名工・石川雲蝶の作品見学会
江戸末期から明治にかけて活躍した彫刻師・石川雲蝶の魅力を魚沼市観光協会の「おもてなしガイド」が案内する作品の見学会が魚沼市大浦の西福寺と根小屋の永林寺で開かれる。
魚沼市観光協会が「地域の人たちから地域の魅力を再発見してもらおう」と実施する。今年度、ガイド養成講座などで雲蝶についての知識を深めてきた「おもてなしガイド」が、両寺に残る雲蝶の作品群を案内するもので、実施日時は西福寺が1月16日(13時30分~14時30分)と24日(10時30分~11時30分)、永林寺が1月17日(10時30分~11時30分)と23日(13時30分~14時30分)。
参加は中学生以上が対象で費用は各回500円。各回とも定員18人で、申し込み締め切りは各回前日の15時まで。なお、参加にあたっては実施10分前までに現地に集合のこと。問い合わせ、申し込みは魚沼市観光協会《電》025-792-7300へ。
尾瀬・魚沼ルート活性化協が講演会
自然環境を守り、地域を元気にする講演会「尾瀬から学ぶこと」が1月12日、魚沼市地域振興センター2階コンベンションホールで開催された。
講演会は、新潟県建設業協会や同魚沼支部、湯之谷温泉郷・尾瀬ルート活性化委員会、魚沼市観光協会、県魚沼地域振興局、魚沼市で構成する尾瀬・魚沼ルート活性化協議会が、建設業と地域の元気回復助成事業の一環として開いたもの。
講演会の第一部では社団法人尾瀬保護財団の安類智仁氏が「尾瀬を支える人達」と題して講演。尾瀬はどんなところなのか、尾瀬がどうやって守られているかを説明したほか、訪れる人から保護に取り組んでもらう施策も紹介し「これからの尾瀬の保護はボランティアの協力が不可欠。今後の展開として尾瀬の自然や文化、生活を楽しむことを通じて、それを守ろうと思う人を育てることが大切」と語った。
講演会の第2部では、尾瀬の木道工事をはじめ公衆トイレや浄化槽などの運転管理、メンテナンスなど総合的な環境保全のソフト事業まで事業を展開している福島県南会津町の株式会社星組の星公正社長らが「地域振興と環境保全」と題して講演。第3部では参加者による意見交換会が開かれた。
今冬の暖冬少雪の予報に反して今週もまた大雪にみまわれた。2年続きの暖冬少雪に慣れてしまったことと、長期予報では今冬も暖冬少雪と言われていただけに、久々の大雪に面食らっている▼昨年12月下旬にまとまった雪が降り、「これでスキー場は安心」と思っていたら、年末から年始にかけても雪の日が続いて、これまでに積雪はそこそこの量になっていた。しかし比較的気温は高めだったので、暖冬傾向なのかと思われていたが、今回の寒波の襲来では、気温もグッと下がり、厳しい寒さが続いた。いわずと知れた豪雪地の魚沼であり、毎年それなりの量の雪が降ることは覚悟の上であるが、一旦暖冬少雪の予報で気が緩んでしまうと、当てがはずれたような気がしてがっかりさせられてしまう▼早朝からの家の前の除雪作業、休日には屋根の雪降ろし、車を走らせても降り続く雪に道路は狭くなり、すれ違うこともままならないほど。幹線道路を選んで走れば今度はのろのろ運転、車の多い時間帯には渋滞となってしまう。ようやく目的地に到着しても雪が積った駐車場ではなかなか駐車スペースが見つからず右往左往となってしまう。ここ2年体験することの無かった豪雪地の厳しさ、不便さを再認識させられている。気象予報士の中には、今回の寒波の後は暖かくなると予想している方もあり、過ぎてしまえば「大した雪ではなかったな」となるのかもしれないが、何日も厚い雲に覆われてしんしんと雪が降り続く時は、やはり我慢を強いられることになる▼しかし、雪が止み、久々に青空が広がった時には雪国ならではの嬉しさを感じさせてくれ、美しい風景を見せてくれる豪雪地の自然。これからの時期は雪合戦大会や雪中花水祝、スキーカーニバルなど様々な冬のイベントも開催されていく。魚沼の冬は長いが、この厳しい寒さの時期を乗り切ってしまえば、楽しいことも多い。それを楽しみに今週末は除雪作業で大いに体を動かそうと思っている。
魚沼市が記録集「あの日から」発行
中越大震災から5年を経過した魚沼市では、震災発生から復旧、復興までの足取りをまとめた震災記録集「あの日から」を昨年12月に発行した。
魚沼市誕生直前の平成16年10月23日に発生した中越大震災は魚沼市にも甚大な被害をもたらした。震災記録集は、この震災に立ち向かい、復旧、復興に向けて様々な取り組みを行なってきた同市の歩みを将来に語り継ごうとまとめられたもの。
430枚あまりの写真を中心に「合併直前」「中越大震災の発生」「震災への対応」「復旧へ」「支援と心のケア」「復興の姿」「魚沼市の未来へ」「被災者たちの祈り」の章に分けて震災からの歩みを紹介。中越大震災の発生から復旧、復興、魚沼市の未来へとつながる構成となっている。
記録集は5000部が作成され、価格は1000円。市内の馬場書店、丸末書店、おかむらや書店、ヤマノブックサービス、蔦屋書店および市役所各市民センター窓口で販売されている。
非核平和都市宣言をした魚沼市
魚沼市は昨年12月1日に「平和市長会議」(会長=秋葉忠利広島市長)に加盟した。
平和市長会議は、1982(昭和57年)年6月24日、ニューヨークの国連本部で開催された第2回国連軍縮特別総会において、荒木武広島市長(当時)が、世界の都市が国境を越えて連帯し、ともに核兵器廃絶への道を切り開こうと提唱した「核兵器廃絶に向けての都市連携推進計画」に賛同する世界各国の都市で構成された団体。今年1月1日現在、世界134カ国・地域、3488都市の賛同を得ており、都市連帯推進計画に賛同するすべての都市相互の緊密な連帯を通じて核兵器廃絶の市民意識を国際的な規模で喚起するとともに、人類の共存を脅かす飢餓、貧困等の諸問題の解消、さらには難民問題、人権問題の解決および環境保護のために努力することで世界恒久平和の実現に寄与することを目的に様々な活動を行なっている。
魚沼市では昨年、「非核平和都市宣言」を採択したことから世界の恒久平和維持を目指すための一員となるべく加盟したもので、加盟にあたり大平悦子市長は「昨年、非核平和都市宣言をさせてもらい、平和推進運動を展開するために加盟しました。今後は学校教育の中でも平和な世界の実現に取り組んでいきたい」と話していた。
川口町で2月6日から「早津剛展」
震災5周年復興祈念、長岡市・川口町合併協定調印記念事業「ふるさと原風景 早津剛展」(川口町ら主催)が2月6日から川口町交流体験館「杜のかたらい」で開催される。
この展覧会は、今年3月31日に長岡市と合併することになった川口町の震災5周年と長岡市との合併協定調印を記念して、消えゆく雪国の茅葺民家を描き続けている魚沼市青島の画家、早津剛さんの作品を展示するもの。
展覧会では、100号の大作「朝日の家」「首沢の家」「辻又の家」の3点をはじめとした油絵50点と水墨画30点が一堂に展示される計画。会期は3月22日まで。
会期中には一般公募した川口町の震災、復興の写真などを展示する「震災記録写真展」(観覧無料)がホテルサンローラで、一般公募した絵画愛好者が描いた川口町の風景画を展示する「川口町を描く風景展」が杜のかたらいで併催されることになっている。
入場料は前売券が300円で、川口温泉の200円割引や、川口町商工会協力店や道の駅あぐりの里で1000円以上の買物をすると粗品がもらえるプレミアが付いている。前売券は川口町教育委員会、道の駅あぐりの里などで販売されている。
また、会場では川口町とゆかりのあった向井潤吉氏の作品と資料を展示するコーナーも設けられるほか、2月27日午後2時からは、雪をキャンバスに早津さんが民家を描くイベント「雪・墨・画」が雪洞火ぼたる祭会場(川口町運動公園・多目的広場)で行なわれる。
同展の問い合わせは川口町教育委員会・早津剛展実行委員会事務局《電》0258-89-2119へ。
受講者を募集
小出郷文化会館では日本画冬期講座を2月13日から15日までの3日間、同館で開催する。
この日本画講座は日本画家の田中博之氏を講師に迎えて開かれているもので、今回の講座のテーマは「着物人物を描く」で、着物人物の写生をもとに制作する。時間は10時から17時。
募集定員は35人で受講料は19500円(材料費含む)。
申し込み、問い合わせは小出郷文化会館《電》02579-2-8811へ。
電源開発小出電力所が寄贈
電源開発株式会社小出電力所(小山喜久二所長)では、社会貢献活動の一環としてこのほど、魚沼市の薬師スキー学校(星光一校長)に受講者用のゼッケン160枚を寄贈した。
薬師スキー学校が毎シーズン開講している「薬師子供スキー教室」は、地域のスキー愛好者約30人が講師となってボランティアで運営しているもの。保育所、幼稚園の年長児から小学6年生までを対象としており、毎シーズン定員を上回る申し込みがある。
同校の初代校長が同社の社員だったことや、現在もスクールのスタッフに同社員がいるなどの縁もあって同社から子どもたちが付けるゼッケンがプレゼントされることになった。
昨年末には、小出電力所を訪れた同校の星校長や内田幹夫事務局長らに小山所長から「JPOWER」のロゴが入った160人分のゼッケンが手渡された。
ゼッケンを贈った小山所長は「子どもたちがスキーをできる環境は大事。当社のロゴが入ったゼッケンを付けて滑ってもらえればありがたい」と話し、星校長は「ゼッケンは毎年、記念として子どもたちにあげており、ボランティアの活動なので支援していただけるのは大変ありがたいことです」とお礼を述べていた。
1月30日
魚沼市社会福祉協議会では「子ども豆まき大会」を1月30日に市内6会場で開催する。
会場は堀之内公民館、小出郷福祉センター、地域振興センター、広神コミュニティセンター、守門開発センター、入広瀬会館。
時間はいずれも10時から、対象は小学生以下。
小出高3年の岡崎友哉さん
今月24日に広島県で行なわれる「天皇杯全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」の新潟県代表選手に小出高校3年の岡崎友哉さん(南魚沼市水尾)が選出され、13日には魚沼市の大平悦子市長の激励を受けた。
岡崎さんは中学生から陸上競技を始め、今年度は県大会の5000mで連覇、北信越大会でも7位に入賞している。昨年11月に県代表メンバーに選ばれてからは週末に埼玉県で行なわれる県の合宿に参加してきた。
同大会は広島市の平和記念公園前をスタート、ゴールとする7区間、48キロで競われる。高校生区間は1区7キロ、4区5キロ、5区8・5キロで、代表メンバーには補欠も含まれていることから岡崎さんの出場はまだ確定していないが、大平市長から激励金を受け取った岡崎さんは「メンバーとしてまだ決まっていないが、初めての全国大会なので新潟の代表、小出高校の代表として全力で悔いのない走りをしたい」と大会への意気込みを語った。
大平市長からは「大会までの体調管理が大切。風邪をひかないようにして頑張ってください」と激励の言葉が贈られていた。