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足元を見て、人を判断する。

2012-08-19 10:42:22 | FP
浅草は靴屋さんが多い街である。観光客でにぎわう一帯を外れると、靴屋さんが軒を並べる。だから、そこで売られている商品も数多い。子供用の小さな靴から、雪駄や下駄などの日本情緒の残るものまで、幅が広い。明治の初めから、日本のビジネスマンの足元を守ってきたのは革靴であった。日本で、最初に、西洋風の革靴を履いたのは坂本竜馬だといわれている。革靴を履いた竜馬の写真が残っているからである。しかし、本来、悪路や危険な戦場で、自分の足を守るために発達した革靴が、日本の整備された街に、最適であるかどうかは疑問である。革靴は雨水などでもすべる。重い。だから、多くの日本人ビジネスマンの靴はゴム底になりつつあるようだ。さらに、慣習にとらわれなくなった人たちはスニーカーである。より活動的であるからだ。ただ、足元というのは、普通の人にとって、最も目立たぬ場所である。だから、ついつい気が緩む。浅草の靴屋さんでも、安い靴から高い靴まで、品数は多いが、安かろう悪かろうのはっきりした世界で、安い靴は半年も持たない。その上、足を痛める。そして、もうひとつ、靴を汚れ放題にしている人に忠告しておくと、大手企業の社長さん付の有能な秘書さんや有名レストランの支配人などは、その足元を見て、その人物を判断するそうである。

Y-FP Office Japan

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