さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

【読書録】そーなんだ!社会編20

2009-03-25 23:30:59 | 読書録
この巻で特に面白かったのはメガネの歴史だ。

私は昔から古代史が好きで、小さい頃はマジでタイムスリップしたいと思ってたのだが、冷静になって考えると、私なぞ古代では生きていけないタイプの人間の代表格なのだ。

何せ、目が悪すぎる。小学校の4年生頃から、教室の最前列に座っても黒板の字が見えない・・理科の時間で星のことを習っても、自分の肉眼では星なんて見えない・・・掃除しててもどこにゴミがあるのかわからない・・・。5年生からコン負けしてメガネをかけ始めるが、もし大地震があったら何が何でもメガネだけは持って逃げないとあかんね。そんな私が古代で生きれるわけがない。

こんなド近眼でも、大人になったら安定し、あまり近眼も進まなくなるものだと思ってたが、さにあらず。健康診断では見事に年々落ち続けている。オケに入って6年になるが、この間メガネを2回変えて度を強くしているのに、最近また楽譜が見えない・・・前の人のボーイングを写せない・・・。

という個人的な愚痴はともかく、メガネの歴史は意外に奥深い。メガネと呼べるものが誕生したのは13世紀ごろらしいが、それより前にレンズ自体は存在していた。

レンズが最初に作られたのは紀元前3000年頃のエジプト。水晶などの石を磨いてレンズを作っていたが、このときの用途はもっぱら火おこし用。

ローマ皇帝ネロはエメラルドを磨いて作ったゴージャスなレンズで格闘技を見物していたそうだが、このときのレンズはサングラスだな。

レンズを使うと物が大きく見えることがわかったのは11世紀。13世紀には字を大きく見えるようにするために、書物の上に置く半球レンズ(リーディングストーン)が開発されたようだ。近視の人のための凹レンズメガネは15世紀に生まれたという。意外に古いねえ。

日本にメガネを初めて伝えたのはフランシスコ・ザビエルだって。キリスト教より貴重なものを伝えてくれたのに、学校では教えないんだね。

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