魚沼市議会が条例案を可決
魚沼市議会は六月定例会最終日の7月11日、同市議会の議員定数を現行の26人から2人削減し24人にする条例案を賛成多数で可決した。
同市議会では今年、議員定数調査検討特別委員会を設置して、議員定数についての調査、検討を行なってきた。7月2日日に開かれた特別委員会では各会派、個々の考え方が示されたが、意見集約までには至らず、議員個々の判断に任せることになり11日の本会議を迎えた。
本会議では「県内では魚沼市以外の全部が(定数の)上限を下回っており、人口が減少している現状からも削減は止むを得ない。しかし一挙に6人、8人と減らすわけにはいかないので22人が適当」と4人削減する条例案と、「今の魚沼市では一概に4人削減は無理。合併後間もなくまだ安定していない状況から2人削減にすべき」と2人削減の条例案の2つの条例案が議員発議により提案された。
討論では「議会の機能と役割を高め、住民の期待に応えることが望まれている。今の議会に何の支障も無いのに減らす必要があるのか」と削減に反対する意見も出されたが、採決の結果4人削減の条例案は賛成少数で否決され、2人削減の条例案が賛成多数で可決された。
新しい議員定数24人は来年夏に予定されている次期市議選から適用される。