若者を中心に、いわゆる地上波のテレビ離れが進んでいるそうだ。18~29歳の層では平日で12.0%、休日11.1%しかテレビを見ていないのだ。もちろん、全体では一日に3時間以上テレビを見る人の割合は25.7%で、多いのだが、それでも年々減少ぢていることに変わりはない。10年前の調査ではその割合は30%を超えていたのだ。かく言う私もテレビ離れが進んでいる。端的に言えば面白くなくなったからである。テレビの主導権が若い世代に移って、面白さの基準が変わったのかもしれないが、ともかく言えることはテレビに登場する人が面白ければ、見る人も面白いはずだと思っているような節が見えて、しらけているのである。さて、若者たちがテレビ離れをしている理由は同じタレントや似たような企画で番組が詰まらない。だからネットを見たり、ゲームをするというものだったが、考えてみれば、テレビ側も自分の興味あるものばかりを放映し、見る側もネットで、自分の興味のあるものばかりを見るという時代になったということである。これは、つまり、社会はひたすら偏った人たちばかりを量産させているのである。(くちなし亭、11月25日)
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