写真は今日、庁舎議会棟を会場に開かれた「事務事業の市民点検」の様子。
無作為抽出で選ばれた市民が、職員の説明や資料を基に市の事業の評価を行うというもので、
市原版事業仕分けといったところでしょうか。
今年はコロナの影響で取り扱う事業数が少ないのがちょっと残念ですが、今回も聴きどころ満載で、とても勉強になりました。
恥ずかしながら、議会よりもレベルが高いのでは?と思ったくらいです。
今日私が傍聴したのは、農家レストランや観光農園といった、観光に関する事業ばかり。
まず、市内でこういう取り組みが税金で行われているという事を市民点検員のほとんどが今まで知らなかったという、担当職員にとってはいきなりショックな事実確認から入って、市民点検員からは次々と鋭い質問が投げかけられました。
例えば
「コロナの時代に、集客事業に税金を使うのは如何なものか」
「そもそも、市原市が観光農園に取り組む土壌があるのか」
「目的が曖昧でよくわからない」
「他の自治体でもやっている。市原ならではの差別化についてどう考えるか」
「単独に行うのではなく、他の事業や地域資源と組み合わせて総合的に仕掛けた方が良いのではないか」
などなど、もうメモが追い付かないくらい(苦笑)
中でも、高校生の市民点検員が農家レストランについて出した意見には、そこにいた大人全員が
「う~ん、参った!」と思ったことでしょう。
「市内農業の活性化が目的ならば、市内のレストランよりも、むしろ千葉市や都内などのレストランで、市原産の農産物を扱ってくれるところに補助を出す方が、宣伝効果が高いのではないですか?」
やっぱり若者の柔らかい発想はイイネ!とつくづく思った瞬間でした。
市民点検員の質問に答える担当職員。お疲れさまでした。
担当職員の説明を分かりやすくかみ砕いてまとめ、市民点検員の自由な意見をさりげなく引き出す。
市民点検の要であるコーディネーターの巧みな捌きは、さすがの一言。
最後に「ちょっと待った!(廃止・凍結)」「もう一歩!(要改善)」「いいね!(継続)」の何れかを判定します。
私が傍聴した事業は、総じてかなり厳しい結果でした。
市民点検員の皆さんは、点検員である前に納税者という立場で意見を述べられていたのだと思います。
翻って私たち議員も、納税者の代表という立場を決して忘れてはなりませんね。
無作為抽出で選ばれた市民が、職員の説明や資料を基に市の事業の評価を行うというもので、
市原版事業仕分けといったところでしょうか。
今年はコロナの影響で取り扱う事業数が少ないのがちょっと残念ですが、今回も聴きどころ満載で、とても勉強になりました。
恥ずかしながら、議会よりもレベルが高いのでは?と思ったくらいです。
今日私が傍聴したのは、農家レストランや観光農園といった、観光に関する事業ばかり。
まず、市内でこういう取り組みが税金で行われているという事を市民点検員のほとんどが今まで知らなかったという、担当職員にとってはいきなりショックな事実確認から入って、市民点検員からは次々と鋭い質問が投げかけられました。
例えば
「コロナの時代に、集客事業に税金を使うのは如何なものか」
「そもそも、市原市が観光農園に取り組む土壌があるのか」
「目的が曖昧でよくわからない」
「他の自治体でもやっている。市原ならではの差別化についてどう考えるか」
「単独に行うのではなく、他の事業や地域資源と組み合わせて総合的に仕掛けた方が良いのではないか」
などなど、もうメモが追い付かないくらい(苦笑)
中でも、高校生の市民点検員が農家レストランについて出した意見には、そこにいた大人全員が
「う~ん、参った!」と思ったことでしょう。
「市内農業の活性化が目的ならば、市内のレストランよりも、むしろ千葉市や都内などのレストランで、市原産の農産物を扱ってくれるところに補助を出す方が、宣伝効果が高いのではないですか?」
やっぱり若者の柔らかい発想はイイネ!とつくづく思った瞬間でした。
市民点検員の質問に答える担当職員。お疲れさまでした。
担当職員の説明を分かりやすくかみ砕いてまとめ、市民点検員の自由な意見をさりげなく引き出す。
市民点検の要であるコーディネーターの巧みな捌きは、さすがの一言。
最後に「ちょっと待った!(廃止・凍結)」「もう一歩!(要改善)」「いいね!(継続)」の何れかを判定します。
私が傍聴した事業は、総じてかなり厳しい結果でした。
市民点検員の皆さんは、点検員である前に納税者という立場で意見を述べられていたのだと思います。
翻って私たち議員も、納税者の代表という立場を決して忘れてはなりませんね。