干溝歌舞伎愛好会
魚沼市の干溝歌舞伎愛好会は1/28干溝集落センター
やまびこで新年会を開き、昨年から稽古を続けていた「寿
式三番叟」を地域住民に披露した。三番叟はもともと能の
「翁」、能狂言の「三番叟」にあるものを歌舞伎に取り入れ
た儀式舞踊。五穀豊穣、国家安泰を祈願して踊り、足を
踏み鳴らして魔を払うため上演されてきた。同会では檜枝
岐歌舞伎で知られる福島県桧枝岐村との交流の一環とし
て昨年秋に同村を訪問して指導してもらい、その後ビデオ
を見ながら稽古を重ねてきていた。新年会に先立って行わ
れた発表会では、太鼓や笛、ツケ、はやしの地方(じかた)
も舞台に並び、真新しい衣装を着た立方(舞手)が力強く
舞を披露し、会場の人たちの盛大な拍手を浴びた。同会で
は今年の6月の公演の舞台清めとしてこの三番叟を上演す
ることになっている。