飲酒運転の根絶を
飲酒の機会が多くなる年末の飲酒運転を防止しようと、魚沼市交通安全協会と魚沼市、小出警察署では、管内の飲食店を訪問し、飲酒運転撲滅への協力を呼びかける活動を12月10日に実施した。
この活動は、11日から20日まで「冬の交通事故防止運動」が実施されるのに合わせて行われたもの。管内の飲食店を協会員と市職員、署員がいっしょに訪問し、チラシ、ポスターなどを配布して、酒を飲んだ人が車を運転して帰ることのないように、店の人からも気をつけてもらうよう呼びかけた。
広神コミュニティセンターで行われた出発式では交通安全協会の貝瀬甲一会長が「まだ飲んで運転している人がかなりいると思われる。飲食店をまわって声をかけることで少しでも減らしたい」とあいさつ。大平悦子市長が「市内の飲酒運転による事故が増えています。皆さんの努力が店や地域の方に届いてほしいと思っています」と協力を呼びかけた。
式の最後には参加者を代表して交通安全協会小出支部長の岡部清太郎さんが「飲酒運転は絶対しない。また、運転する人に酒を提供しないよう、これから飲食店を訪問し、飲酒運転根絶を呼びかけてきます」と出発にあたっての決意を述べた。
この後は参加者が3、4人の班に分かれて出発。参加者は市内の飲食店約180店を訪問し酒運転根絶への協力を呼びかけた。
このうち大平市長、貝瀬会長、腰越正明署長の訪問を受けた中島新田の桜井君夫さん(60)は「お酒を出す時は、飲まないで運転する人がいるかなど確認してから出すようにしています。飲酒運転はなくなってほしい」と話していた。