昨夜、埼玉スタジアムで、ワールドカップアジア最終予選がスタートした。日本の緒戦の相手はオマーンである。日本はこの相手に3対0の完勝をしたのであるが、オマーン選手の動きのぎこちなさが目に付いた。オマーンチームは昨年11月に行われた3次予選でオーストラリアに1対0で勝利し、サウジアラビアを抑え、最終予選に進出してきたチームである。その基本は守備重視で、カウンターで1点をもぎ取り、その虎の子の1点を守りきるというルグエン監督の考えるスタイルである。そして、大黒柱はGKハブシである。彼はイギリスプレミアリーグで活躍する唯一のワールドクラスの選手である。しかし、このGKが偉大すぎるために、他のオマーン選手は彼を頼りすぎた。確かにハブシは獅子奮迅の戦いをしたのだが、ゴール前で、ハブシが身構えれば、DFの足が止まった。前田のゴールなどもその典型的なケースであった。日本チームも本田の存在感は目立ったのだが、今回は彼の脇を固めることになった選手の存在も大きかった。この強さを維持して、6月の3連戦を連勝できれば、日本のワールドカップ進出も、思いのほか早く決まるのかもしれない。
Y-FP Office Japan
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