goo blog サービス終了のお知らせ 

市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

住民参加型の防災(ふじみ野市)

2017-01-24 | 防災
山本友子県議の企画で、市民ネットワーク千葉県の仲間たち数名と埼玉県へ。

視察の目的は2カ所。
まずは、埼玉県男女共同参画推進センター(さいたま市)








この施設がどこにあるのかというと、
さいたま新都心駅から徒歩5分ほど、公立学校共済組合が運営する瀟洒なホテルの3・4階
要するにこれは、昨今注目を浴びている官民複合施設ですね。
これが15年も前に出来ていたなんて、ちょっと驚きでした。

そしてもう一カ所は、ふじみ野市役所
こちらはガラッと変わって「住民参加型の防災訓練について」、危機管理防災課の職員の皆さんからお話を伺いました。

災害対策室にて


市原市もそうなんですが、一般的に自治体が開催する大掛かりな防災訓練(総合防災訓練)って、
予めシナリオが組まれていて、消防車や自衛隊のパフォーマンスがあったりして、見栄えはいいけれどあまり実践的ではありませんよね。

ふじみ野市では、東日本大震災をきっかけに、この従来の「展示型」の防災訓練から地味だけれども「実践的」な防災訓練へと転換を図りました。
この転換の原動力は、やはり市長のリーダーシップと職員の熱意。
市長は毎年市内の54町会を全て回ってタウンミーティングを開き、住民と意見交換をしているのだそうです。
ふじみ野市では、自主防災組織の組織率も100%
市長だけではなく担当職員も相当地域に足を運んでいなければ、この数字にはならないと思います。

自主防災組織への補助金に関する資料を下に、家に帰って予算書を見比べてまたビックリ。
ふじみ野市は、人口・財政規模ともに市原市の約三分の一強にもかかわらず、補助金の予算は市原市の2倍もあるのです。
ふじみ野市が住民の防災意識の醸成にいかに力を入れているかが、このことからもよくわかります。

写真は、危機管理防災課の窓口にて。説明してくださった職員の皆さん。

カウンターの防災グッズの展示もいいですよね(^.^)

市役所庁舎入口にて、ふじみ野市のキャラクター「ふじみん」の前で。
左から四街道市の大越とみ子市議、山本友子県議、私。


それから、もう一つ感心したこと。これは家に帰ってから気付いたのですが・・・
頂いた資料が入れられた紙袋を見てください。


何と、ふじみんの隣に千葉県のキャラクター、我らが「チーバくん」が!
しかも防災バージョン・・・泣かせます。

たった3名の視察であったにもかかわらず、資料の中身も、私たちに配慮して丁寧に作られ、用意されていました。
来月から始まる予算議会の参考にもなったし、ふじみ野市の温かいもてなしの心にも触れることができて、大満足の視察でした。

皆さんの応援が励みになっています


千葉県市原市ランキング