天候に恵まれ奇祭賑わう
魚沼市小出の奇祭「しねり弁天たたき地蔵」が今年も6月30日、諏訪町の弁天堂と小出稲荷町の地蔵様を中心ににぎやかに行なわれた。
一夜限りの無礼講。この夜だけは「しねり弁天!」と声をかければ、男性が女性をしねって(つねる)よく、「たたき地蔵!」と叫べば女性が男性を叩くことができる奇祭。今年は天候に恵まれたことや日曜日ということから例年を上回る賑わいとなった。
本町通りなどは午後3時から車両通行止めとなり、サカキヤ前交差点では小出小学校2年生によるヒップホップダンス、キッズミュージカルのパフォーマンス、フラダンス、お笑いライブなどが行われた。
夕闇がせまる頃になると年に一度の無礼講もいよいよ本番。お囃子や踊り手を伴った長さ2・3mのご神体が繰り出し、元気のよい踊りがまつりを盛り上げる。
まつりのクライマックスは新婚夫婦を乗せたご神体が弁天様に突入する「金精様の婿入り」となり、今年は高橋雄大さん・○○さん、須田○○さん・○○さん、目黒○○さん・○○さんの3組が参加。
新婚さんの乗ったご神体が大しめ縄をくぐると周りからは拍手があがり、まつりは最高潮に達した。
また、まつりを締めくくる副賞付きの御神木とご利益札入りの福餅まきも盛り上がっていた。