年齢を重ねるとともに、いわゆる「中年太り」が体に表れてくる。私の場合には、私の父親も同じような体形だったので、遺伝だの一言で片づけているが、おなかの部分だけがポッコリと膨らんでいるので、まあ、醜いと言えば、醜いのである。名古屋大の研究グループはこのことの原因を突き止める研究を行っている。その成果がこのほど、発表された。それによれば、脳に働きかけて代謝を促進したり食欲を抑えたりする物質「飽食シグナル」を受け取る受容体が脳の深い位置にある「視床下部」の神経細胞から伸びる細長い毛のような部位に集中していることが分かったそうだ。この部位はアンテナの役割を果たしており、加齢で縮むことも判明。それによって飽食シグナルをうまく受け取れなくなり、太りやすくなるという。私の通っている病院の内科の先生は「腹、八分目」を盛んに提唱している。まあ、それができれば、こんなポッコリ腹にもならなかったのだが。(くちなし亭、2024.03.07)
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