市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

市民力が高い!?白山市へ

2017-11-04 | 障がい者
北陸への視察、二日目は金沢市のお隣の白山市へ。
「白山市共生の街づくり推進協議会(通称 ノーマネットはくさん)」についての調査です。
これは、障害者の暮らしと社会参加をさせるためのネットワーク組織です。法で定められているので、市原市にも同様の組織は勿論あります。
でも、作りこみがぜんぜん違った!!
参加団体が100以上もあって、当事者団体や家族会、福祉サービス事業所が多数名を連ねているのはもちろんなのですが、「ノーマネットはくさん」の特徴は、障害者が地域で暮らすための住まいにかかわる宅建協会や、就労支援に関係する商工会議所もメンバーになっているところ。
協議会を構成する分科会も、ガイドヘルパー、メンタルヘルス、子ども支援、グループホーム、仕事応援・・・などなど細かくわかれていて、各々がその年の活動や次年度の計画をシートにまとめ、それを行政が取りまとめて予算化しているんです。
普通は、行政側がほとんど計画を作って、協議会はただの追認機関になりがちなのですが・・・。
完全に住民主導、ボトムアップの仕組みが確立されている点に感心してしまいました。市原市も見習うべき点が多々あると思います。

もう一つ、これは調査項目ではなかったのですが、白山市を訪れてビックリしたのが、市内に数多く集積している市民活動のための施設や文化施設。これがどれも立派なんです!
例えばこれは「市民工房うるわし」。


こちらは市役所庁舎につながる「市民交流センター」。


この他にも、文化会館、美術館、博物館、俳句館、ふるさと館、学習センター・・・。
人口は11万人と市原市の4割程度なのに、これでもかというくらいドカンドカンと施設があって、実にうらやましい限りでした。市民力がかなり高いのでしょうか・・・。

白山市は、前日に訪れた「シェア金沢」を手掛ける社会福祉法人「佛子園」の本拠地があり、今後この地域全体を「共生タウン」にしようという計画もあるそうです。
なにやらもの凄いポテンシャルを秘めた自治体・・・。今後共生社会の先駆けとしてどう発展していくのか、とても楽しみな街です。

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