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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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Compact WES MONTGOMERY

2009年07月25日 23時29分13秒 | JAZZ
 一昨年の今頃だったウェス・モンゴメリーの「テキーラ」を取り上げた時、「このアルバムは曲順にしまりがない、一曲目はやはり「バンビン・オン・サンセット」だ。大分前にこのアルバムの曲順を再構成して、iPodで良く聴いてものだったけれど、あの時もそうしていた。どう構成したか、もう忘れてしまったけれど、今度もう一度やってみようと思う」みたいな趣旨のことを書いたものの、たまに思い出したりはしていたが、すっかり手つかずに終わってしまっていて、今週に入って仕事も一段落したせいか、精神的余裕がでてきたのだろう、ようやく「私家版「テキーラ」って、どんな曲順だったけかなぁ....?」などと、くだんのアルバムを引っ張り出してきているところである。

 で、このそもそも「バンビン・オン・サンセット」をトップにもって来るという構成のアイデアなのだが、あれこれウェス・モンゴメリーのCDを引っ張り出してきて気がついたのだが、このアイデアは私が思いついたのではなく、実は元ネタがあったことが判明した。もちろん、このアルバムである。CD創生期の頃、カタログ豊富な有名アーティストの場合、オリジナル・アルバムをリリースする前にベスト盤を発売するみたいなパターンがよくあったけれど、これはヴァーブ・レーベルのアーティストのベスト盤シリーズ「コンパクト・ジャズ」からシリーズで出たひとつだ(ちなみに、モンゴメリーは売れっ子だったのでバック・カタログが豊富だったのか、このシリーズでもこのアルバムの他に「ブルース編」というのもあった)。

 このアルバムはヴァーブ時代の代表曲が15曲収録されているが、そのトップが「バンビン・オン・サンセット」なのである。私はモンゴメリーの作品というと、実はこのアルバムで概要を知って、その後オリジナル・アルバムを聴くというパターンでリスナー歴を過ごしたので、このアルバムはあまり聴き込んだ記憶もないのだが、それでも、この曲順がよほどすり込まれてしまっていたのだろうと思う。ちなみに、このアルバム、後半1曲目ともいえる8曲目にはご丁寧にも「Tequila」だったりするから、オリジナルの「テキーラ」を聴いた時はA面とB面が逆にはいっているような大きな違和感を感じたのも故なきこととはいえないと思う(ちなみにこれは「ブルース編」でも、全く似たようなことがあるのだが、これについては後日書くこともあると思う)。

さて、私家版「テキーラ」の曲順であるが、これが実は全く思い出せない。何回も聴いているうちに、なんだか、もうオリジナル・アルバムの曲順が一番良いような気がしてきたりもしているのだが(おいおい-笑)、とりあえず、思い出せないというのは、それほどのものでもなかったんだろうと思い、もう一度考えつつ、
新たに再構成しようとしているのだが、どうもうまくいかない。アルバム「テキーラ」の欠点(長所なのかもしれないが)は、全般に薄味でどうもいまひとつ食い足りないところがあるところで、くだんのアルバムだけあれこれ曲順をいじくったところで、どうもいまひとつなところがあったので、この「コンパクト・ウェス・モンゴメリー」から3曲ほど夏向きなボサ・ノヴァ風作品をプラスして、以下のように構成してみたら、それなりにいい感じになった。「曲順なんかになんでそんなに拘るのよ」といえわれるかもしれないけど、私はこだわるのである(笑)。


01. Bumpin' on Sunset
02. Thumb
03. What the World Needs Now Is Love
04. Big Hurt
-05. Shadow of Your Smile (Bumpin'_`65)
-06. Once I Loved (Goin' Out of My Head_65)

01. Tequila
02. Little Child (Daddy Dear)
03. Wives and Lovers
04. Midnight Mood
05. Insensatez (How Insensitive)
-06. Here's That Rainy Day (Bumpin'_`65)

01. Tequila [Alternate Take]
02. Big Hurt [Alternate Take]
03. Bumpin' on Sunset [Alternate Take]
コメント
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