【読書録】そーなんだ！社会編１９

この巻では
「初めて傘をさした人はだれ？」
という記事が、ネタの採り上げ方が意外で面白かった。

まあ、雨の多い日本じゃ、傘なんて至極当たり前のものだからね。

ただ諸外国を見ると、日傘の方がメジャーだったりする。
17世紀頃のヨーロッパだと、傘は女性だけが差すもので、それも日傘用途。だんだん男性も差すようになってきたけど、イギリス男性だけは18世紀初頭まで頑として傘を差そうとしなかったんだとか。傘が馬車を持てない下層階級の人間の持ち物とされていたからなのだが、なんつーやせ我慢だ。最古の傘は古代エジプトの権力の象徴だったのに随分な違い。（ま、ファラオが自分で差してたわけじゃないけど。）

そういえば、アメリカにいた時、毎日折りたたみ傘を持ち歩いている私は奇異の目で見られたなぁ。車社会だからだけど、雨の多いワシントン州なのに、「この程度の雨では、だれも傘なんて差さないよ」と言われたことがある。

傘の話・・にかこつけて一言もの申さん。
「最近の傘は弱すぎる。」

糸がすぐほつれ、骨もすぐ曲がるし、折れるし、折りたたみ傘が一年無事だった試しがない。店先にカラフルな綺麗な傘が沢山並んでるのを見ると、これも売らんがためだろうかと、むなしくなってくる。