NHK-BSプレミアムでやっていたのを録画して見た。
テーマ曲は、私が大学生の頃、友人が車の中でよく聴いていたので知っているが、えっ、この曲(Holding Out For A Hero)も、この曲(Never)もフットルースなの・・・と驚いた。しかし、Holding Out For A Heroが、トラクターでのチキンレースの時の音楽だったなんて!
ということで、ほとんど音楽映画のような感のある映画だったが、ストーリー的には他愛ない・・というか、色々ツッコミたくなるところがいっぱい。
・なぜ牧師がそこまで権力を持っているのか。
・音楽やダンス、有害書物にはうるさいのに、暴力や交通ルールにはルーズなのね。
・やっと町議会の了承を得て開催できたダンスパーティを潰そうとしてやってきた奴らの妨害を暴力で解決していいものか・・
ま、フィクションだけど、なんとなく分かる気がしないでもない。私が行ってた頃の80年代前半のアメリカって、古いところはやたら古くて、高校生がコーヒー飲んだだけで大悪人みたいなこと言われて・・・ああ、アメリカの高校生は朝早く起きて勉強したり、夜遅くまで勉強したりしなくていいから、コーヒーいらないのね・・なんて思ったり。喫煙所で喫煙している高校生はたくさんいたのに・・
ということで、まぁ、お国と時代が違えば、取り締まるべきものの優先順位も違うんだな・・と思うしかないね。
筋とは関係ないけど、主役のケヴィン・ベーコンを見て、「この人は名倉潤みたいだけど名倉潤ではない」ということを自分にわからせるのにちょっと時間がかかったよ。
あと、彼の運転する汚れた傷らだけのフォルクス・ワーゲンはなんだかとても懐かしかったよ。私は車のこと全然知らないけど、これは確かに私の子供の頃にあったタイプのフォルクス・ワーゲンだ。