろう。パッと見マガモではないことはわかる。

・頭が明るい茶色で羽がグレー→ヒドリガモ(マガモ属)
・頭が黒い奴→キンクロハジロ(スズガモ属)

かな。以前マガモと暮らした経験から、カモはオスの方ががめつくてずるいという先入観があるのだが、果たしてどうなのだろうか。


緑地内では梅の花が楽しめます

期待してた梅の花も見れたんで、今日の行軍はそこそこ満足。花粉が相当飛んでいるので、マスクで防御してきたが、一日歩いて目のかゆいこと。トホホ。
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