さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

ドニゼッティ/歌劇「ルクレツィア・ボルジア」を見て

2022-12-29 23:56:27 | オペラ・バレエ鑑賞

ルクレツィア・ボルジア…ジョーン・サザーランド(ソプラノ)

ジェンナーロ…アルフレード・クラウス(テノール)

マッフィオ・オルシーニ…アン・ハウエルズ(アルト)

フェラーラ公アルフォンソ・デステ…スタッフォード・ディーン(バス)

コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団・コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団

リチャード・ボニング(指揮)

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ルクレツィア・ボルジアって、もっとか弱い女性を想像してた。兄チェーザレに翻弄され、愛する夫・アルフォンソ・ダラゴーナは殺され、政略結婚の道具としていろんな人と結婚させられる可哀想な女性・・・私はそういうイメージを持っていたが、このオペラに書かれているルクレツィアは残酷かつ浅はかだ。彼女の夫となった人物にアルフォンソは2人いるが、本オペラに出てくるのは、後に結婚したアルフォンソ・デステの方。

ウィキペディアを見ると、アルフォンソ・デステとルクレツィアの間にはたくさんの子供が生まれ、ボルジア家の没落とは裏腹にルクレツィアは高い評価を受け続け、尊敬されていた・・風に書かれていたが、このオペラでは真逆。夫婦の間に愛があるとは思えず、ルクレツィアはいろんな人を死に追いやったせいで嫌われている。まぁ、オペラに史実を求めても裏切られるのが常であるが・・・。

そういう単純ではないルクレツィアという設定なら、サザーランドはよく演じていると言える。ルクレツィアの息子ジェンナーロ役のアルフレード・クラウスの輝かしい声はとても良いと思った。

アルトがズボン役で出てきて、ここまで歌いっぱなしのオペラをあまり知らないが、アン・ハウエルスはとても頑張っていたと思う。

登場人物の衣装がとても凝っていて素晴らしい。

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コロナ禍でオペラに疲れてしまって、しばらく見れなかったが、ようやく復調してきて、今年は4本見た。来年はもっと本数を増やせるといいな。

 


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2022年に読んだ本を振り返ってみる

2022-12-29 23:39:51 | 読書録

今年読んだ本は103冊。まぁ〜読みやすい本ばっかりだけど、やはり100超えると気持ちいいねぇ。11月半ばから図書館を使い出して、一気に読書が進んだ。お金も置くスペースも気にしなくていいもんね。なぜ今まで図書館に行かなかったんだろうと悔やむばかり。

池井戸潤、塩野七生、岩波ジュニア新書をよく読んだなぁ。

こんなかでベスト5を選ぶなら

・小説イタリアルネサンス②フィレンツェ

  →ロレンツィーノ・・別名・暗殺者ロレンザッチョの悲しき運命に心惹かれた。

・物語ウクライナの歴史

  →いかにウクライナを知らなかったかを思い知らされた。

・糖質中毒

  →お昼ご飯を、茶碗半分にする勇気をもらい、9キロ痩せた。

・架空通貨

  →池井戸作品はどれもみんな面白くて甲乙つけがたいけど、強いて選ぶとすればスケールの大きいこれかなぁ。

・発酵食品の科学

  →どんなものでも食ってやる自信のあった私だが、世界は広いなぁと感じた。

 

・・・まぁ、あとはアンネの日記だな。まだ読んでなかったのかと怒られそうだけど、そのあとに読んだ「アンネフランクに会いに行く」と合わせると、本当に今につながる話だな・・と思う。

 


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2022年に見たドラマを振り返ってみる

2022-12-29 23:32:56 | ドラマ鑑賞

相変わらず時代劇系ばっかり・・・。

最高に良かったのが大河ドラマの「鎌倉殿の13人」だけど、「晢仁王后〜俺がクイーン」も最高に面白かったなぁ。男が乗り移っている女を演じるシン・ヘソンの演技がとても面白く、男が出ていった途端に面白くなくなった・・・。

李朝の時代劇だけでなく、ピョンガンで高句麗、善徳女王で新羅も楽しめた。今、スベクヒャンで百済も楽しんでいるけど、こっちは年越しになるので、来年の記録に載せよう。


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