「わたしの主張」地区大会
小千谷市、魚沼市の中学生が、日ごろ考えている清新かつ建設的な意見を発表する平成22年度「わたしの主張」小千谷・魚沼地区大会(魚沼地域振興局健康福祉部ら主催)が8月18日、小出郷文化会館小ホールで開催された。
大会では、各中学校から選ばれた代表11人が、部活動を通して努力の大切さを学んだことや、左利きや障害者に対する配慮の必要性、ツバメの巣作りを通じて生き物と人間の共存できる社会になってほしいと思ったことなど、自分が日ごろ思っている主張を堂々と発表した。
審査の結果、「江戸しぐさを現代へ」と題して、「『江戸しぐさ』にあるような『他人を思いやる精神』というものを多くの人が意識すればするほど、誰かが不快な思いをする事が減り、逆に温かい気持ちになる人が増えてくると思います。機械で何でも出来てしまう今だからこそ、もう一度コミュニケーションの大切さを見直し、その原点である『江戸しぐさ』のような文化を受継いでいきませんか」と発表した守門中学校3年生の田野邉果穂さんが最優秀賞に選ばれた。
また、優秀賞には「左利きの私からみた世の中」という課題で発表した広神中学校2年生の渡部麻里さんと、「今私達にできること」と題して発表した小千谷中学校3年生の星朋華さんが選ばれた。
最優秀賞に選ばれた田野邉さんは9月25日、新発田市民会館で開催される県大会に出場する。