アメリカのトランプ大統領、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平主席の世界の三大老害指導者のうち、誰が最初に退場するのかという設問の答えが出始めている。対外的には最も穏やかな印象もある習近平主席がこの8月にも退陣するかもしれないのである。ネット上では昨年の暮れからささやかれ始めたことだが、習近平主席は自身の支配力を盤石にするために解放軍の中国共産党中央軍事委員会、副主席の張又侠排斥を行うクーデターを行って、失敗したとされる。それ以後、逆に習近平派の軍幹部が次々に失脚し、習近平は軍部の足場を失った。独裁国家の権力の基盤は軍部である。それを失えば、早晩、政治権力も失う。これまではネット上の噂でしかなかったことが、アメリカのメデイアでも報道されるようになった。だが、習近平後の中国を誰が指導することになるにしても、バブルを先延ばしし続けてきた経済不況を立ち直らせることは至難のことである。よほど痛みを伴う改革が必要なのだが、それをしたら体制が持たない。（くちなし亭、7月02日）
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