魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

魚沼市に求められる地域医療とは

2008-12-22 | ニュース

シンポジウムで意見出し合う

367_6725 シンポジウム「みんなで考える明日の地域医療」が12月14日、魚沼市地域振興センター2階コンベンションホールで開催され、地域医療の現状を再確認するとともに医師確保の方策や地域の課題などについて意見が発表された。
 このシンポジウムは魚沼市の地域医療を考える市民会議(関矢功会長)と魚沼市が開いたもの。
 シンポジウムでは、まず新潟大学医歯学総合病院医科総合診療部教授の鈴木栄一氏が「地域医療の現状と課題」と題して基調講演。新潟県の医療の現状を報告するとともに新医師臨床研修制度の問題点と今後について語り「多くの研修医が大都会の病院を希望しており、今の研修医の数では新潟の医師は増えていかない」と指摘し、医師確保のための新潟大学の取り組みを紹介した。
 魚沼市の地域医療を考える市民会議会長による市民会議の活動報告に続いて「魚沼市に求められる地域医療」をテーマとしたパネルディスカッションが行なわれた。
 庭山昌明氏(新潟県医師会理事)、布施克也氏(県立小出病院長)、佐藤貞一氏(魚沼市議会小出病院等対策調査特別委員長)、関矢功氏(魚沼市の地域医療を考える市民会議会長)をパネリストに、上村伯人氏(魚沼市の地域医療を考える市民会議委員)をコーディネター、基調講演講師の鈴木氏をアドバイザーに開かれたパネルディスカッションでは「医療機関完結型から地域完結型へと、地域医療の少ない地域では、地域全体で機能が欠けないようにしなければならない」「山間地では、お年寄りや車の無い人がどうやって診療を受けるかなど医療機関までの交通アクセスが課題となっている」「住民みんなの協力がなければ医療の再編はできない。魚沼市全体の合意をどう形成していくかが大事」などの意見が出されていた。


魚沼の方言をかるたに

2008-12-22 | お知らせ

市民らに作品を募集

 長い間魚沼地域で使われてきた方言を残し、次世代に伝えていこうと魚沼市文化協会では震災復興祈念「魚沼方言かるた」を作成することになり、市民らにかるたに使う「句」や「言葉」を募集する。
 方言かるたは、読み札の言葉を広く市民から募集し、絵札は小出郷文化会館の日本画講座の講師を務めている田中博之氏に依頼して制作する計画。
 かるたの言葉は、魚沼市在住、魚沼市出身または魚沼市内に勤務している人を対象に募集される。「とり追いの 歌も吹っ飛ぶ ごうっぷき」のように、魚沼地方の方言を使って、震災や地域の伝統行事、または地域の伝説にちなむ句や言葉を応募してもらうもので、五・七・五を基本とし、字あまり、字足らずも可。
 応募は五十音一文字につき2点以内とし、未発表のものに限る。所定の応募用紙に氏名、年齢、住所、電話番号と作品を記入し平成21年2月20日までに〒946-0023新潟県魚沼市干溝1848-1小出郷文化会館内魚沼市文化協会事務局《電》025-792-8811、FAX025-792-6776へ直接、または郵送、FAXで申し込むことになっている。
 同かるた作成委員会で審査を行ない、採用作品には5000円分の図書券、次点作品には2000円分の図書券が贈られる。応募用紙は市内の学校を通じて子どもたちに配布されるほか、全戸に配られることになっており、文化協会では多数の応募を呼びかけている。