広神西小学校の4年生
広神西小学校の4年生が6月25日、学区を流れる破間川にアユの稚魚を放流した。
同校の4年生は総合学習で川の学習を行なっており、アユの放流は、その一環として魚沼漁業協同組合の協力を得て毎年行なわれているもの。
同組合員で東中の阿部晴一さんを招いて事前学習を行った子どもたち。この日は4年生34人が広神中学校近くの破間川右岸を訪れた。放流ではまず、稚魚を運んできた阿部さんから「川の深いところには絶対行かない。あわてないで落ち着いて放流してください」と注意事項を説明され、児童たちは持ってきたバケツに稚魚を入れてもらい破間川へと放していった。
この日、児童たちが放流した稚魚は約3000尾。体長が10数センチにまで育った大きなもので、川に放されて元気に泳ぎだすアユを、子どもたちは目で追いながら「かわいい」、「元気でね」と声をかけていた。
担任の湯本洋子教諭は「子どもたちは川遊びや山登りなどの自然体験の機会が少ないので、体験することで環境を学び、魚沼を誇りに思う子になってもらいたい」と話していた。