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アルゼンチン国債のデフオルトと韓国ウオンの動向。

2020-05-23 10:43:58 | FP
南米のアルゼンチンが国債のデフオルトを起こした。9回目である。最初のデフオルトでは世界は動揺したが、今回のデフオルトには冷静である。しかも、今回の場合は、アルゼンチンの外貨準備は430億ドルあって、十分に返済に充てることができる額である。つまり、今回は債権団に譲歩を迫る目的で行ったテクニカルデフオルトであるという見方が強い。アルゼンチンでは2018年の米国の利上げを契機に、通貨ペソが暴落し、経済危機が深刻化していた。そして、今回の新型コロナウイルス流行が重なって財政がひっ迫化しているのである。アルゼンチン政府は今年4月に満期を迎えた約660億ドル(約7兆1000億円)の外貨建て国債について、22年までの返済猶予と元本5.4%、利払い62%のそれぞれ削減を柱とする債務再編案を債権者に提示して、債権団と交渉しているが妥結に至っていない。今回のデフオルトは、その先延ばしした分である。いづれにしても、世界の新興国はコロナ禍をまともに受けて、経済が失速している国は多い。それらの国の国債のデフオルトが連鎖的に起こる可能性がある。トルコなどが心配されているのだが、日本にとっての最大の関心は韓国である。その通貨ウオンが下がり始めている。タイやインドネシアと言った東南アジアの国々の通貨が安定している最中である。しかもアメリカとの通貨スワップが締結されて、私は安心できたと思っていたのである。しかも韓国銀行はしばらく、1アメリカドル=1230ウオンを防衛線にして、粘り強く対応していたので、少なくとも9月までは大暴落はないと踏んでいたのだが、ついに1240ウオン台にまで落ちてしまった。このような傾向が続けば、ある日、突然に、一気に大暴落ということも起こりかねないのである。(くちなし亭、2020.05.23)

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