暮らしに密着した医療を
魚沼地域の医療再編により県立小出病院に代わって整備された魚沼市立小出病院が6月1日に開院した。
この日の朝には関係者が出席して開院式が行われた。式ではまず、大平悦子市長が「病院は、今までよりも縮小されましたが基幹病院と連携しながら地域の医療を担います。東病棟が取り壊されるまでもう少し時間がかかります。玄関からの距離があり非常にご不便をおかけしますが、皆さんからご理解をいただいて取り壊しまでの間、ご協力をいただきたい。布施院長はじめスタッフがチーム一丸となって病院を支え、私共行政も小出病院を支えていく覚悟です」とあいさつした。
続いて大平市長、病院を運営する魚沼市医療公社の庭山昌明理事長、布施克也院長によりテープカットが行われ、開院が祝われた。
市立小出病院は一般病床90床。平成28年4月から療養病床44床を増床の予定。診療科は内科、神経内科、小児科、外科、心臓血管外科、整形外科、泌尿器科、産婦人科の8科。
開院にあたり布施院長は「本当にたくさんの方が色々なことで助けてくださり、この日を迎えられてうれしく思っています。小出病院では暮らしに密着した医療を提供したい。一般病床90床でスタートしますが、地域の方々が在宅で療養されるベッドも私たちがケア出来るようにしたい。急性期とか集中治療が必要な方は基幹病院が診てもらい、急性期を脱した患者さんは小出病院が入院、在宅でもケアできるという医療をこれからつくっていきたい」と話していた。