風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

風塵社的花見2019(2)

2019年04月02日 | 出版
某土曜日、持っていた一升瓶2本のうち、1本は手付かずで残りの1本が4/5ほど空いたという感じだったか。それを家に持ち帰ったのだけれど、これまた重い。しかし、中身を捨てるなどという選択肢はありえないので、酔っ払いつつも必死に家まで背負っていく。そして翌日、遅く起き出してから「きょう、どっか花見に行く?」と妻にたずねると、「天気もいいし、どこか行きたいねえ」とのこと。そこで、「この一升瓶の空いてない方、とりあえず会社に持っていきたいので、12:30に池袋で落ち合うことにしない」「うん、わかった」ということで、まずは会社に向かい一升瓶を降ろしてきた。出勤途中に一升瓶を抱えていく気にはなれないだろう。
池袋にもどり妻と合流してから「どこに行く?」とたずねると、「どこがいい?」と逆質問をしてきやがる。主体性の欠如したやつだ。「それじゃあ、新宿御苑か、江戸川橋の神田川沿いか、小石川植物園あたりかなあ」「小石川かなあ」「歩きやで」「なら、その途中でサンシャインに寄っていきたい」日曜の混んでいる時間帯に池袋サンシャインにどうして行きたがるのかよくわからないが、妻の命令に逆らうことはできない。しょうがないから、まずはサンシャインに歩いていくことにする。
サンシャインの某店での妻の買い物が終わってから、豊島郵便局を抜けて春日通に出ることにする。毎日毎日、そのへんを通勤時に走っているから、なるべく通勤ルートとは別の道を歩きたい気分だ。歩いていると腹が減ってくる。「腹が減ったなあ」と妻に伝えると、「私、銀行に行きそびれて2000円しか持っていない」「わしの所持金4000円」ウーム、役に立たねえやつだとは思うものの、それもこれも小生の貧乏に原因があると指弾されたら身もふたもない。余計なことは口にチャック、が望ましい態度だ。
そのうち新大塚の駅前(駅上?)に出る。サクッと食べられるラーメン屋さんでもないかなあと眺め回してみるけれど、日曜であいにく定休のところが多いようだ。そこでの昼飯はあきらめ、大塚公園に入っていくことにする。ラジオ体操発祥の地として有名な公園だ。園内にはそれを記念した銅像も建っている。関東大震災後の東京市の大整備により、市内のあちこちに避難場所を兼ねた公園が造られた。本郷1丁目の元町公園もそのうちのひとつである。大塚公園も同じものだろう。そのため、レトロモダンな瀟洒な造りになっている。大きな噴水があり、レンガで築かれたテラスが3面に広がり、それに囲まれた広場では子どもたちが遊んでいた。初めて訪れた妻が「あらあ、おしゃれなところねえ」なんて長閑なことを言っているので、「前にジョギング中便意をもよおし、ここの公園で用を足そうとしたら紙がなくて往生したんじゃ」と説明しようと思ったけれど、これまた余計な話なので口チャック。それよりなにより、腹が減った。
そのまま住宅街を抜けていくと不忍通に出る。そこに、なにやら小洒落たカフェがオープンしていたので、そこで昼飯とする。しかしそもそもが、こちとらカフェでランチなんてガラじゃないんだよ。値段が安く、量の多いところ、というのが小生にとってありがたいお店であるのに、カフェなるお店はまさにその真逆でしかない。といって、ほかに選択肢もないし、空腹が限界に達しそうだ。人間はあきらめも必要なのである。肉ぎらいの小生は、そこで肉の入っていないパスタを注文する。すると、しっかりアルデンテに茹で上がったパスタが出てきた美味しいのは美味しい。値段は変わらず、麺の量がその1.5倍ならば、なおさらハッピーな気分になれたことだろう。
ハッピーで思い出した。『Happy』といえば、Keithの持ち歌である。「I need a love to keep me happy~」悪魔の申し子たるおまえがそんな可愛い詞をよく臆面もなく歌えるなあとは思いつつも、そう歌えてしまうところに世界一のおバカちゃんであるKeith Richardsの凄みがあるのだろう。その相棒のMickが今度心臓弁膜症の手術ですか。それよりもなによりも、まだ北米ツアーやろうとしているストーンズにいささか驚いてしまった。平均年齢75くらいなのかな、すごいなあ。さすがはストーンズ。Mick Jaggerの快癒を祈念申し上げるとともに、『Sweet Summer Sun』のDVDがほしいなあと思う。お腹がボテボテになっているTaylorの姿がめちゃくちゃカッコいいのだ。
例によってまた脱線モードになっているので、花見の話にもどすことにしよう。いやッ、ここはさらに脱線を続けることにする。先日KMさんと酒を飲んでいて、「腹巻さんさあ、ブログにいつもあんなに長文を書いているけれど、あれだけの文章を書くのに1時間くらいはかかるでしょ?」と聞かれた。そこでまず答えたのは、2000字を目処にしている点である。次に時間であるが、もしも真面目にやれば、出社時に簡単になんらかをパソコンにメモし、昼前なりにまた適当なことをメモし、仕事の合間にさらにメモしておけば、さほどの時間もかからず(30分弱?)で2000字くらいは書けるのだ。要は、人と会って話をし、その内容を適当にメモしておき、それをほかのメモとつなぎ合わせて編集すれば2000字くらいの分量にはすぐに到達するということである。ただし、それが中身のある文章であるとはかぎらない、のはいうまでもない。そしてまた一方で、そんなに小まめにメモしているわけでもないのである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿