黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

最初の一台って大事

2012年06月19日 21時45分47秒 | Weblog
6月19日分。

 毎度。業務時間中にはあまり影響が無かったのですが、ぼちぼち台風が接近してきますなー……というタイミングでこの記事を打ち込みしています。幽霊です。まあ見事に真上を暴風域がかすめていくようなコースになりそうで、いやはや何とも。窓ガラスが破られたりしないと良いのですけれども。

 昨日に「FP QUATTORO」を選んだ理由……になっていないような記事を書きましたが、もう少し。今日のネタは、ロードバイクを買うにしても、最初の一台をどーやって選んだら良いもんか、という感じの話で。とりあえず、2012年モデルでのオススメ車種などは、私がどーこー言うよりこういった紹介サイトなどをご覧になっていただく方が良いでしょう。
 本当に一番最初のスポーツ車としてロードバイクを買うなら? というパターンが、一番悩むところだろうなーと思います。シティサイクルとスポーツ車、特にロードバイクは値段の差が凄まじいので、「何でこんなに高いの?」と思うのが当然ですし。正味、たかが自転車に何十万も金かけるなんて正気じゃねーよと思われるのもやむなし、と私も同意します。
 最上位の百万円単位のクラスになってしまうと、素人じゃ違いは分からないものだと思います。ただ、一桁万円のロードバイクと、三十万円くらいのロードバイクでは、やっぱり乗り心地に大分違いが出てくるでしょうね。ホイールとかコンポーネントとかその他諸々違いはあるのですが、何よりフレームの素材が違う、というのが一番違いとして大きいところ。
 ロードバイクのフレーム素材としては、安い順にアルミ→クロモリ→カーボンといった感じになります。クロモリのロードバイクは、正直あまり最初に買う一台でも無い気がするので、結局価格差の一番大きな所は、フレームがアルミかカーボンか、になるでしょう。アルミの方が反応がダイレクトな感じですが、代わりに路面からくる振動も直撃します。カーボンになると、扱いに注意が必要になりますが、軽い・振動吸収性が良いという利点があります。ただし、カーボンになると値段が十万円以上アップします。
 ……ちなみに、カーボンは振動吸収性が良いと言っても、サスペンションを積んでいるわけじゃないので、やっぱり振動は来ます。そこは過剰に期待しちゃいけません。そういう乗り物じゃねーからコレ、と言われるだけです。F1カーにレクサスの乗り心地を、戦闘機にファーストクラスの快適性を求めちゃ駄目よ、とかそんな表現をすれば、意図としては伝わるのでしょうか。

 私自身が今回の選定で一番悩んだのは、結局の所、用途が決まっていなかったというその一点に尽きます。スポーツ自転車の最初の一台で悩む理由も、やっぱり同じく用途じゃないかな、と思います。何となくシティサイクルじゃ物足りないけど、でもハッキリ何がしたいのか分からない……と、そんな感じじゃないかなーと。
 昨日も書いたことなのですが、ロードバイクの車種があんなにたくさんあるのは、基本的に価格帯・用途・ブランド(メーカ)の違いの三つによります。各社とも、入門用・ミドルクラス・フラッグシップモデルの価格帯を出してきますし、それぞれの価格帯の中で、用途ものんびり距離を走るのに向くのか、タイムアタック史上主義なのか、レースで速く走ることを考えるのかで、それぞれに違うモデルが用意されています。
 私が興味を持っていたFELTというメーカの場合、タイムアタック的な性格を持つ「AR」シリーズ、レース向けの「F」シリーズ、ツーリングに向いた「Z」シリーズといったような区分がありました。それぞれのシリーズの中で、コンポーネントその他の違いで価格差があるので、用途が決まって、予算が固まっていれば、用途に応じたシリーズの中で予算に応じた車種がほぼ自動的に絞られることになるわけです。後はどのメーカの物を買うか、の選択になりますね。
 レース用のフレームと、ツーリング向けのフレームとでは、全然違う代物になります。レース用の方だと、反応はより機敏になるし、ペダルを踏んだ分だけガンガン前へ走っていくでしょう。ただし、それだけ身体に負担はかかることになるし、乗車姿勢(あの特徴的な前傾姿勢のことです)がよりキツイ形になります。ツーリング向けなら、その反対。機敏な反応性よりも直進安定性が高くなって、ガンガン踏むよりは負担を減らして一定ペースで走るのに向いた感じになります。姿勢も少し楽。
 私の場合には、予算は目算が付いていたので、後の問題は用途。あまりレースに出るつもりは無かったし、果敢にスピードを求めるわけでもない。ロングツーリングしたいわけでもありませんでしたが、まあ無難に色々こなせて、性格としては楽に乗れる方向性に割り振られたフレーム……ということで、最終的に「FP QUATTORO」に落ち着いた形です。完全初心者が買う価格じゃありませんが、クロス経験者ということもあって、このくらい出して良いだろうと開き直った結果ですね。

 最後に、あくまで個人的に、カタログとかだけ見て他の車種をちょっとだけ拾ってみます。

GIANT DEFY ADVANCED3
 コストパフォーマンスではとても有利なGIANTの、コンフォート向けです。フルカーボン。一段下のランクに「DEFY COMPOSITE 」というモデルもありますが、どうせ買うならADVANCEDの方が良いのでは。初心者向けにしてはちょっと高価ですが、乗りやすそうです。私個人もコレは候補に最初入れてましたが、デザインがあまり好みではなかったので外したというオチが。

キャノンデール CAAD10 5 105
 アルミフレームの有名どころ、キャノンデールのアルミフレームのロードです。フロントフォークはカーボン。重量的にはフルカーボンに負けませんし、コンポーネントはそれなりで20万円前後ですから、買い得なのでは。踏んだら踏んだ分、応えてくれそうです。下手なカーボンを買うより、こっちのが余程良いというインプレッション記事もありました。多少提灯かもしれませんが……。

アンカー RFA5 EQUIPE
 日本国内メーカでも、ちゃんと良い物を作っていますよということで、アンカーからご紹介を。アルミフレーム、カーボンフォークという構成です。アルミのロードとしては優秀、コスパはかなり良好というインプレッション記事あり。日本人向けの形のフレームを作っている、という意味でもアンカーはお勧めできるところ。これも楽に乗れる方向性の一台です。完成車、105搭載で20万円を切る価格となります。

 ……あまり参考にならなさそうな気がしますが、今の車体以外なら、この辺から選んでいた可能性も充分あったんだろうなーと思います。

 ではでは。ひゅう、どろん。

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