列車内の不審者確保に協力
上越線の列車内で迷惑行為を行った不審者の確保に協力した小出高校の生徒に３月１日、ＪＲ東日本新潟支社運輸部長より感謝状が贈られた。
感謝状を受けたのは同校３年生の南雲湧成さん（18・湯沢町）。南雲さんは今年１月10日、通学のため乗った列車内で、許可無く女子高校生の写真を撮影するなど迷惑行為をしている不審者を発見。女性の車掌が注意しても止めず、逆に車掌に殴りかかろうとしたため南雲さんが止めに入るとともに、一緒に浦佐駅で降りて駅員に不審者を引き渡したもの。
この日は松橋賢一運輸部長が同校を訪問し、南雲さんに感謝状を手渡した。
感謝状を受けとった南雲さんは「最初は友だちと、関わらないようにしようと話していたが、女子生徒の中に弟の同級生がいて不快な気持ちになり、怖かったが殴られる覚悟で対応した。危ないので今度はひとりではやらない」と話していた。
松橋部長は「みんな無事でケガ人もなかった。話術や態度で不審者をあまり刺激しなかったのがよかった。社員を代表してお礼を申し上げたい」と南雲さんの冷静な対応を称え、同席した中嶋郁雄校長も「立派な行動だったね」との言葉が贈られていた。
