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新潟県・福島県豪雨のまとめ

2011-08-06 | 7.28-30新潟県福島県豪雨魚沼市関連

記録的な豪雨で甚大な被害
住家床上浸水282件、床下は935件
魚沼市


Img_8545_3Img_8577_3東北地方に停滞した前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、県内は7月28日から記録的な大雨が降り、魚沼市でも家屋の浸水や土砂災害など甚大な被害を受けた。
 魚沼市では今回の大雨で28日21時に水害対策本部を設置、内水位の上昇により浸水の危険性が高まったことにより沢田、青島、羽根川、四日町、若葉町に避難勧告を発令、29日6時には一旦、全域の避難勧告が解除された。
 しかし、雨は断続的に降り続き29日18時30分には破間川ダム越流により破間川の水位が上昇する見込みから田中、雁坂下、中島、中島新田、今泉、下倉の738世帯、2591人に避難勧告を発令、20時30分には東野名の14世帯、30人にも発令。23時25分には魚野川の水位の上昇が見込まれることから下島、堀之内宮原、竜光、四日町、羽根川、青島、佐梨明神、古新田など30地域の2767世帯、8815人に避難勧告が出された。
 さらに30日4時44分には堤防決壊のおそれから長堀新田から下流の738世帯、2591人、5時25分には魚野川沿岸の堀之内、小出地域の2024世帯、6225人に避難指示が発令された。
 市では市内の12か所に避難所を開設、30日7時の時点で514世帯、1209人が避難したほか、集会所、公民館など11か所に270人が自主避難した。避難指示、避難勧告は同日14時に解除された。
 この大雨により魚野川などが増水、川沿いの地域では支川などの水が溢れ、下島、竜光、四日町、羽根川、青島、古新田など多くの地域で冠水、長堀新田地内では破間川の堤防が決壊し下流地域が冠水、中家地内でも羽根川が破堤した。
 奥只見シルバーラインでは複数か所で土砂崩れが発生し全面通行止めとなっているほか、国道252号の末沢から福島方面、国道352号の駒の湯三叉路から福島方面が通行止めとなっている。
 魚沼市内では、山沿いの地域で土砂崩れや道路への土砂流出が多数発生し、通行止めとなった道路もあり、栃尾又温泉や大白川などが一時孤立した。
 30日には、シルバーラインと国道352号の通行止めにより奥只見地域に孤立していた宿泊客や住民ら173人が自衛隊のヘリコプター5機で湯之谷中学校まで搬送された。
 魚沼市がまとめた8月2日現在の被害状況は、人的被害が軽傷者2人。建物被害は住家の床上浸水が282件、床下浸水が935件となっているほか、公共建物の一部損壊1件、床上浸水1件、学校等の床上浸水1件、床下浸水1件、病院の床上浸水1件、社会福祉施設の床上浸水2件など。
 農林関係では水稲の冠水・浸水が市全体の作付け面のおよそ1割にあたる273ヘクタール、農業用施設の被害が364件、林道99件。商工関係では商業で111件、工業で57件とう甚大な被害となっている。


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