任意満了の魚沼市長選挙
11月27日告示、12月4日投開票される魚沼市長選挙に立候補の意向を示していた元魚沼市議の佐藤雅一氏(65)が9月1日、魚沼市内で記者会見を開き、市長選に出馬することを正式に表明した。
佐藤氏は「魚沼市が閉塞感を持っており、市役所と市民との溝が深くなっている。市民と対話をしながら進めていかなければならないことを常々考えていた。これを打開するには新たな風を市役所の中に吹き込まなければならない。人口減少に歯止めをかけるには地域全体が一体となって取り組まなければならない。市役所全体が市民に寄り添って、市民の意見を聞いて対話をしながら行政運営をしていくのが、これから求められる姿だと思っています」と出馬の理由について語った。
また政策については「特に力を入れなければならないのは、若い世代が生活できる基盤づくり。この地域には温泉、自然など大きな財産があるので、これを活用しながら地域の産業が活性化するように行政運営をしたい。庁舎については、既存庁舎を活用することによって、現在の計画の60%くらいにコンパクトにできると思う」と語った。
佐藤氏は、昭和52年に小出郷広域事務組合の職員となり広域振興課長、総務課長など歴任。平成21年から1期4年、魚沼市議を務めた。小出高卒。魚沼市小出島。
魚沼市長選挙については現職の大平悦子氏が6月の市議会一般質問で、3選を目指して出馬を表明しており、現職と新人の一騎討ちの様相を呈してきた。