民主党が政権をとって、本格的に始動し始めると思っていた昨年、その民主党が迷走をくりかえした1年になってしまった。もともと、長い自民党政権下で、多くの人たちが、その恩恵を受けてきた。その恩恵とは、地方ではダムや道路工事、雪かきから、いらない公民館まで、そこに落ちるお金によって、生活を支えられてきた多く人とたちがいたのである。だから、政権交代によって、それが無駄な公共事業だと分かっていても、おいそれと、彼らを裸にして、路上に叩きだすことは出来ないのである。そんなことは分かっているのである。私たちが民主党に期待したのは、そのようなことは分かっているが、でも、その新たな旗印を掲げて、それに向かって、進んで欲しいというものだ。その歩みが多少遅くても我慢するのである。そして、その理想が、今は達成できないとしても、いつか達成するという断固とした意思を感じることである。だが、鳩山政権、管政権ともに、挫折を繰り返した。役人官僚に迎合し、アメリカに迎合し、今までの自民党政権と変わることの無い姿に戻ってしまったのである。自民党政権より、時間が進んだ分、財政赤字は増え、その分、扶養控除の改定などが実施され、増税政策が鮮明に見えてきて、失望感だけを浮きただせた。特に、管政権はひどい、自らの政権浮揚だけに奔走し、小沢一郎氏を叩くことだけに明け暮れているのである。
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