興奮鎮める冷静な対応を
魚沼市本町の第四銀行小出支店(高島正樹支店長)と小出警察署では2月14日、強盗模擬訓練を実施し日頃の防犯体制を再確認した。
訓練では、小出署員が扮した2人組の犯人が刃物ガソリンを持って行内に侵入、一人が窓口の客に刃物を突きつけ、もう一人がガソリンの入ったペットボトルとライターで行員を脅し「動くな。金を出せ。人質の命は無いぞ」と現金を要求、行員が現金をバッグに入れて渡すと「少ない」と再度要求して、渡されたバッグを持って逃走した。
訓練終了後は、行員がロビーに集まり身長や服装、年齢など犯人像を確認した。
小出署の大島修平生活安全係長からは「事件の際には人の命を最優先に対応し、その中で長く時間を稼いでもらいたい。犯人の興奮を鎮めるよう冷静に対応してほしい。今日の訓練の時間があれば警察が周りを囲める体制にある。自分で捕まえるのではなく、警察が捕まえられる情報提供をお願いしたい」と対応のポイントが説明され、高島支店長は「日頃の防犯体制をきちんと作るとともに、事件の際には冷静に対処し、生命第一でお客様を安全に誘導したい」と話していた。