販売収益を義援金として魚沼市に
JA北魚沼が被災地支援として継続して米を送っている福島県のJA新ふくしま(吾妻雄二組合長)から新潟・福島豪雨の水害見舞いとして特産の桃1トンがJA北魚沼に届けられ、この桃を販売した収益が8月22日、義援金として魚沼市に贈られた。
JA北魚沼では、東日本大震災の発生により緊急支援物資として1世帯3kgの玄米の無償提供を組合員に呼びかけ、集った米を精米しJA新ふくしまに継続して届けている。また、出荷制限や風評被害を受けている福島県産の野菜を応援しようと、米を届けた際に野菜などを買い付け、帰りのトラックに積んで直売所で販売する応援セールを4月から定期的に実施している。
この協力関係から今回の豪雨災害で大きな被害を受けた魚沼市民とJA北魚沼へとJA新ふくしまから福島県特産の桃1トンが届けれられたもので、JA北魚沼ではこの桃を直売所「うおぬま百菜花ん」で特売し、その収益を豪雨災害の義援金として魚沼市に届けた。
この日はJA北魚沼の坂大貞次経営管理委員会会長らが市役所を訪れ、大平悦子市長に義援金20万円を手渡した。
大平市長は「震災の被災地から支援をいただき、申し訳ないよう。これからもお互いに被害があった地域として協力していきたい」と話し、坂大会長は「今月は桃、これからは梨、リンゴと、こちらに無い農産物を直売所で販売し支援していきたい」としていた。